素晴らしい展望の鷹ノ巣山へ、ブナ林の稲村岩尾根から登ってきました。
帰路は榧ノ木尾根。落ち葉いっぱいの尾根歩きは至福のひとときでした。
2010.12.28 (火) | 東日原 | → | 稲村岩 分岐 | → | ブナ林 休憩 | → | ヒルメシクイ のタワ | → | 鷹ノ巣山 | → | 倉戸山 分岐 | → | 榧ノ木山 | → | 榧ノ木尾根 休憩 | → | 倉戸山 | → | 女の湯 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
晴れ | 08:35着 08:35発 | 09:30 09:35 | 10:35 10:45 | 11:15 | 11:45 12:30 | 12:50 | 13:30 13:45 | 14:10 14:30 | 14:45 | 15:50着 16:12発 |
冬になると思い出す鷹ノ巣山。今日は陽だまりいっぱいの南の尾根、榧ノ木尾根から登ろうと思いました。張り切って家を出たのに、立川駅で・・・? 今日はまだ平日ダイヤなのを忘れていました。青梅駅で20分以上の待ち合わせ。峰谷行きのバスには間に合わず、やむなく8:10の鍾乳洞行きに乗りました。 |
|
トイレを利用したいので中日原まで行かず東日原で下車。身支度して出発です。 |
|
冬の稲村岩尾根は2006年2月に歩きましたが、霜が融けて地表を滑らかに覆い、ツルツルアイスバン。滑りそうになりながらようやく尾根に乗っても、地面が凍っていてやはり滑り、懲りた経験があります。 |
|
急登続きが終わって、稲村岩分岐に出ました。 |
|
植林が多い奥多摩ですが、このルートは最初から自然林。木漏れ日の明るい尾根が続きます。 |
|
稲村岩尾根は急登続き。 |
|
稲村岩尾根は来るたびにスズタケが少なくなり尾根全体がずいぶん明るくなっています。 |
|
右手の長沢背稜やブナの大木など見上げながら、更に30分登るとヒルメシクイノタワ。休憩にいい場所ですが、時間的に「帯に短し、襷に長し」です。 |
|
鷹ノ巣山の北面直下はちょっと急。雪がついていると厄介です。まだザラザラのままだったので、登りはアイゼンなしでも大丈夫でしたが、下りではあったほうが安心かも知れません。 |
|
おぉ~~! なんて素晴らしいんでしょう! 【鷹ノ巣山 山頂からの展望】 |
|
|
|
早速西側へ。 こちらの展望も素晴らしい! 【南アルプス 雲取山~長沢背稜 遠くに浅間山】 |
|
いつまでも見ていたいけど、そろそろお昼を食べなくてはいけません。後方の笹薮近くで風を避け、コンビニおにぎりの昼食後、今日のメインの榧ノ木尾根へ向けて出発。 |
|
鷹ノ巣山や南アルプスを振り返りつつ、太陽燦々のまだら雪道を進んで行きました。 |
|
やがて倉戸山の分岐に来ました。 |
|
カラマツ・モミのふかふか落ち葉道を下って行くと水根沢林道分岐。この先からは自然林いっぱいの気持ちいい榧ノ木尾根です。 |
|
普段から静かな尾根のようですが、今日は全く人が通らず、素晴らしく静か。 |
|
細かなアップダウンの先に「榧ノ木山」の山名札がかかった山頂に着きました。木々に透けて、下に奥の集落が見えています。 |
|
榧ノ木山山頂から少し下ると分岐道標ですが、以前あった峰谷方向を示す板は切り取られていました。 ノボリ尾根は下半分が急勾配のようなので、お勧めできないという事でしょうか。 |
|
榧ノ木山を過ぎると落ち葉いっぱいの広い尾根になってきました。厚く積もった落ち葉をカサカサカラカラ鳴らしながら下って行きます。 |
|
以前はちゃんと建っていた記憶のトタン小屋。今日は崩れていました。何に使われていたのでしょう。 |
|
落ち葉いっぱい、太陽燦々。 |
|
落ち葉のふかふか布団に、 |
|
日が沈むまでこうしていたい。 |
|
緩やかに登って倉戸山に着きました。 |
|
西向きの尾根なので、太陽が傾いても明るい。少し先からは急下りになって、滑りやすいので要注意。慎重に下りました。一旦緩んでも、その先がまた急。 |
|
少しずつ左に向きを変えて行くと、下に奥多摩湖が見えて来ました。 |
|
最後は右へ折れて、奥多摩湖畔に出ました。少し進めば「女の湯」バス停。 |
|
冬の鷹ノ巣山は期待を裏切らない素晴らしい展望でした。稲村岩尾根も自然林が続くので、次回は緑の季節にまた歩きたいと思います。冷たい風があったのは鷹ノ巣山の山頂だけ。穏やかな晴天に恵まれ、落ち葉いっぱいの榧ノ木尾根は本当に満ち足りた至福の時間でした。次回は必ず芽吹きか新緑の頃に、登りに歩いてみたいと思います。 |