五竜岳

ごりゅうだけ(2814m)
平成25年9月27日~29日

今日は五竜岳からキレット小屋までの、初めてのコースを歩きます。
危険マークがあるのは山頂の下だけなので、あとは楽しい稜線漫歩と思っていました。


2013.9.28
(土)
 唐松山荘休憩白岳五竜山荘五竜岳北尾根ノ頭口ノ沢のコルキレット小屋
晴れ  06:05発07:35
07:40
08:10
08:20
08:25
08:40
09:45
10:25
12:30
12:55
13:20
13:30
14:45着



素晴らしい快晴の朝を迎えました。
5時からの朝食後、小屋裏のピークへ上がって御来光を待ちます。

西には、曙色に染まった美しい空。
静かに佇む厳かな剱岳。

剱岳
【剱岳 (拡大)】
御来光
【御来光】

そして東は一面の雲海です。

遠くに浮かぶ山々のシルエットの上に朝日が昇ってきました。素晴らしい朝に、ただただ感謝です。

振り返れば不帰ノ嶮も真っ赤に染まって、ちょっと凄みのある不帰ノ嶮です。

唐松岳と不帰ノ嶮
【モルゲンロートの唐松岳と不帰ノ嶮】

澄み渡った秋の空。遠く、富士山もくっきりきれいに見えて感激です。
今日はこの素晴らしい空の下を歩けるのかと思うと、本当に嬉しくて感謝。

唐松岳から見る富士山
【八ヶ岳  富士山      南アルプス  中央アルプス】

小屋に戻り、身支度して出発。五竜岳までは以前も歩いているけれど、天気がいいので初めての気分。

始めは牛首のクサリ場。赤い岩で岩角がどれも鋭い記憶だったので、今回は手袋を用意してきました。「転落注意」の急下りなので注意して下ります。


牛首
【振り返り見る牛首】

岩稜下りが終われば、あとは普通の稜線道。
左の富士山、右の剱岳を眺めながらの楽しい道です。
鞍部の小さな池を過ぎ、次の山腹道を上がれば分岐で五竜岳も目の前です。


五竜岳へ
【五竜岳へ】

五竜岳へ
【山腹道を上がれば遠見尾根分岐】

遠見尾根分岐
【遠見尾根分岐】

遠見尾根分岐に来ました。すぐ下が五竜山荘ですが、ちょっと上の白岳へ寄って行きます。


白岳は小さなピークですが展望が素晴らしく、正面に妙高方面の山々が並んでいます。
右の遠見尾根はダケカンバやナナカマドなど紅葉のきれいな尾根ですが、
数日前の寒波で上部の木々は葉が傷んでしまったのでしょうか、この辺も色がイマイチです。


白岳
【白岳から見る妙高方面】

遠見尾根
【遠見尾根方面】

戻って五竜山荘へ向かいました。
唐松山荘から前後しながら一緒だった御夫婦がコーヒーを飲んでいらしたので私も注文。インスタントですが、熱いコーヒーがとても美味しいです。

今日はキレット小屋までなので短い行程。ゆっくり味わってから山頂へ向かいました。


五竜山荘
【五竜山荘】

五竜岳は3回目。山頂近くは岩ゴツゴツですが、足場もクサリもあるので楽しい登りです。
岩陰には霜柱がありました。数日前は雪が降って、朝はマイナス6度だったそうです。
今日は風もなく、とっても穏やかな秋晴れ。 登りきったキレット分岐の奥が山頂です。


五竜岳へ
【五竜岳へ】

霜柱
【霜柱】

五竜岳山頂に着きました。360度、素晴らしい展望が広がっています。
鹿島槍ヶ岳の奥には槍ヶ岳や笠ヶ岳、正面には剱岳~毛勝三山、右に日本海がすっきり。
今日は時間もたっぷり。爽やかな空の下で、ゆっくり眺望タイムにしました。

五竜岳 山頂
【五竜岳 山頂】

北には昨日の唐松岳や、奥の白馬岳。まだ行ったことのない妙高方面。

白馬岳~唐松岳~五竜山荘
【白馬岳~唐松岳~五竜山荘         妙高方面】

キレット小屋へ
【キレット小屋へ (拡大)】

そろそろ下山。キレット小屋は鹿島槍ヶ岳の手前の鞍部にある。ということはあの雲の横辺りかな。


『天狗山荘から不帰ノ嶮・唐松岳まで、地図タイムは5時間だけれど4時間かからなかった。キレット小屋も地図の4時間はかからず3時間くらいでしょ。』と軽く考えてスタートしました。

