三本槍・朝日岳・茶臼岳

さんぼんやり(1916m)・あさひだけ(1896m)・ちゃうすだけ(1915m)
平成23年10月17日〜18日     初日の南月山・姥ヶ平

今日は紅葉を楽しみつつ大峠に出て、那須連山の三本槍岳・朝日岳・茶臼岳を南下します。
朝はガスで真っ白でしたが徐々に雲も流れ、周辺の山々を眺めながら歩くことが出来ました。


2011.10.18
(火)
 煙草屋大峠須立山
分岐
三本槍岳隠居倉
分岐
朝日岳峰の茶屋跡茶臼岳峰の茶屋跡山麓駅BS
曇り
のち晴れ
 07:05発08:40
08:50
10:15
10:20
10:35
10:50
11:45
11:55
12:05
12:45
13:12
13:15
13:40
14:05
14:2515:05着
15:25発



大黒屋
【大黒屋】

朝になりました。
周辺の山々は霧に包まれています。
6:30からの朝食を頂き、出発。

大峠へは隣の大黒屋さんの敷地を通り抜けて行くのですが、昔ながらのしっかりした木造の建物はいかにも温泉宿といった風情です。次回はこちらにも泊まってみたいなあ〜と、キョロキョロ怪しく写真を撮りながら通り抜けさせていただきました。

すぐ先が三斗小屋宿跡・大峠分岐で、古い道標が立っています。三斗小屋宿跡は、地図に「石仏・石像など多い」と記されているので鄙びた風情が想像され、そちらもちょっと気になる場所です。

大峠 分岐
【三斗小屋温泉宿跡・大峠 分岐】
紅葉
【紅葉】

今日は最初から鮮やかな紅葉の道。
笹が多く、小さな沢を何度か渡って行きます。


赤岩沢
【第一の沢 赤岩沢】

紅葉
【紅葉】

また古い道標が現われ、分岐点に出ました。左は「三斗小屋宿跡」となっていますが地図に記載なく、こちらの道はあまり歩かれてないようです。

大峠へは右ですが、道標の文字はすっかり消えていました。


三斗小屋温泉宿跡 分岐
【三斗小屋温泉宿跡 分岐】
ナナカマド
【ガスにけぶるナナカマドの赤い実】

紅葉樹林帯が切れ、少し開けた雰囲気になってきましたが、周辺はガスでほとんど何も見えません。

イワカガミの葉やマイヅルソウの赤い実など見かけるようになり、笹の稜線の大峠に着きました。小さなお地蔵様が安置されています。

何も見えないので、周囲の笹原をぼんやり見つつ、休憩。

大峠
【大峠】

・・・・・・・・・・・・・秋いろいろ・・・・・・・・・・・・・・








ガスが流れ始めた
【ガスが流れ始めた】

歩き出してしばらくすると、だんだんガスが流れ始め、今まで真っ白だった周りの山の様子が少しずつ見えるようになってきました。山肌の紅葉も見えてきて、よかった、よかった。

大峠からは緩やかな登りがずっと続きました。所々高みになって、振り返ればここまでのトレイルが笹原の中に細い筋を描いています。

右手遠くに池が見えていますが、あれがたぶん沼原池でしょう。

青空もずいぶん広がってきて、嬉しい〜♪

前方のピークには何やら槍のような物が立っているので、『ひょっとして三本槍?』と思いましたが、ここは1826m点のようでした。地図には「鏡ヶ沼展望所」と記されていますが、北側は相変わらずガスで、鏡ヶ沼は見えませんでした。

1826m点へ
【青空の1826m点へ】
三本槍岳へ
【三本槍岳へ】

主稜線に出ました。
左に 須立山への道が伸びています。しばし休んで右に見える緩やかな山の三本槍岳へ向かいました。

三角点のある三本槍岳に到着。
ここには人がいました。
展望方位盤があり、すっきり晴れていれば、なんと、富士山も見えるようです。

三本槍岳という名に似合わず穏やかな山容なので後日調べれば、「昔、この山頂の領地がはっきりしないので、会津藩・那須藩・黒羽藩の三藩が領地を確認するため、定期的に集まって槍を立てた故事による」のが名前の由来のようです。

三本槍岳
【三本槍岳 山頂】

休憩後、三本槍岳を出発する頃には雲も流れ去って、那須岳の主稜線がよく見えるようになりました。
噴煙を上げる茶臼岳。  そのずっと右奥は日光の山並みらしいけれど、唯一登った日光白根山が
どれか同定できません。谷川岳や燧ヶ岳も見えるはずですが、そちらはまだ雲が多く見えませんでした。

