御前山・馬立山・九鬼山

ごぜんやま(730m)・うまたてやま(797m)・くきやま(970m)


GW前半で山へ行けるのは今日だけなので、近場で駅から歩ける九鬼山へ行く事にしました。
スミレの多い印象でしたが随分減って、みゆき尾根も以前よりヤブっぽくなった気がしました。


2012.4.28
(土)
 猿橋駅神楽山御前山馬立山札金峠紺場休場九鬼山弥生峠合流地点禾生駅
晴れ  07:55着
 08:00発
09:0509:25
09:35
10:25
10:30
11:0011:30
11:35
12:30
13:05
13:2514:1014:35着
14:43発



高尾発大月駅行の中央線はザック姿が多いものの普段より静かで、上野原駅では大勢の人が降りました。猿橋駅で下車し、南口に下りて右へ折れます。今日は快晴。清々しい青空を見上げ、ヤマザクラや菜の花など見ながら道標に従って進んで行きました。右手には岩殿山などの低山がすっきり並んでいます。


登山口から
【登山口からの段々道】

車道のカーブ地点が九鬼山登山口。最初だけ段々道で、ヤマブキやイカリソウなどが咲いていました。


昨日の雨で新緑もいっそう瑞々しく、小鳥のさえずりを聴きながら登って行きます。
ここはヤマツツジが多く、10年ほど前に初めて来たとき、周辺は朱色がいっぱいでした。
今日はまだ蕾ですが、かなり少ない雰囲気です。今年のツツジ類はイマイチでしょうか。


新緑
【新緑】

ヤマツツジ
【ヤマツツジは蕾】

尾根に上がると神楽山の分岐です。
左へちょっと進めば神楽山で、無線アンテナが立つ狭い山頂でしたが、相変わらず見晴しは良くありませんでした。


神楽山
【神楽山】

ここからは尾根歩きが続きます。見上げる若葉が美しい。
萌え出たばかりの瑞々しい若葉が青空に映えて、可愛くてきれい。
ピンクの托葉や黄緑色の葉も光り輝いて、なんて美しいんでしょう〜


若葉
【青空に映える 若葉】

若葉
【光り輝く ピンクと黄緑】

御前山へ
【御前山へ】

足元に咲くイカリソウやスミレなど愛でながら、爽やかな青空の下を歩くのは、ほんとに気持ちいい〜

大岩の上の御前山山頂に着きました。
ここは南側の展望が素晴らしく、倉岳山〜九鬼山、その奥には道志の山々がゆったり見渡せます。

富士山も見えていますが、今日はちょっと薄雲がかかっていました。富士山の左は鹿留山で、その左が九鬼山です。

御前山から富士山
【御前山から見る富士山】

アップダウンの少ない尾根をセンボンヤリやジュウニヒトエなど見ながら進みます。
右手すぐ下には菊花山が見え、その先には花咲山や岩殿山が見えています。
奥には滝子山〜白谷丸。雁ヶ腹摺山から伸びる楢ノ木尾根がすっきり見渡せていました。

滝子山〜白谷丸〜雁ヶ腹摺山
【滝子山〜白谷丸〜雁ヶ腹摺山】

短い急登の途中に菊花山分岐があり、沢井沢ノ頭の小さなピークを過ぎると平坦な尾根道。
モミジイチゴの白い花も今日は白さが際立ち、ひらひら揺れるエレガントなスカートに見えます。


沢井沢ノ頭
【沢井沢ノ頭】

モミジイチゴ
【モミジイチゴ】

馬立山
【馬立山】

馬立山直下は痩せた岩尾根ですが、今は巻き道が一般的になっていて岩尾根はかなりヤブっぽくなっていました。

回り込んで上がった所が馬立山山頂で、ここも狭いけれど、倒木ベンチがあるので、しばし休憩。ヤマザクラや萌黄色の木々が気持ちいい。

馬立山から5分ほど行くと九鬼山・田野倉駅分岐で、まっすぐ進めば田野倉尾根ですが、道標に表示されているのは九鬼山方面のみです。

左の九鬼山への道は滑りやすい急降下なので注意して下ります。紅紫色のスミレがけっこういましたが、ビロードのような葉なのでアカネスミレでしょう、黄色のキジムシロもあちこち咲いていました。

