大山・高取山・弘法山

おおやま(1252m)・たかとりやま(556m)・こうぼうやま(235m)


久し振りの大山で、帰路は長年課題だった弘法山までの南尾根を下りました。
静かな植林が続く長い尾根は、時々トレランの人が通り抜けて行きました。


2013.2.3
(日)
 蓑毛ヤビツ峠大山蓑毛越浅間山高取山念仏山弘法山権現山秦野駅
晴れ  07:45着
 07:50発
08:55
09:00
10:15
11:00
12:05
12:10
12:1513:15
13:25
14:05
14:20
15:0515:20
15:30
16:10着
16:15発



『一昨日の雨と昨日の暖風で山の雪はずいぶん減ってしまっただろうな、でも檜洞丸ならまだ残っているかも知れない。』と思い、檜洞丸の予定で家を出ました。でも車窓から見えてくる青空の下の塔ノ岳を見て『今日は展望の表尾根にしようかな〜』と気が変わり、秦野駅で下車。二日間の暖かさで道路も乾燥し、今日の7:35発のバスはヤビツ峠まで行くだろうと思いましたが、「道路凍結のため蓑毛まで」とのこと。仕方ないので、それならと一本早い7:25発の蓑毛行きに乗りました。

しかし車窓から見えてきた富士山はイマイチ霞んでいる。『富士山が見えないかも知れない表尾根・・・』と、またまた心は揺れ動きつつも、バスは蓑毛に到着。


柏木林道
【柏木林道】

とりあえず身支度して出発。
植林の柏木林道を歩きながら、ここを歩くのも久し振りだなあ〜と思いました。

沢を渡って、折り返しの急登になると、あちこち何ヶ所にも倒木がありました。いつから?去年の台風の影響?と思いながら、越えたり潜ったり。

ヤビツ峠直前までは雪もほとんどなく、泥濘もありませんでした。

ヤビツ峠へ
【ヤビツ峠へ】
ヤビツ山荘 跡地
【ヤビツ山荘 跡地】

樹間から見える遠くは更に霞んできたので、『富士山見えないなら、表尾根やめて大山にしようかな・・・』とまたまた気が変わり、ヤビツ峠直前の分岐からヤビツ山荘に上がりました。

最後にここに来たのはいつだったでしょうか、山荘はすっかりなくなって広場になっていました。


雨と暖風で殆ど消えたと思った雪でしたが、イタツミ尾根の平坦な所はまだけっこう残っていました。
降雪後は相当深かったのでしょうね。勾配のある部分は乾燥・泥濘・残雪いろいろです。


イタツミ尾根
【イタツミ尾根】

乾燥・泥濘・残雪
【乾燥・泥濘・残雪】

表参道に合流すると、こちらもまだけっこうな量の残雪がありました。日当たりがいい所は融けて、ぬかるんでいます。


表参道
【表参道】
大山 山頂
【大山 山頂】

大山 山頂。
奥の院前は、一部泥濘広場になっていました。

山頂の裏に回ると、こちらはまだ一面の残雪です。そして富士山はやっぱり見えなくなっていました。

大山 西側
【大山 西側見晴らし】

ここは丹沢が一望できて素晴らしいのですが、南から寄せてくる雲に塔ノ岳も隠れそうです。
右に見える丹沢三峰山の奥、奥多摩方面など遠くはきれいに晴れているようでした。
イタツミ尾根を登っている時からずっと、1時間以上ヘリの音が聞こえていますが、どうしたのでしょう。

丹沢一望
【丹沢一望】

大山 東側
【大山 東側見晴らし】

西側は風が冷たいので東側に来ました。
ちょっと早いけど、ベンチでお昼にします。

後ろの男性グループが「節分だから恵方巻き持って来た。何もしゃべらないで食べるのは難しいよね〜」とおしゃべりしながら頬張っています。可笑しくて笑ってしまったけど、和やかでいいですね〜

30年前、転勤に付いて一時住んだ大阪。デパ地下に積み上げられた巻き寿司が飛びように売れて行き、知らなかった私はナニゴトか!と仰天しました。当時大阪では単に「巻き寿司・丸かぶり寿司」と呼ばれていたと思います。


帰りは、時間がたっぷりあるので今日こそあの長い南尾根を下ることにします。
さきほどのイタツミ尾根分岐に戻り、表参道を下ると雪はあったりなかったり。
分岐のある16丁目ベンチ周辺は泥濘になっていて、ここからは残雪とドロドロの下り。


