白根山

しらねさん(2577m)
平成23年7月9日〜10日

湯元温泉に泊まったので、今日は白根山へ周回ルートで登ることにしました。
シラネアオイが復活しているということで、期待して登ったのですが・・・


2011.7.10
(日)
 湯元
 温泉
国境平五色山五色沼弥陀ヶ池白根山避難小屋前白根山外山
鞍部
白根山
登山口
湯元
温泉
晴れ
のち雷雨
 04:30発07:15
07:25
08:05
08:15
08:45
08:55
09:30
09:40
10:55
12:05
12:50
12:55
13:3014:0515:0015:25着
15:43発



白根山登山口
【白根山登山口】

まだ誰も歩いていない早朝の温泉街。湯元温泉バス停の北の道を西へ進むと、大きな「白根山登山口」の標識が見えてきました。

少し先が登山口で、登山届ボックスがあります。

登り始めはまだ緩やかですが、やがて急坂になってきました。道はしっかりしているので歩かれてはいるようですが、滑りやすく倒木もあり、ちょっと荒れた雰囲気。

途中の笹を刈った道はトゲトゲ茎の道で歩きにくく、刈ってない部分は笹のかぶさる細道で、露に濡れてしまいました。

急登
【笹や木の根のズルズル道】
湯ノ湖と男体山
【湯ノ湖と男体山】

標高が上がり、振り返れば湯ノ湖やポコポコした山並みが見えてきました。右端が男体山でしょう。

傍に咲く可憐なベニサラサドウダンを見上げながら休憩。

やがてダケカンバの他にシラビソなどの針葉樹も多くなってきました。

この大木は幹に白い横縞があるのでシラビソでしょうか、若葉が燃え立つように鮮やかでした。いつもはシラビソの林として見ることが多く、一本の木として見ると何やら珍しい木のように感じます。

シラビソ?
【ダケカンバと  シラビソ?】
国境平
【国境平】

長い急登でしたが、ようやく国境平に着きました。金精山への道が分岐しています。

ここからは歩きやすい道になり、少し先にはミネザクラが咲き残っていました。

この尾根はダケカンバが多く、若葉の緑が青空に眩しいほどに輝いて、とってもきれいです。

清々しいダケカンバ
【青空に清々しいダケカンバの緑】

やがて笹原の尾根になって、湯元温泉や前白根山の稜線全体が見渡せるようになりました。
帰りはあの緩やかな稜線を歩くことになるんだなあと、この時はただ楽しく眺めていました。
太郎山とか大真名子山とかいう山々も急登が続きそうで、一番奥の高い山が女峰山のようです。

湯元温泉と前白根山
【湯元温泉と午後に歩く前白根山の稜線山】

五色山
【五色山 到着】

ハクサンチドリなど見ながら笹の稜線を進んで、ケルンと道標のある五色山の山頂に到着。

向こう側に白根山が見えてきました。


五色山の山頂からは素晴らしい眺めで、目の前の白根山がとても大きい。
下の五色沼は緑がかった青の碧色で、紅葉の頃は金錦が映えてきれいでしょうね。

日光白根山と五色沼
【日光白根山と五色沼】

気持ちのいい笹尾根を進み、シャクナゲの咲く分岐に来ました。ここのハクサンシャクナゲは花びらにフリルがあって、ちょっと豪華な感じです。

シラネアオイ植生保護柵の説明板があるので左の階段を下りてみましたが、柵内に花は見えません。
3分咲きだったというのは、どの辺なのかな・・・


五色沼へ
【五色沼へ】

周辺を探しながら五色沼に下り立ちました。誰もいない、森の中の静かな池です。
シラネアオイの花は見つけられなかったけど、素敵な雰囲気の場所でした。

五色沼
【五色沼】

白根山・五色山の分岐
【白根山・五色山の分岐】

さきほど下りてきた白根山・五色山の分岐に戻って、しばし思案。

左へ行けば弥陀ヶ池方面への近道だけど、もしかしてどこかでシラネアオイを見落としていたのかも知れない。もう一度探してみようと、また右の五色山への道を上がって行きました。



柵近くを探してみたけれど、やはり花は見つけられません。残念だけど、諦めて白根山へ向かいます。



一旦下って、登り返すと五色沼からの近道と合流し、
右へ下りて行くと、ベンチのある広場に出ました。
青空と白い雲を映した静かな弥陀ヶ池が広がっています。

弥陀ヶ池
【弥陀ヶ池】


ベニサラサドウダン

ハクサンチドリ

(フリル)ハクサンシャクナゲ

イワヒゲ

弥陀ヶ池の先で、七色平からの道と合流しました。マルバダケブキやバイケイソウが群生しています。

やがてハクサンシャクナゲが多くなり、急登になってきました。コケモモ、イワカガミ、イワヒゲなど咲いています。ほんのりピンクのコケモモも可愛いけれど、純白のイワヒゲがとても素敵でした。