田野倉尾根分岐
【田野倉分岐から見る九鬼山】


イカリソウ

アカネスミレ

クロモジ

ホタルカズラ

札金峠
【札金峠】

下りきった所が札金峠です。以前よりちょっと明るい雰囲気になっていたのは天気のせいでしょうか。

次の田野倉分岐を過ぎるとしばらく緩やかな道が続き、木々を透かして九鬼山が見えてきます。

明るい新緑の道はいい気持ち。

九鬼山へ
【九鬼山へ】
ヒトリシズカ
【ヒトリシズカな道】

普段は登山者も多い人気の山ですが、今日は連休初日。日帰り登山は少ないようで、まだ一人にすれ違っただけです。

ヒトリシズカが点々と咲く道を、
ひとり静かに歩きます。

聞こえてくるのは小鳥の囀りだけ。


紺場休場が見えて来ました。誰もいない紺場休場は珍しい。
右手には、高川山からむすび山へ伸びる尾根が見渡せていました。


紺場休場
【紺場休場】

高川山と滝子山
【高川山と滝子山】

紺場休場の先はスミレの多い所で、以前はエイザンスミレやアケボノスミレ、ナガバノスミレサイシンなど群れ咲いていましたが、今日はかなり少なく寂しい雰囲気になっていました。みんなどこへ行ってしまったのでしょう。

やがて山肌を大きくトラバースして隣の尾根へ移ります。ザレた場所もあるのでロープはありますが要注意です。


大きくトラバース
【大きくトラバース】
九鬼山へ
【九鬼山へ急登】

九鬼山へは緩やかな北東尾根から登ります。ミツバツツジが咲いていましたが、やはりミツバツツジも花が少なめでした。

直下は岩混じりのジグザグ急登です。

九鬼山の山頂に着きました。
さすがに山頂には人がいて、私もお昼にしました。
今日は暑いので木陰が嬉しい。


南側は植林ですが北側は大きく開け、滝子山〜雁ヶ腹摺山〜楢ノ木尾根〜三ツ森〜権現山がすっきり一望出来ます。

九鬼山
【九鬼山 山頂】


アケボノスミレ

マルバスミレ

フデリンドウ

マメザクラ

落合橋分岐
【富士見平 落合橋分岐】

九鬼山からちょっと南へ下がった所が富士見平ですが、富士山はもう雲に隠れていました。手前に落合橋分岐があります。


左へ植林を少し行くと三叉路の小ピークで、東の高畑山方面への道も伸びています。以前は「久美山」の表示があったような気がしましたが、今は分岐道標だけでした。

白色や薄紅色のマメザクラを見ながら下って弥生峠に着きました。右へ杉山新道が下りていますが、今回も真っ直ぐのみゆき尾根を下ることにします。

弥生峠
【弥生峠】
みゆき尾根
【みゆき尾根 ヤブっぽくなっていた】

1999年版のエアリアには破線もないのに、2006年版には赤実線に昇格していたみゆき尾根。2011年版では赤破線になっていましたが、確かに前回よりヤブっぽく、倒木も多くなっていました。

前回下っていたのに、ちょっと不安。初めてだったら躊躇してしまいそうな道になっていました。
しかもスミレは殆ど咲いていない・・・・

途中の道は比較的分かりやすくなっていましたが、最後の合流地点もかなりヤブっぽくなっていました。

手製道標も朽ちていて、登りに使う場合も右の道へ入るのにちょっと勇気が必要かも。植林と雑木林の境界道なので明るさはあるのですが、雰囲気がイマイチだから人気がないのでしょうか。

杉山新道・みゆき尾根分岐
【杉山新道・みゆき尾根 合流点を振り返る】
九鬼山登山口
【九鬼山登山口】

植林の中の一般道を下って行けば登山口です。あとは道標に従って禾生駅へ向かいました。


今日見かけたスミレの中で一番のスミレは、以前からの念願のこのオトメスミレ。
紫条のある色白なタチツボスミレは時々見かけますが、オトメスミレは距以外が純白。
淑やかな気品を湛えて、さりげない雰囲気でひっそり咲いていました。
ほんとになんて美しいんでしょう〜! 無垢で、凛として、ひたすら美しい。
たった一株だけでしたが、写真を見て思い出すたび、今でも幸せ気分に浸れます。


オトメスミレ
【純白】

オトメスミレ
【オトメスミレ】


九鬼山はスミレが多い印象でしたが、随分減っていました。でも念願のオトメスミレに出会えたので、とても嬉しかったです。青空に若葉も映えて、爽やかな気持ちのいい一日でした。


 九鬼山の花々




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