坪山・三ツ森北峰・麻生山

つぼやま(1102m)・みつもりきたみね(1240m)・あそうやま(1267m)


坪山はなぜか花の山。ヒカゲツツジの旬が終われば、イワカガミが咲き始めます。
三ツ森はイワカガミが咲き始めで、どこもミツバツツジと明るい新緑がきれいでした。


2014.5.4
(日)
 八ッ田坪山四辻西原峠大寺山三ツ森
北峰
麻生山長尾根
巻き道分岐
駒宮分岐富岡
快晴  09:20着
 09:25発
10:50
11:05
11:5512:1013:05
13:20
13:50
14:00
14:35
14:40
14:5015:4516:05着
16:13発




坪山 西ルート
【坪山 西ルートへ】

上野原駅バス停は行列でしたが、54人の団体さんは別の山のようで、1台貸し切りで先発。

8:28発の小菅方面行きも、グループさんたちは別の山だったようで、坪山登山口「八ッ田」で下車したのは10人もいませんでした。

明るい春の青空。足元のニリンソウやピンク濃淡の山里の景色を眺めながら西ルートへ進みます。

植林の急登が過ぎるとヒカゲツツジが多くなりますが、すでに若葉。旬の頃はクリーム色の花のトンネルになるそうです。次のイワウチワも、すでに花は終わっています。

ヒカゲツツジは終わり
【ヒカゲツツジは終わり】
イワカガミ
【イワカガミ】

露岩が多くなり、だいぶ高度を上げた頃、ようやくイワカガミの花が見えてきました。足元を、可憐なピンクの花が飾って迎えてくれます。

と、どこからか「あれ、シロヤシオじゃない?」の声。見れば、なんと、本当にシロヤシオ!

ここでシロヤシオに会えるとは思っていなかったので、ビックリやら嬉しいやら、感激!

多くないけれど、尾根の西側にシロヤシオが咲いています。この辺の山で、これほど多くの種類の花が咲いているのは坪山だけ。改めて、小さな山だけど坪山は本当に不思議な花の山だなあと思いました。

シロヤシオ
【シロヤシオ (拡大)】

シロヤシオを見上げたり、かがんでイワカガミを愛でたり。なかなか先へ進めません。


シロヤシオ
【シロヤシオ (拡大)】

イワカガミ
【イワカガミ (拡大)】

更に登って行くと、今度はヒカゲツツジがたくさん。
5年前の4月末は数輪しか咲き残っていませんでしたが、今年は5月4日でもたくさん咲いています。


ヒカゲツツジ
【ヒカゲツツジ (拡大)】


 

