鍋割山

なべわりやま(1272m)


今年の大晦日も丹沢の山小屋で過ごそうと、寄から櫟山経由で鍋割山へ行きました。
元旦は予報以上に天気が回復し、きれいな富士山を仰ぐことが出来ました。


2011.12.31(土) 寄林道横断櫟山栗ノ木洞後沢乗越鍋割山
晴のち曇り  10:10着
 10:15発
11:05
11:10
12:00
12:30
12:5013:1514:30着



天気予報はイマイチだったので大晦日はどうしようか迷っていましたが、1月の連休は急遽予定が入り、前半は山へ行けなくなりました。それなら天気はどうあれ、行ける時に行かねばと思い、鍋割山荘へ予約。下ったことしかない寄ルートで行くことにしました。


新松田駅
【新松田駅から】

年末年始はバスダイヤが特別だとは思ったけれど問い合わせもせず、とりあえずちょっと遅めの9:40発で行こうと思い、新松田駅へ。

駅階段からは、きれいな富士山が見えていました。予報は良くないので、見えるうちに撮っておこう。


バス停に貼り出された時刻表を見てびっくり。12/31~1/3はかなりの間引き運転で、始発は9:40、次は12:10。なんてラッキーなんでしょう。1台後になっていたら私の足では暗くなってしまうところでした。

乗客は登山者5人で、寄からはそれぞれ出発。バス停から少し戻った所に道標があり、しばらくは茶畑の間を登って行きました。寄集落の向こうには、宮地山とシダンゴ山。

茶畑
【茶畑から振り返り見る寄】

茶畑を越えると、向こうに土佐原からの道との合流点。
その先から右上の植林へ入り、幾つか鹿柵を開閉して進みます。


土佐原分岐
【土佐原分岐へ】

右上の植林へ
【右上の植林へ】

林道横断
【林道横断】

一旦林道に出て、横断。暑くなってきてTシャツになっていたら、単独の女性トレランさんが林道を通り過ぎて行きました。

しばらくは植林の急登。右手に三ノ塔が見え、左手には檜岳山稜が見えています。分岐では展望地(県民の森)に寄らず、左の櫟山へ。

左の櫟山へ
【左の櫟山へ】
左に檜岳山稜
【左に檜岳山稜】

雑木が多くなり、左側の檜岳山稜を見ながら明るい道を進んで行きます。


勾配が緩んで、広い草地の櫟山に着きました。今日はとても穏やかな天気。
風もなく、気持ちのいい草地に寝転がって昼寝でもしたいような青空です。
隣に大倉尾根、奥には表尾根・三ノ塔が見え、相模湾もよく見渡せています。


櫟山山頂
【櫟山山頂】

相模湾
【相模湾方面】

日向ぼっこしながらのお昼を済ませ、そろそろ出発。ちょっと西側へ寄ってみたら、富士山が見えていました。櫟山から富士山が見れるとは思っていなかったので嬉しい。


櫟山からの富士山
【櫟山からの富士山】
栗ノ木洞
【栗ノ木洞】

櫟山からは植林になり、次は栗ノ木洞ですが木々に囲まれ展望はなし。三角点があるので昔は展望が良かったのでしょうね。

栗ノ木洞からはロープもある急下りになり、しばらくは明るい雑木の道を鹿柵沿いに進んで行きました。

後沢乗越へ
【後沢乗越へ】

後沢乗越が近づくと、ここからは人も見かけるようになり、
何度か下山者とも行き交いました。この先は急登が続きます。


後沢乗越
【後沢乗越】

急登
【急登】

勾配が緩むと気持ちいいブナ林になり、ロープや木道など、ずいぶん整備されていました。


ブナ林
【ブナ林】
同角ノ頭・檜洞丸
【同角ノ頭・檜洞丸が見える】

左手に同角ノ頭や檜洞丸など見えていますが、雲も広がってきました。今年最後の夕陽は無理かも・・・

鍋割山荘に到着。
宿泊手続きを済ませ、女性用の部屋で一段落。

晴れていれば鍋割山稜を散歩しようと思ったけれど曇って寒いだけなのでしばし布団の中へ。

鍋割山荘
【鍋割山荘】

今年は木の葉さんも鍋割山荘へいらっしゃるはず。そろそろ着いた頃かなと下へ降りると、既に到着されていました。同じく寄からだったそうですが、やはりバス時刻を調べてこなかったので12:10のバスになってしまったとのこと。でも木の葉さんなら速いので問題なし。


大晦日の日没は・・・
【大晦日の日没は・・・】

炬燵で皆さんとおしゃべりしつつも夕焼けが気になり、時々外へ出てみましたが、やはり今日は残念。最後まで曇ったままで、僅かに夕焼け空が見えただけでした。

ガスに覆われた訳ではないので下界は見え、大晦日の灯りが明るく見えていました。

今年は本当に色々なことがあった一年でしたが、来年は何事もなく、被災地の復興が着実に進む穏やかな年になって欲しいと思います。

大晦日の灯
【大晦日の灯】

小屋では5:30頃から食事が始まり、てんぷら、おでん、海鮮鍋など温まりながらのおしゃべり。
今夜は40人くらいでしょうか、和気藹々として、8時頃には年越しそばも配られました。
寒いけれど一昨年ほどの厳しい冷え込みにはならず月も雲間に見えたり隠れたりしていました。


鍋割山荘海鮮鍋
【鍋を囲みながら】

鍋割山荘
【鍋割山荘の大晦日】



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