白根山へ
【白根山へ急登】
燧ケ岳
【燧ケ岳  丸池・菅池・弥陀ヶ池】

高度が上がり、遠くの山々がよく見渡せるようになりました。あの双児峰が燧ケ岳でしょう。分かるのはそれくらいで、雲が多くなってきて至仏山がどれかわかりませんでした。

ロープもある急な岩稜を登って、ようやくピークに立ちました。ここが白根山の山頂かと思いましたが、向こうに人が沢山いるので、あちらが山頂のようです。

静かなこちらのピークで、燧ケ岳見つつ昼食。
おにぎりや唐揚の他に飴やチーズなど入っていました。湯の家の女将さんの心遣いのようで感謝です。おにぎりは1個だけ食べて、山頂へ向かいました。

白根山
【白根山 山頂は奥】

青空がどんどん少なくなって、怪しい雲が迫ってきます。写真を撮って、そろそろ下山しようかなと思っていたら、雨が降り出しました。急ぎレインスーツを着ましたが、途中から雨足が強くなって風も出てきたので、しばし待機。山頂にいた皆さんもあちこちで大雨が過ぎるのを待っていました。そして雷も鳴り出しました。家のベランダで聞く雷は大好きですが、山の稜線では危険なので、そろそろ下山開始。


白根神社
【雲が迫る白根神社】

大雨の後
【大雨の後の白根山】

雨は小雨になりましたが、止みそうにありません。この後もずっと小雨が降り続いていました。
左手に見えてきた五色沼もガスにけぶっていて、やがて露岩混じりのダケカンバ帯の急下りになりました。


五色沼見つつ
【五色沼見つつ】

ダケカンバ帯
【ダケカンバ帯の急下り】

ダケカンバ帯にはマルバダケブキの葉やヤマガラシの花など多く、下って行くと鹿が一頭。急坂を下り立つと、草地にも仲間が数頭いました。


鹿が数頭
【鹿が数頭】
避難小屋へ
【避難小屋へ】

やがて避難小屋の赤い屋根が見えて来ました。
中にはザックや服が幾つか置いてあったので、白根山ピストンでしょうか。

避難小屋の横から登り返します。
周辺は苔むした雰囲気で、今はダケカンバが主体ですがシラビソの幼木があちこちに見られるので、いずれ混生林になるのでしょうか。

シラビソの幼木
【ダケカンバ帯のシラビソの幼木】
前白根山への道
【シャクナゲ咲く 前白根山への道】

露岩混じりを登って尾根に出ました。
前白根山への道は緩やかでシャクナゲも多く、晴れていれば展望も良さそうな稜線です。

五色沼分岐を過ぎ、広い岩の前白根山に着きました。本当はここで残りの昼食タイムの予定でしたが、白根山の大雨待機で時間がなくなり、通過します。

前白根山
【ガスの前白根山】

ガスにけぶる白根山や前白根山を振り返りつつ、ダケカンバ道を進んで天狗平に来ました。
晴れていれば楽しそうな道だったので、またいつか天気のいい日に歩きたい稜線でした。


ダケカンバ道
【ダケカンバ道】

天狗平
【天狗平】

天狗平から先はシラビソやシャクナゲが多くなり、外山鞍部に来ました。ここから左へ急下りです。


外山鞍部
【外山鞍部 湯元へ】
小雨降る急坂
【小雨降る急坂を振り返る】

道ははっきりしているので、歩かれているのでしょうが、ほぼ真っ直ぐな下り。段差が大きく、短い足にはシンドイ下りです。

途中に年配グループがいましたが、やはり苦労しながら下っている様子。「すみません、すみません」と連発しながら、先へ行かせていただきました。

下へ行くほど道は荒れて倒木も多くなり、最後は大木がまるごと道を塞いでいたので、堰堤近くまで回りこんで下って行きました。

途中に立派な石碑のような登山道標識があり、やがて白根山登山口に下り立ちました。

あとはスキー場から湯元へ。帰りは温泉で汗を流したかったけど、時間がないのでビジターセンター横の広いトイレで着替え、バス停へ。発車1分前に乗車、ギリギリで間に合いました。よかった、よかった。

白根山 登山口
【白根山登山口】


日光白根山でシラネアオイが見れなかったのは残念でした。西のロープウエイ駅周辺の散策路では植生された花が沢山見れるそうですが、やはり自然なシラネアオイが見たかったです。でも保護柵内で復活してきているようなので、いずれまた沢山見られるようになるのでしょう。湯元温泉からの南北2本の急坂は大変でしたが、国境平から外山鞍部までの稜線はいい雰囲気だったので、いつかまた季節を変えて歩いてみたいと思います。


・・・・・そして、実は、このあとが大変でした。・・・・・
この日、午後はずっと雨だったので水分や行動食など殆ど摂らず帰宅。次の朝、こむら返りを起こしてしまいました。膝横のスジと足指の攣れが少し残って痛みがありましたが放置。歩けば治ると軽く考え、翌連休にも山へ行ってしまいました。 そして一泊山行から帰宅した翌朝、今度は膝がパンパンに腫れて曲がらず「膝に水が溜まる」という面倒なことになってしまいました。こむら返りなど足が攣れる原因は水分塩分ミネラル不足とのこと、熱中症予防以外にも水分塩分補給が大事なんだと反省しました。



 白根山の花々



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