フデリンドウ

イワカガミ

シロヤシオ

ヒカゲツツジ

新緑
【新緑 (拡大)】

お花地帯が終わり、露岩の多い尾根になると新緑がきれいです。

花の美しさに負けない、柔らかな黄緑色が本当に素敵。

坪山の山頂に着きました。
狭い山頂には10人ほど先客さんがいます。

立派な山頂標識の後ろには三頭山〜笹尾根がすっきり見渡せていました。

坪山 山頂
【坪山 山頂】
三ツ森方面
【三ツ森北峰方面】

簡単お昼で、すぐ先の分岐から奈良倉山方面へ下ります。最初は滑りやすい急下り。

左側はシロヤシオに透けて、権現山〜北峰の緩やかな稜線が見えています。

いったん下って、細かな急登を繰り返すと雑木林の1170mピークです。以前はフモトスミレが多かった気がしますが、今日は葉を見るのみです。

ピーク
【ピーク】

羽のようなミツバツツジの葉。 緑の妖精が光を浴びて、嬉しそうに飛んでいるみたいで可愛いです。


ミツバツツジ
【ミツバツツジ】

ミツバツツジの葉
【ミツバツツジの葉】

坪山入口
【坪山入口を振り返る】

少し下ると分岐があり、真っ直ぐは奈良倉山。
左の西原峠方面へ、トラバース道を進みます。


未舗装林道に降り立った所に手作り道標が出来て、入口が分かりやすくなっていました。

幅広林道を左へしばらく進むと西原峠で、右へ松姫鉱泉への手作り道標があります。

林道は大寺山直下まで伸びていますが、尾根伝いの方が気持ちがいいので細道へ上がりました。

西原峠
【西原峠】
新緑
【新緑 (拡大)】

尾根上は落ち葉いっぱい、新緑いっぱい。
アケボノスミレやエイザンスミレも咲いています。

大寺山まで何度か林道に出ますが、未舗装だし新緑もきれいなので楽しい林道です。

林道
【林道 (拡大)】

ニガイチゴの葉。 緑の濃淡が白い小花を引き立たせて素敵でした。

ニガイチゴ

エイザンスミレ

アケボノスミレ

フイリフモトスミレ

大寺山
【大寺山】

フイリフモトスミレをいっぱい見ながら林道を進み、小笹の細道を上がって大寺山に着きました。

誰もいない山頂で残りのお昼。坪山の先は数人にすれ違っただけで、GWとは思えない静かな山域です。

大寺山からはけっこう下ります。目の高さだった北峰がどんどん高くなってしまって、勿体ないけど仕方ない。右手には鋸尾根のデコボコが見えています。


下って登り返し、鋸尾根分岐で大月市の道標を見れば山頂はすぐです。

三ツ森北峰へ
【鋸尾根見つつ三ツ森北峰へ (拡大)】
三ツ森北峰
【三ツ森北峰】

北峰の山頂には単独さんが2名休んでいました。浅川から権現山経由で来られたとのことで、朝は見えていたらしい富士山はうっすら霞んでいて残念。

小金沢連嶺方面もちょっと霞んでいますが、ミツバツツジがきれいです。

そして楢ノ木尾根・・・ 今年こそは歩きたい!

小金沢連嶺
【小金沢連嶺方面 (拡大)】
北峰からの急下り
【北峰からの急下り】

しばし休憩後、麻生山へ向かいます。
北峰からは滑りやすい急下りなので要注意。


露岩の多い登り返しになり、足元にはイワカガミが咲き始めていました。
坪山の自生地より標高が高いので、まだ蕾がいっぱい。北側にはヒカゲツツジも咲いています。


イワカガミ
【イワカガミ】

ヒカゲツツジ
【ヒカゲツツジ】

露岩の小さなアップダウンで、尾名手峠に出ました。長尾根への巻き道が右に伸びていますが、麻生山も気持ちいいので尾根伝いに上がります。


尾名手峠
【尾名手峠】

 

マルバスミレ

ナガバノスミレサイシン

白花ナガバノスミレサイシン

ミツバツツジ

 

ほんの少し標高が上がっただけで木々は芽吹いたばかり。萌黄色の中のピンクが可愛い雰囲気です。
更に上がれば、稜線はまだ芽吹き前。 ミツバツツジのピンクが華やかに見えました。


ミツバツツジ
【ミツバツツジ (拡大)】

ミツバツツジ
【ミツバツツジ (拡大)】

旧麻生山の倒木ベンチはお気に入りですが、今日は富士山も見えないし、暑いので素通り。

少し先が麻生山の山頂です。木々に囲まれ展望はないけれど、なぜか去り難い雰囲気の山頂です。


麻生山
【麻生山】
巻き道分岐
【振り返り見る巻き道分岐】

麻生山の東にある小ピークの赤ペンキ印から右へ下れば長尾根。ちょっと急下りですが、間もなく尾名手峠からの巻き道と合流します。

南西に伸びる長尾根は明るい新緑いっぱい。気持ち良くて、何度も見上げつつ下って行きました。

新緑の道
【新緑の道 (拡大)】
可愛い野鳥
【可愛い野鳥 (拡大)】

落ち葉の中で、何かがぴょんぴょん跳ねています。そっと近づいても飛び立たず、近くには同じような鳥がいます。

何かの雛鳥でしょうか。ふっくらな羽根に包まれて、クリッとした目がとても可愛いでした。


名前通りなだらかで長い尾根は、危ない所もなく落ち葉クッションがいっぱい。
半分眠りながら歩いても転んでも大丈夫そうな、心安らぐ尾根道です。
松が増えてくると2,3度折り返し、やがて隣の支尾根へ移って行きます。


落ち葉と新緑
【落ち葉と新緑 (拡大)】

ヤマツツジ
【ヤマツツジ見つつ隣の支尾根へ (拡大)】

ちょっと開けた雰囲気になって、駒宮分岐に来ました。バス停が近い右の道へ下ります。


駒宮分岐
【駒宮分岐】
オゴシ山 見つつ
【オゴシ山 見つつ】

ヤマツツジやイカリソウなど見ながら下って行くと、山里に出ました。右のとんがり山はオゴシ山でしょうか、振り返れば三ツ森のデコボコが見えます。

くねくね道を左方向へ下り、橋を渡って上り返せば誰もいない富岡バス停に到着。ちょっと分かりにくい道で、駒宮分岐から20分程かかります。


 

アカネスミレ

ヤマツツジ

チゴユリ

イカリソウ


坪山はヒカゲツツジが見頃の4月中旬は大賑わいのようですが、GWは意外と空いているようです。イワカガミ・ヒカゲツツジが咲いていましたが、シロヤシオも咲いていたのにはビックリ感激でした。スミレも点々と咲き、三ッ森はイワカガミが咲き始めでした。北峰から先は誰にも会わず、静かな山域。稜線はミツバツツジがあちこちで咲き、終日明るい新緑に浸って、身も染まりそうな一日でした。




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