石裂山・月山

おざくさん(879m)・がっさん(890m)


鎖と梯子の山岳修験の山、石裂山。一度は行ってみたいと思いつつ、延び延びになっていました。
花の早い今年は、アカヤシオもそろそろ見頃になったかも知れないので出かけることにしました。


2013.4.22
(月)
 石裂BS加蘇山
神社
竜ヶ滝
休憩所
奥ノ宮西剣ノ峰石裂山月山竜ヶ滝
休憩所
加蘇山
神社
石裂BS
晴れ 曇り  08:50着
 08:55発
09:0509:25
09:35
10:1511:00
11:05
11:2511:40
12:35
13:30
13:50
14:1014:25着
14:55発



初めて日光の山へ行った時、車窓から「石裂山」の看板を見て、新鹿沼駅から行けるのだと知りました。バス時刻を調べたもののすっかり忘れていて、今年こそはとアカヤシオの咲く季節を待っての山行です。地図がないけれど、かなり整備されているらしいので鹿沼観光だよりをプリントして出発。

新鹿沼駅改札を出ると、正面がリーバス・バス停になっていました。週末平日関係なしのダイヤのようで、石裂往復は午前・午後一本ずつです。8:13発のバスに乗車。終点で降りたのは私一人でした。平日とはいえ、初めての修験者コースに誰もいないのはちょっと心細い。


加蘇山神社 社務所
【加蘇山神社 社務所】

すぐ隣に加蘇山神社社務所があり、トイレもあるので身支度。右横に延びる林道を進みます。


10分ほど歩くと駐車場があり数台停まっていました。先行者がいるようで、よかった〜


右上は加蘇山神社で、階段横には大きな石裂山コース案内板がありました。
登山口はちょっと先の右手にあったので、鳥居下で手を合わせてスタート。


石裂山入口
【加蘇山神社】

石裂山回遊登山コース
【石裂山回遊登山コース案内板 (拡大)】

沢沿いの道を進んで行くと、20分ほどで竜ヶ滝休憩所です。右下に小さな滝があるので、帰りはここで時間調整しようと思います。


竜ヶ滝休憩所
【竜ヶ滝休憩所】
月山分岐
【月山分岐】

休憩所のすぐ先が月山分岐で、周回コースの帰路はこの右から下りて来るようです。

月山分岐から左上へ登って行くと、千本かつら。
沢山の幹が真っ直ぐ伸びて、立派な大木です。

千本かつら
【千本かつら】
沢沿い
【沢沿いの道】

ハルトラノオの咲く沢沿いの道を進んで行くと途中で小沢が二手に分かれ、そのまま真っ直ぐ右手の沢沿いに進んでしまいましたが、間違い。

戻って、左手の沢沿いが正しいルートでした。

上がった所が中ノ宮で、休憩舎がありました。
杉木立の向こうに梯子のある岩場が見えています。ここからいよいよ奥ノ宮へ。

奥ノ宮へ
【中ノ宮から奥ノ宮へ】
鎖場
【振り返る鎖場】

梯子の上は鎖場です。上から見下ろすと怖い感じですが、足場はあるので気をつければ大丈夫。


その先に奥ノ宮への分岐がありました。もともとは階段の参道だったのでしょう。普通の勾配に手摺りの低い梯子が設置されているので、ちょっと不自然な四つん這いで登ることになりますが、事故が起きないよう設置されたのでしょうね。大きな岩の洞穴に祀られた加蘇山神社奥ノ宮にお参りしました。


奥ノ宮分岐
【奥ノ宮分岐】

奥ノ宮
【加蘇山神社奥ノ宮】

要注意
【要注意】

奥ノ宮の下に戻り、左へ山腹道を進んで行くと急登になり、周辺にはイワカガミ(ウチワ?)の葉が見られました。昨日の雨は、山では雪だったようでうっすら雪が残っています。

上は右側が切れ落ちているので要注意。左側を進んで行くと小さな桟橋や階段などが増えてきました。

カタクリの葉など見ながら登って行くと尾根に乗り、少し先が東剣ノ峰。アカヤシオが咲いていますが、花つきはちょっとイマイチ。でも萌黄色の木々とうっすらな雪がきれいです。


そして、ここからの急下りが要注意。
下を見ても末端が見えない梯子で、「ドキッ!」
あまり覗きこむと、眩暈しそうです。

東剣ノ峰から急下り
【東剣ノ峰から急下り】
東剣ノ峰の長いハシゴ
【見上げる東剣ノ峰の長いハシゴ】

最初の手摺りが低いので、慎重に取り付いて下りて行くと・・・なんと、途中はほぼ垂直で、びっくり〜!

