昔はワラビいっぱいだった天平尾根の今と、紅葉のヨモギ尾根を楽しみに雲取山へ行きました。
でんでろ尾根はずっと広葉樹林やカラマツなどが続き、ワラビの原っぱはすっかり変わっていました。
2012.11.2 (金) | 鴨沢西 | → | 丹波天平入口 (親川) | → | 廃屋跡 | → | 天平尾根 | → | 丹波天平 | → | サヲラ峠 | → | 林道分岐 | → | 三条の湯 |
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快晴 | 09:25着 09:25発 | 09:45 | 10:40 | 10:57 11:07 | 11:50 12:10 | 12:55 13:05 | 14:05 | 14:50着 泊 |
平日の奥多摩駅鴨沢西行きのバスは8:42発。平日なので空いているかと思いましたが、満員で出発しました。 |
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親川橋を渡って間もなく丹波天平入口の案内板がありました。男性二人連れが先行されているので安心です。 |
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植林や雑木林を折り返しながらの急登で、山腹道になるとやがて廃屋が見えてきました。 |
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何度か敷地跡の石垣や空き瓶、トタン屋根など見て、終点の廃屋跡に来ました。 |
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やがて勾配が緩み、広い雑木林に出ました。ここも倒木があちこちに。 |
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天平尾根。地図には「でんでえろおね」と記載されていますが、若い頃はつまって「でんでろおね」と呼んでいました。名前どおりの広く平たい尾根です。 |
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途中には立派なアカマツ林もありました。 |
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今度はカラマツ林になりました。青空に向かって真っ直ぐ整然と伸びています。 |
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やがて「丹波天平」と書かれた道標が立つ丹波分岐に来ました。昔の天平尾根はワラビがいっぱいでしたが、今は落ち葉いっぱいの全く違う場所のようになっていました。 |
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左手がちょっと高くなっているので寄ってみると、三角点がありました。 |
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さっきの道へ戻り、更に進んで行きました。 |
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そろそろサヲラ峠かな~と思っても緩やかな上下の散歩道は続き、明るい紅葉も点々と見られました。 |
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やがてサヲラ峠に着きました。小さな石祠が祀られている雰囲気のいい峠です。 |
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サヲラ峠から三条の湯への道へ入ると、落ち葉が敷き詰められた緩やかな下りになりました。 |
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向こうに鮮やかな紅葉が見え、その奥に見える山はと地図を見れば、あれが奥後山でしょうか。明日はあの尾根を歩くので楽しみです。 |
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登山道は東向きに変わって、また日差しの明るい道になりました。やがて小さな道標が見えてきて、ここが林道分岐のようです。右下に続く道には「作業道」の表示がありました。 |
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進んで行くと、向こうで登山道の整備をしている最中でした。山側を削って道幅を広くし、谷側には崩落防止の石を積んでいます。作業中を有り難く通らせて頂きました。 |
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やがて見えてきた沢が権現沢でしょうか、この時期、さほど水量は多くないです。 |
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そしてまた補修されたばかりの、ほかほかの土の香りのする道が見えてきました。 |
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次の小さな沢を過ぎると、今日の宿、三条の湯が見えてきました。雲取山へは何度も行っていますが、三条の湯経由は初めてで、この宿もいつかいつかと思っていた山小屋です。 |
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宿泊手続きを済ませ一段落後、ちょっと散策。 下のテント場周辺も色づき始めていました。 三条沢には太いパイプが2本設置されています。 |
【三条沢】 |
小屋の炊事用かと思っていましたが、この山小屋の電気は水力発電とのこと。テント場にある発電小屋を見に行くと、発電機は直径20cmくらいの小さな水車(?)。一台400wの発電だそうで、2台で小屋の電気を賄っているそうです。発電機のモーター音がないので、静けさが保たれている小屋でした。 |
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そしてご飯は薪とお釜で炊いていました。 |
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ここは鉱泉の沸かし湯で、男湯女湯それぞれ別棟になっています。今日の宿泊者は全体で20数人だったので、ゆったり浸かることができました。懐かしいおこげのあるご飯や、自家栽培の無農薬野菜など食事にも心配りの山小屋でした。明日は以前から気になっていたヨモギ尾根。紅葉が見頃だと思うのでとても楽しみです。(でした・・・) |