西丹沢らしいブナの大木に包まれた石棚山稜と檜洞丸。
今回は深山の雰囲気が漂うこの山で新年を迎えました。
2010.12.31 (金) | 箒沢 公園橋 | → | 板小屋沢ノ頭 | → | ヤブ沢ノ頭 | → | 石棚山 | → | ブナ林 ベンチ | → | テシロノ頭 | → | ツツジ新道 分岐 | → | 檜洞丸 | → | 青ヶ岳山荘 |
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晴れ | 09:35着 09:35発 | 11:20 11:30 | 12:22 | 12:40 13:05 | 13:25 13:30 | 13:40 | 14:07 | 14:25 14:35 | 14:40 泊 |
いよいよ今年もあと数日。子供達が帰って来るのは2日なので、新年はまたどこかの山小屋で迎えようかなと思っていました。そこへ木の葉さんから檜洞丸の青ヶ岳山荘の運営方針が変わったとの知らせをいただき、今年は檜洞丸で新年を迎えようと思いました。 |
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キャンプ場を過ぎ、植林を回り込んで沢を渡り、堰堤を越えて、しばらく沢沿いに進めば、尾根取り付きです。ここから1時間は急登続き。 |
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昭文社地図では「板小屋沢の頭」ピークを通っていますが、道標はピークより少し南側にあります。 |
板小屋沢ノ頭を過ぎると、細かな急坂のアップダウンで、右手に富士山を眺めながら進んで行きます。 |
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この先は露岩が多く、ヤブ沢ノ頭前後にはアイスバーンになっていると厄介な急斜面が2ヵ所あります。今日は雪が少し付いていただけで、アイゼンを着けるほどではありませんでした。小ピークを幾つか越えると、ヤブ沢ノ頭です。 |
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更に登り返して、ようやく石棚山稜に出ました。玄倉分岐の少し上に石棚山の三角点があります。 |
長い木段道を上がると、大きく撓んだ窪地に出て、周辺は「神奈川の美林100選」のブナ美林。 |
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右手に同角ノ頭から相模湾方面が見えるようになり、やがて気持ちのいいブナ林ベンチに出ます。 |
苔むした大木を見ながら、柵に沿って遊歩道のような道を進んで行きます。春にはシロヤシオやミツバツツジが咲く散歩道。テシロノ頭は道標を見て、そうかと分かるほど緩やかです。 |
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テーブル・ベンチがあるユーシン分岐ですが、現在玄倉林道は歩行者も含め全面通行禁止です。 ![]() 【御正体山~大室山】 |
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石棚山稜では誰にも会わず、やがてツツジ新道と合流しました。ここからは平坦な木道。 |
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檜洞丸山頂直下のシロヤシオの木。 |
檜洞丸山頂に着きました。 |
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早速西側の富士山が見えるベンチへ。 ![]() 【檜洞丸山頂から 富士山~大室山】 |
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山頂から少し下ると、霧氷の消えかかったブナ林の中に青ヶ岳山荘が見えてきました。 ![]() 【蛭ヶ岳~塔ノ岳】 |
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青ヶ岳山荘はとても小さな小屋ですが、雰囲気は昔の山小屋ふう。薪ストーブの横に板の間があって、炬燵があります。 |
コーヒーなど頂きながらのんびりしていましたが、いつの間にか夕暮れ。木の葉さんが気づいてくれて、慌てて外に出た時は蛭ヶ岳が赤く染まっていました。 |
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檜洞丸の山頂手前で一瞬の輝きを見たように思いますが、富士山の見える北側へ下りた時には太陽は完全に沈んでしまっていました。 |
この後、夕焼け空に浮かぶ富士山を期待してしばらく待っていましたがここは風が抜け、ひたすら寒い。 |
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でも途中で振り返ると、さっきより赤くなったような気がするので、また山頂へ。 |
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青ヶ岳山荘の食事は基本的に保存食ということで今夜はカレーでしたが、大晦日なので差し入れの鴨肉入りの年越しそばも出ました。今夜の宿泊者は管理人さん含めて10人。炬燵を囲むのに丁度いい人数で、おつまみやワインなどが回ってきて、おしゃべりして過ごしました。 |