一番下に下り立ち、ほっとして見上げれば、なるほど高くて要注意の梯子でした。


登り返して隣の西剣ノ峰に上がると石裂山が目の前で、ここのアカヤシオはきれいです。
右へ少し行くと展望台で、どこか分からないけど遠くの山々が見えていました。


西剣ノ峰
【アカヤシオ咲く西剣ノ峰】

展望台
【西剣ノ峰 展望台】

西剣ノ峰のハシゴ
【西剣ノ峰のハシゴも長い】

西剣ノ峰からの下りも長いけど、こちらは末端が見えるのでマシです。

登り返すと石裂山の山頂でした。ここまでは立派な道標が設置されていましたが、石裂山の山頂には標柱もなく手作り山名札が掛けられているだけでした。

周囲にもアカヤシオが少し咲き、男体山など見えていましたが、ちょっと狭いので月山でお昼にします。

石裂山
【石裂山】
月山へ
【月山へ】

木々の間から日光の白い山々や月山を見ながら、淡雪の残る尾根道を進んで行きました。イワカガミの葉が多いけれど、花はまだ先のようです。


月山の山頂に到着しました。ここにもアカヤシオがきれいに咲いています。
他にもアカヤシオの木があるけれど花つきがイマイチで、雪の上には散った花びら。
雲が増えてきたのでボンヤリですが、白くなった男体山など日光連山が見えていました。


月山に咲くアカヤシオ
【月山に咲くアカヤシオ (拡大)】

月山から見る日光の山々
【月山から見る日光の山々 (拡大)】

月山
【月山 倒れた祠】

山頂にあった祠は倒れていましたが、「月山神社本殿改修」の札が置かれていたので、今は準備中のようです。

先客の4人グループさんが出発すると、誰もいなくなりました。帰りのバスは14:55の一本だけ。時間がいっぱいあるので、ゆったりお昼です。

鳥居の先、下山もやはり急下りです。転げ落ちないように気をつけて下りました。

急下り
【急下り】
杉の葉がいっぱい
【杉の葉 チップ道】

尾根途中から右下へ植林下りになります。杉の葉がいっぱい敷き詰められたようになっていて、チップ道のように足に優しい段々下りでした。

祠の祀られた大岩を過ぎると、また岸壁の鎖場ですが、ここは短いです。咲き終わったカタクリが点在していました。

鎖場
【振り返り見る鎖場】
ハルトラノオ
【ハルトラノオ】

沢近くまで下ると、ここにもハルトラノオがいっぱい。地味な花ですが、白い小さな花が群生しているので可愛い雰囲気です。

植林を過ぎると、エイザンスミレやトウゴクサバノオなどが咲いてました。



ハルトラノオ

トウゴクサバノオ

フタバアオイ

エイザンスミレ

小さな沢を渡ると、朝に通った月山分岐です。
休憩舎の下の竜ヶ滝で、時間調整のコーヒータイムにしました。

竜ヶ滝
【竜ヶ滝】

朝と同じ道を下り、今日の無事を感謝して加蘇山神社にお参りしていきました。
両側に立つ苔むす大きな杉が素晴らしく、樹齢500年〜800年とのことでした。


杉大木
【ご神木の杉大木】

加蘇山神社
【加蘇山神社】

警告看板
【警告看板 (拡大)】

朝は気付かず通り過ぎてしまいましたが、こんな警告看板もあり、なるほど納得というコースでした。

この年以降は本格的に整備されたようなので、現在は事故も減ったかと思いますが、慎重に歩くことは必要だと思いました。


林道を戻り、石裂バス停のある広場に着きました。古い校舎のような建物があって、周辺の草地を歩くと、足元に紫色の小さな粒々。 苔に花が咲く・・・? そんなはず、ないな〜 

屈んでよ〜く見れば、小さな小さなスミレです。
全体でも2cmくらいの、本当に小さなスミレで濃い紫色。今までに見た一番小さなスミレは裏高尾で見たヒメスミレですが、それよりもっと小さい。

帰宅後、調べてみればヒメスミレは人家周辺で咲くらしいので、これもヒメスミレでしょうか、あまりに小さくて妖精のように可愛いスミレでした。


ヒメスミレ
【妖精のような 小さな小さなスミレ】

ヒメスミレ?  群生
【ヒメスミレ?  群生】


小粒ながら急峻なアップダウンが続く石裂山は、急な梯子が多くて評判通りスリルのある、ちょっと楽しい山でした。アカヤシオは前日の雪で花が散ってしまい、花付きもイマイチで残念でしたが、日光の山々も見えて無事に歩けたので感謝でした。




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