朝日岳・茶臼岳方面
【三本槍岳から見る朝日岳・茶臼岳方面】

北温泉分岐へ
【北温泉分岐へ】

少し先から段々の下りになって、前方にはハイマツと笹の広い台地が広がっています。細く見えるトレイルの先、 北温泉分岐から右へ進みました。

北温泉分岐から右へ進み、清水平に来ました。
ベンチで気持良さそうに昼寝している人がいます。

清水平には短いながら木道が整備されていました。雪解けの頃は花も多そうです。

清水平から朝日岳へ
【清水平から朝日岳へ】
朝日平
【振り返る朝日平】

登り返しになって、振り返り見る清水平。
ここも紅葉がきれいだったのでしょうね。


稜線に上がると、小さなトンガリ岩峰の朝日岳や、噴煙上げる茶臼岳が目の前に大きくなりました。
茶臼岳の奥には昨日歩いた日の出平が見え、右端の人の立っている所が熊見曽根のようです。

朝日岳〜茶臼岳〜熊見曽根
【朝日岳〜茶臼岳〜熊見曽根】

石の道標に「隠居倉分岐」と記されている小ピークに来ました。地図に「熊見曽根の標識あり」と記されていますが、標識はちょっと見当たりませんでした。

曽根というのは、登山用語で石ガラガラの低く細長い尾根のことだそうです。この下の隠居倉へ伸びる尾根が熊見曽根ということでしょうか。


隠居倉分岐
【隠居倉分岐  熊見曽根?】
朝日岳へ
【朝日岳へ】

緩やかに下って、朝日岳山頂と茶臼岳の分岐に来ました。ベンチがあるのでここでお昼にします。

その前にちょっと山頂へ。


朝日岳は岩ゴツゴツの山で、狭いながらも展望は素晴らしい山頂です。
茶臼岳から右へ、雲に隠れつつも日光・谷川岳方面も見えているのでしょう。
今来た三本槍岳から稜線の奥には、流石山の稜線も見え隠れしていました。


朝日岳から茶臼岳方面
【朝日岳から茶臼岳方面】

朝日岳から大倉山・流石山方面
【朝日岳から大倉山・流石山方面】

山頂下のベンチで昼食の後、茶臼岳へ向かいます。今までとは一変して、こちらは岩稜帯。

途中にはクサリ場のトラバースやピーク越えもあり、振り返ればちょっと北アルプスふうでした。


朝日岳
【朝日岳を振り返る】
剣ヶ峰を巻いて
【剣ヶ峰を巻いて】

朝日岳を下りきって、剣ヶ峰の巻き道になると草紅葉の水平道。どんどん茶臼岳が近づいてきます。

峰の茶屋跡避難小屋に来ると、何やら大賑わい。
学校登山だったようで、ワイワイ楽しそうに整列中。
振り返れば一組ずつ下山を始めたところでした。

峰の茶屋跡避難小屋
【峰の茶屋跡避難小屋を振り返る】
茶臼岳へ
【茶臼岳へ】

平日の午後。今から登る人も少なく、静かな岩ゴロゴロを巻くように進んで行きました。


茶臼岳山頂の縁に出ました。お鉢巡りは普通に歩いても12,3分くらいでした。
那須岳神社に晴天感謝のお参りしたあと、バス時間調整のティータイムにしました。


茶臼岳 山頂
【茶臼岳 山頂】

茶臼岳神社
【茶臼岳神社から見る三本槍岳】

隠居倉や熊見曽根、左に広がる大倉山・流石山の稜線を見つつ下って行きます。
雲も高くなって、気持良さそうなあの稜線もいつか歩いてみたいなあと思いました。

大倉山〜朝日岳
【大倉山〜朝日岳】

朝日岳の山肌の紅葉
【朝日岳の山肌の紅葉見つつ】

峰の茶屋跡避難小屋に戻り、下山。朝日岳の山肌や、奥の鬼面山の紅葉を眺めつつ下って行きます。

週末の風雨でほとんど散ってしまったとはいえ、まだポツポツきれいな斜面。先週なら、どれほどきれいだったことでしょう。

中間点の標識あたりから灌木帯になり、「那須岳登山口」に下りてきました。あとは下の県営駐車場を通り抜けて、ショートカット登山道を下ればバス停です。

那須岳登山口
【那須岳登山口】


那須岳といっても三者三様。主峰「茶臼岳」は噴煙と砂礫と中腹の紅葉が美しく、「三本槍岳」はハイマツの穏やかな山容、「朝日岳」は北アルプスのような岩稜とそれぞれ個性のある山並みでした。紅葉は殆ど散ってしまったあとでしたが最盛期の見事さは想像がつき、ここはまたいつか必ず来ねばと思いました。来年は本当の東北の地図も買って、もっと北の紅葉も見に行けたらいいなあと思います。



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