今日はいよいよ戸隠山へ登ります。蟻の戸渡りはどんな所でしょう。
鏡池の水面に映る素晴らしい戸隠連山の姿に感動し、奥社へ向かいました。
| 2013.10.14 (祝) | 民宿 りんどう | → | 小鳥ヶ池 | → | 鏡池 | → | 戸隠神社 奥社 | → | 蟻の 戸渡り | → | 八方睨 | → | 戸隠山 | → | 九頭龍山 | → | 一不動 | → | 戸隠牧場 蕎麦「岳」 | → | 戸隠 キャンプ場 | 
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| 快晴 | 05:55発 | 06:15 06:25 | 07:10 07:25 | 08:15 | 10:05 10:15 | 10:25 11:05 | 11:20 11:25 | 12:15 12:25 | 13:20 13:25 | 14:50 15:35 | 15:50着 16:13発 | 
| 快晴の朝を迎えました。民宿の朝食は7時からなので、部屋でお弁当のおにぎりを一つ頂いてから出発。戸隠神社中社の先から細道に入り、林の中をしばらく進むと道標があり、右手に小鳥ヶ池がありました。 | |
| 人影のない、しーんと静かな早朝の池のほとり。ほんのり赤く染まった戸隠山。  【小鳥ヶ池】 | |
| 林の中を更に進み、「硯石」から鹿島槍ヶ岳などの峰々を眺めて、やがて鏡池に着きました。 | |
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|  | 鏡池に見入っていましたが、そろそろ出発。 | 
| 左にある登山口を確認して奥社へ進みました。 |  | 
| 戸隠山登山口。奥社から八方睨までの岩尾根ルートを「八方睨コース」というようで、 | |
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| 色づき始めの登山道も、やがて黄葉がきれいになってきました。 | |
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|  | 少し先には「百間長屋」があり、石仏数体が祀られていました。 | 
| 西窟の先からいよいよクサリ場で、一つ一つが比較的長く急峻です。 |  【急峻クサリ場】 | 
| 周辺には真っ赤な紅葉も多く、鑑賞と注意で、和んだり緊張したりの忙しいクサリ場です。 | |
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| そして、いよいよ蟻の戸渡りです。 |  | 
|  | 最初は「蟻の塔渡り」で、てっぺんはデコボコで幅は概ね30cm~50cmくらいでしょうか。両側はすっぱりと切れ落ちているので、確かに大キレットの長谷川ピークを下るより高度感があります。 | 
| 跨いだり四つんばいになって進んだという話も聞きますが、しゃがむ方がむしろ怖そうで、ひたすら足元だけ見て一歩一歩進んで行きました。それ以上にヤセている辺りは左側に小さな足場がある所もあります。途中で巻き道から上がって来た人達と合流。この先もそのまま稜線伝いに進みますが、幅広になるので今までよりマシです。「蟻の戸渡り」は距離としては短いけれど、見た目はやはり凄い高度感なのでかなり緊張します。が、ちょっと面白いかな。ともかく無事に渡ることが出来てほっとしました。感謝。 | |
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| この先は普通の岩道ですが、右側は断崖になっているので要注意です。 | |
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| 八方睨は名前どおり八方が見渡せ、特に目の前は高妻山の端正な姿です。  【 高妻山 戸隠山 】 | |
| 山頂へ向かう途中で振り返ると、蟻の戸渡りを渡り始める白い帽子の二人組がいました。 |  | 
| 心配になり少し先でまた振り返ると下山者はもう通り抜けて消えていましたが、上で躊躇していた二人は巻き道を進み始めたようです。高所恐怖症の人なら正しい判断だと思い安心しました。 | |
|  | すると今度は単独男性が渡り始め、スルスルと軽やかに通り抜けて行きます。あの高度感が何ともない人もいるんですね~ ビックリしてしまいました。 | 
| 下に見えている筋は奥社の表参道のようです。 |  | 
|  | ちょっと上がった小さなピークが戸隠山の山頂でした。とても狭くて、道標がなければ有名な戸隠山の山頂とは思えないピークです。 | 
| この先は時々右側が切れ落ちている絶壁の道が現れるので要注意。転倒など厳禁です。 |  | 
| ギザギザの山なので、滑りやすいロープ急下りの先もアップダウンが続きます。 | |
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|  | 九頭龍山の山頂に着きました。 | 
| 下って行くと、正面にトンガリ山。地図を見れば「屏風岩」のようですが、登山道は巻かずにピークのすぐ横まで上がっていました。 |  | 
| コンクリートブロックの避難小屋が見えてきて、一不動のベンチに着きました。 | |
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|  | 下ってしばらくすると涸沢沿いの道になり、細い流れの上の木に「氷清水」の札が下がっていました。冷たくて美味しい水です。 | 
| その先はクサリ場が数回あります。ちょっと滑りやすそうな所なので、要注意。 |  | 
| 周辺を見上げれば紅葉もきれいで、水の少ない滑滝のような所もありました。 | |
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| その後は何度も沢を渡り返して下って行きます。 | |
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| 広い草地の林を過ぎて戸隠牧場に出ました。馬が草を食む、のどかな景色を眺めつつ下って行きます。
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| 蕎麦ソフトは蕎麦の実ツブツブが入ってないのが残念ですが、甘さ控えめで美味しかったです。 | |
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| どんな所かワクワク・ドキドキだった戸隠山・蟻の戸渡りは、想像以上の高度感でした。渡っている時は、精神集中でハラハラ無心。『ちょっと面白いかも』くらいでしたが、帰りの電車で思い出したら急に怖くなってドキドキしてしまいました。天気も良く展望も十分楽しめたので戸隠山は一度でいいかな。何はともあれ無事に下山できて、山の神様に感謝でした。来年は高妻山にも行ってみたいと思います。 | |