杓子山・鹿留山・石割山

しゃくしやま(1597m)・ししどめやま(1632m)・いしわりやま(1413m)


秋空の下の富士山とススキ原を見に高座山へ行き、杓子山からブナ林の鹿留山へ。
初めて歩いた立ノ塚峠から二十曲峠への尾根道も、広葉樹林が多く静かな道でした。


2013.9.21
(土)
 役場前鳥居地峠高座山大権首峠杓子山鹿留山立ノ塚峠二十曲峠石割山平野
晴れのち曇り  09:00着
 09:00発
09:2510:15
10:25
11:0011:35
11:55
12:35
12:50
13:40
13:45
14:40
14:45
15:25
15:45
16:45着
17:00発



富士山と稲
【秋色の空と 黄金色】 (拡大)

富士吉田駅から名前が変わった富士山駅。
8:40発の内野行きバスに乗り、役場前で下車したのは私だけでした。
少し引き返し、忍野小学校の横を北へ進みます。


今日は爽やかな晴天。
富士山の上に広がる高い雲と、黄金色に輝く稲田。
なんて素敵な秋景色なんでしょう〜

行く手には、カヤトの山肌の高座山。
先ずは、ず〜っと左端の鳥居地峠を目指します。

高座山
【高座山へ】
杓子山 登山口
【高座山 登山口】

次の忍野中学校の裏手から車道を上へ上へと進んで行くと鳥居地峠で、車が3台駐車していました。


右の林道を10分ほど進むと高座山の登山口です。

樹林帯を少し登って高座山のススキ原の縁に出ました。山肌全体がススキという訳ではないけれど、開放的な気持ちのいい眺めです。

杓子山へ
【高座山へ】
三ツ峠山方面
【富士山】

そして振り返れば富士山。
夏姿もそろそろ終わりですね。


足元にはナンテンハギ、ヤマハギ、タチフウロ、アキノキリンソウ、ユウガギクなど咲いていました。


野菊とススキ
【野菊とススキと】

富士山
【富士山と】

最後は滑りやすい急登。
マツムシソウがまだ咲いていて嬉しくなりました。


富士山を振り返りながら、休みつつ登って行きます。


高座山 ススキ原
【高座山 ススキ原】 (拡大)


タチフウロ

ワレモコウ

マツムシソウ

サラシナショウマ

高座山
【高座山】

高座山に着きました。今は誰もいません。
7年前の2月に来た時は富士山もよく見えていましたが、木々も伸び、この時期は半分隠れていました。

ここからは木陰の樹林帯。台風の影響で、木の葉やドングリがいっぱい落ちています。

杓子山へ
【杓子山へ】
三ツ峠山方面
【三ツ峠方面】

送電鉄塔の下からは、三ツ峠や御坂山塊がきれいに見えました。


所々岩っぽいヤセ尾根もあり、やがて大権首峠に到着。
左の林道から上がって来たのでしょうか、団体さんが休憩しています。


尾根道
【岩まじりの尾根道】

大権首峠
【大権首峠】

アキノキリンソウやノコンギクなど見ながらの急登で杓子山に着きました。

誰もいない静かな山頂。
アキアカネでしょうか、たくさん飛んでいます。
ススキと、トンボと、雲が棚引く富士山。
秋の風情の杓子山です。


杓子山
【杓子山】 (拡大)
山中湖方面
【山中湖方面】

シンボルの鐘の向こうには山中湖が見えています。

木陰でお昼半分にしていると、団体さんが到着しました。入れ違いに、鹿留山へ向かいます。

尾根にはブナも多く、個性的な大木もいます。
『クネクネ、おもしろ〜い!』と思って、撮ったこの木。後日パソコンで見たら、何故か急に「前髪クネ男」を思い出し、動画を捜して大笑い。

