今日はいよいよ大キレットです。お天気も良さそうだし時間もたっぷりあります。
急がず慌てず、一つ一つゆっくりこなして行こうと思います。
2012.10.9 (火) | 槍ヶ岳 山荘 | → | 大喰岳 | → | 中岳 | → | 天狗原 分岐 | → | 南岳 | → | 小ピーク | → | 大キレット 最低コル | → | 長谷川 ピーク | → | 飛騨泣き | → | 北穂高小屋 (北穂高岳) |
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晴れ | 06:25発 | 06:50 06:55 | 07:35 07:45 | 08:30 08:35 | 08:50 09:15 | 10:50 11:00 | 11:05 | 11:20 | 12:25 | 13:25着 泊 |
東の空は雲が多く日の出は雲の上からでした。 |
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幾つかあるテント場を抜けて、ひと登りすると大喰岳です。振り返れば槍ヶ岳と山荘が見えていました。 |
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下って登り返し、梯子の先の中岳山頂に着きました。笠ヶ岳方面も明るく見えています。
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中岳から下って振り返ると、人が来ました。 |
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天狗原分岐へ上がってみます。この下が天狗原でしょうか、 |
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更に進んで南岳に到着。ここからは厳しいコースになるので展望を楽しめる場所はないと思う。 【南岳から見る笠ヶ岳~槍ヶ岳 手前に奥丸山のある中崎尾根】 |
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【大キレット 展望】 |
この先は一本道なので地図もウエストポーチもザックにしまって、カメラはポッケに入れて、いざ出陣。 |
獅子鼻はルートではなく、離れた所の足元にちょっとヘンな道標がありました。 |
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梯子2ヵ所を過ぎると急勾配は一旦落ち着きます。振り返れば、『えーっ!ここの、どこを下りて来たんだろう?』という雰囲気。梯子が見えるので右半分を下りて来たようです。 |
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この先は急勾配はないものの、気の抜けない道が続きました。長谷川ピーク手前の小ピークで休憩。 |
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小ピークから下ったら「北ホ⇔ヤリ」ペンキ表示があり、そのすぐ下が最低コルのようです。 |
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次の長谷川ピーク。一ヶ所、足が届かず膝を使って登りきりました。が問題は下り。右側に足場があるように見えるけど切れ落ちているし、あの足場からでは上のクサリに手が届かない。 |
【長谷川ピーク 下り】 |
【長谷川ピークの途中から振り返る】 |
長谷川ピークの下り途中で振り返ると、ペンキマークがよく見えました。このルート、下っている時はマークが見え難いけど、振り返って仰ぎ見ると、判で押したようなきれいな丸印が見えます。 |
絶壁のような急下りはまだ続き、この長谷川ピークの下りが一番神経を使いました。 |
【まだ続く下り】 |
下りきった所に「A沢のコル」の表示。 |
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急登でも、登りの方が手がかり足がかりが見えやすいので気分的には楽です。でも、落石には注意。 |
【飛騨泣きから長谷川ピークを振り返る】 |
【この辺りが飛騨泣き?】 |
北穂高小屋の屋根が見えてきましたが、まだアップダウンは続きます。次のクサリ場にはステップも設置されていて、ここは安心でした。 |
登りルートになったので、ペンキマークもよく見えています。勾配は緩んだけれど、ここも落石地帯のようなので要注意。 |
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ようやく北穂高小屋が近づいて来ました。
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あの岩壁の人とは違うルートがあるようで、ほっとしました。こちらは格段にマシな登り。 |
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ひと休みして、すぐ上の山頂へ。 |
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夕食前、また山頂へ上がってみると、前穂高岳~奥穂高岳~涸沢岳方面が見えてきました。 【前穂高岳~奥穂高岳~涸沢岳】 |
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北穂高小屋の食堂は狭いけど、静かにクラシックが流れ、おしゃべりも楽しい夕食でした。 |
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やがて日没時間。赤く焼けることもなく、白山の横に静かに沈んで行きました。 |
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更に雲が流れ、大キレットはちょっとした滝雲ふう。自分があそこを越えてきたなんて信じられない。 |
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大キレットは、気持ちとしては槍ヶ岳を見ながら北上し、奥丸山の尾根を下りに利用したかったのですが、北上する方が難易度が高そうなので南下することにしました。一大決心して行った剱岳は整備され過ぎ人も多過ぎで、またいつか静かな時期に行きたいと思いますが大キレットは一度でいいと思いました。一部コースを外れたのではと思われる部分があり、確認したい思いもありますが、まあいいことにします。 |