最初は地図に書かれているとおり、砂礫の急下り。滑ったり転がったりしないよう注意して下りました。

五竜岳の急下り
【砂礫の急下り】
G4? G5?
【G4? G5? (拡大)】

一旦緩んだクサリ場から見るトンガリピーク。あれがG5でしょうか。この先もクサリの急下りが続きます。

振り返ればけっこう長いガラ岩下りでした。ここは登るのも大変そうだけれど、下るのも神経使います。

五竜岳の急下り
【ガレ岩の急下りが続く】
五竜岳~八峰キレット
【岩稜帯】

この先も思いのほか多い岩の上り下り。
概ね西側(右側)がルートで、クサリもあるのでこの辺はまだ楽しいコースです。

右手にはいつもすっきりきれいな剱岳。秋の雰囲気いっぱいのダイナミックな雲も素敵です。

剱岳
【剱岳 (拡大)】
五竜岳~八峰キレット
【岩稜帯】

アップダウンはあるものの、標高差は大きくないので、だんだん現在地が分からなくなってきました。

時間的にもう北尾根ノ頭は過ぎて、そろそろ口ノ沢のコルかな~といった気分でしたが・・・


反対側から来た人に聞けば、「もう少し先が北尾根ノ頭です。」との返事。『え~っ、まだだったの?・・・』
下って、登り返したピークから振り返ったり、反対側の低いピークを見て、『ここが北尾根ノ頭かな』
『なんだか予想以上に時間がかかったけど、まあいいか。』と、お昼にしました。


五竜岳方面
【北尾根ノ頭?から振り返る】

北尾根ノ頭
【隣のピークの方が低い】

すぐ隣の低い方のピークに「北尾根ノ頭」の手作り道標がありました。こちらの方が広めなので、山頂として休憩するには確かにここの方が適しているのかも知れません。


北尾根ノ頭
【「北尾根ノ頭」手作り道標】
口ノ沢のコル
【口ノ沢のコル】

北尾根ノ頭からハイマツの下りになり、ようやく口ノ沢のコルに着きました。鹿島槍ヶ岳が随分近い。

地図を見れば、この先ちょっと登ればあとはトラバース道。『1時間はかからないでしょ。』と、ここでもナメた予想。

短い登りと思ったその先は岩の急登で、ペンキマークもありやなしやの薄いマーク。ホントにここでいいのかな~と思いつつ登って行きました。

五竜岳~八峰キレット
【急登】
五竜岳~八峰キレット
【あの下かな・・・】

稜線に出たら、正面にピーク。『あそこをトラバースすれば小屋かな~』と思ったのですが・・・

なぜかまたクサリの急登が続くのです。時間的にもそろそろ終わりのはずなのに・・・

クサリの急登
【クサリの急登】
五竜岳~八峰キレット
【あの下かな・・・】

上がりきると、また次の高みが見えてくる。
『はぁ~? このままじゃ鹿島槍に行っちゃう・・・  私、小屋を見過ごしたの?』

『あの先かな~』と、何度思ったことでしょう。コルから1時間以上過ぎているのに、今度はハシゴです。

ハシゴ
【ハシゴ・・・】
キレット小屋
【キレット小屋】

回り込み、『次もきっと岩なんでしょ。』と思ったら、突然小屋が見えて来ました。

『やっと小屋ダ~!』 良かった、良かった。
見れば鹿島槍ヶ岳はすぐ先。本当に真下のスゴイ所に建っています。


五竜岳の下からも予想外の岩稜アップダウンでしたが、口ノ沢のコルからは『あの岩の下かな~』と何度思ったことでしょう。周辺のコースの地図タイムは緩めなのに、なぜかここだけはほぼ時間通り。甘く考えていたし、目的地の見当がつかないキレット小屋までは本当に長く感じました。

キレット小屋は営業が30日迄で、今日は30名くらいでしょうか、4畳ブースは余裕。今朝、柏原新道を上がって来たという人も多く、皆さん健脚です。

5時からの夕食後、小屋前に並んで日没を待ちました。沈んだあとの剱岳の夕焼け空が今日もきれい。

明日はいよいよ危険マークのある八峰キレットです。どんな所でしょう・・・


夕焼け空
【夕焼け空】




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