イタツミ尾根 分岐
【イタツミ尾根 分岐】

蓑毛越分岐
【16丁目 蓑毛越分岐】

下社分岐を過ぎると雪もなくなり、廃仏毀釈で首がなくなった石仏が並んでいます。
ベンチのある蓑毛越でしばし休憩。トレランの人が時々通り抜けて行きました。


廃仏毀釈 首のない石仏
【廃仏毀釈で首のない石仏】

蓑毛越
【蓑毛越】

すぐ先で浅間山の巻き道になるけれど、山頂に寄ってみました。三角点と電波塔があり、少し先に祠もありました。


浅間山
【浅間山】

両側が植林の広い尾根道が続きます。すっきり植林ですが展望はゼロ。
アンテナを沢山つけた高い塔のあるNHK中継所からは、左へ。


大山 南尾根
【大山 南尾根】

NHK中継所
【NHK中継所】

両側植林
【両側植林】

以前この辺りまで来たことがあるけれど、両側植林の下りがずっと続くみたいでイヤになり、蓑毛へ引き返したことがあります。


単調な植林を抜け、ようやく林道横断の所まで来ました。次の高取山が見えています。
高取山も植林の山ですが、急な直登になったので少し変化があって楽しい。


林道横断
【林道横断 向こうに高取山】

高取山への急登
【高取山への急登】

急登の先の鶴丸分岐に、オレンジ集団がいました。ハンターさんたちで、なんと足元に立派な角をした鹿の首が置かれていて、今日射止めたそうです。花や木の皮を食べてしまうので困りますが、なんとも・・・


鶴丸分岐
【鶴丸分岐】
高取山
【高取山】

雑木も多くなり、高取山に着きました。冬枯れの今は、市街や相模湾などが見晴らせます。高取山から先は歩いたことのあるルート。

この尾根唯一のロープ下りがあります。
左のピークを巻いて、右の念仏山へ。

高取山下り
【唯一のロープ下り】
念仏山へ
【常緑樹林】

植林だけでなく常緑樹やアオキなども混じる道で、小さなアップダウンがあります。


登り返して念仏山に到着。狭いながらベンチがあり、江ノ島と箱根方面がよく見えます。
奥には赤いマフラーのお地蔵様六体。手を合わせて、ベンチでティータイムにしました。


念仏山
【念仏山】

念仏山のお地蔵様
【念仏山のお地蔵様】

このルートは大山からずっと植林ですが、麓に近づくと雑木林が多くなるという普通と逆のパターンです。

念仏山は駅から駅へ3時間くらいで歩ける便利な山。ここからは時々ふらっと歩く散策コースです。


雑木林
【雑木林の尾根道】
善波峠
【善波峠】

下って行くと切り開きの善波峠で、ここにも首のない石仏が数体。道標は鶴巻も弘法山も左下を指していますが、弘法山へは左上が近道です。

雑木林やみかん畑の横を通り、緩やかな登りで弘法山に着きました。

弘法山から次の権現山・浅間山は県立自然公園に指定され、春は桜の名所になり賑わいます。

弘法山
【弘法山】
権現山
【権現山】

広い桜並木の馬場道を通って行けば権現山です。山頂は広場になっていて、展望台からは江ノ島や富士山、丹沢の表尾根が一望できます。


展望台から見るヤビツ峠や大山。高度を落としながら高取山や念仏山が続き、
右端に弘法山が見えていて、今日歩いた尾根が一望できるのは楽しいです。

中央写真
【ヤビツ峠〜大山〜高取山〜念仏山  右端が弘法山】

浅間山
【浅間山】

権現山からは急な階段道を下り、駐車場の横から登り返すと桜の多い浅間山。

あとはジグザグの急下りで、登山口に下り立ちます。車道を左へ進み、信号の一本先で大きな川沿いの遊歩道を右へ遡れば秦野駅です。



大山から弘法山へ伸びる長い南尾根。いつか歩きたいと思っていたけど『植林が続くので新緑や紅葉の頃はもったいない。冬は展望歩きがしたいし、夏に南の尾根は歩きたくない。』と、ずっと残っていた課題のルートでした。今日は寒くもなく他の山への未練もなく、気持ちよく下ることが出来て、良かったです。




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