ご存知ない方は、こちらをどうぞ。
『八重の桜』で演じていた東大総長になる秀才と、同じ人とは思えない素晴らしい演技力です。

クネクネブナ
【クネクネブナ】

トリカブトも咲いているけれど、まだ蕾もあるのに葉が黒く変色しています。
全体が黒く焼けたようになっているものもあって、猛暑の影響かなと思いました。
でも他の山域ではきれいに咲いているようなので、ここだけ病気なのでしょうか・・・


トリカブト
【トリカブト】

鹿留山へ
【トリカブト】

群生するテンニンソウやブナ大木を見上げながら進んで行くと、右手に鹿留山が見えて来ました。


石割山と山中湖
【鹿留山へ】
富士山
【岩場から見る富士山】 (拡大)

子ノ神手前の展望岩は眺めのいい所で、富士山には小さな笠雲が浮かんでいました。


子ノ神の下の鹿留山分岐に来ました。静かで、いい山なので寄って行きます。
途中には洞のある大きなブナもあり、ここも素敵な道です。


鹿留山分岐
【鹿留山分岐】

ブナ
【振り返り見る洞のあるブナ】

鹿留山
【鹿留山】

鹿留山の山頂。
中央には主のような大木のミズナラ。

誰もいない静かな山頂で残り半分のお昼にしていると一人到着しました。入れ違いに出発。

さっきの分岐に戻り、左の立ノ塚峠へ向かいます。
途中の見晴しからは石割山や大平山、山中湖や三国山稜がきれいに見えていました。

石割山と山中湖
【石割山と山中湖】

子ノ神からはけっこうな岩場のロープ急下りが続きました。以前は登りに歩いたけれど、
ここは登った方がラクですね。その後は緩やかな木陰道が続きます。


ロープ急下り
【ロープ急下り】

木陰道
【木陰道】

立ノ塚峠
【立ノ塚峠】

見覚えのある立ノ塚峠に着きました。
時刻は2時前。
天気が崩れる心配もないし、明日も休みです。


この先はまだ歩いたことがありません。今日中に帰れればいいので、二十曲峠から石割山へも行ってみることにしました。

振り返れば、ススキの向こうに杓子山から鹿留山へのなだらかな稜線が見えています。

鹿留山
【振り返り見る鹿留山】

地図に「草原の広い道」と書かれていますが、実際は樹林帯の方が多い雰囲気です。
台風で散った葉や枝などが散乱し、チゴユリは黒い実をつけていました。


二十曲峠へ
【二十曲峠へ】

チゴユリの実
【チゴユリの実】

緩やかな高みに「加瀬山」の古い標識がありました。左の尾根へ進みます。


加瀬山
【加瀬山】
二十曲峠
【二十曲峠】

なだらかな樹林の道が続き、途中2ヵ所に内野への道が分岐していました。

やがて二十曲峠に到着。広い車道が貫いていて、思いのほか立派な峠にびっくりしました。もう霞んでいましたが、車派の方たちが富士山を見るのにぴったりの場所です。

二十曲峠から少し登ると、送電鉄塔に出ました。
あの一番奥が石割山の鉄塔のようです。

草地が多くなり、アザミやハンゴンソウなど草原の花も多く咲いていました。

石割山へ
【石割山へ】


ハンゴンソウ

レイジンソウ

キオン

ノコンギク

石割山
【石割山】

尾根の送電鉄塔のすぐ上が、石割山の山頂です。
もう3時半なので、ここも誰もいません。

富士山は雲に隠れてしまいましたが、雲間から差す光とススキが素敵。ゆっくりティータイムにしました。

山中湖
【山中湖】

あとは下るだけ。途中の石割神社で無事を感謝し、長い階段を下りて、のんびり車道を行けば平野です。


石割神社
【石割神社】

平野へ
【平野への長い階段】


高座山のススキ原は振り返り見る富士山もきれいで楽しく、杓子山〜鹿留山はブナ大木の素敵な道でした。立ノ塚峠から二十曲峠への道も予想以上に樹林帯があって新緑紅葉の頃も良さそう。所々急登があるものの概ねなだらかな稜線が続く今回のルートは、静かな尾根歩きが出来て楽しい一日でした。季節を変えてまた歩きたいと思います。




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