西丹沢の北部に位置する、ひときわ大きな山容の大室山。
今回はまだ歩いたことのない道志側の茅ノ尾根から登ってみました。
2010.12.11 (土) | 久保小入口 | → | 久保分岐 | → | 休憩 | → | 大室山 | → | 分岐 ベンチ | → | 犬越路 | → | 用木沢出合 | → | 西丹沢自然教室 |
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晴れ | 08:05着 08:05発 | 09:00 09:05 | 09:50 10:00 | 11:05 11:35 | 11:45 11:55 | 13:00 13:10 | 14:00 | 14:25着 14:40発 |
12月に入り、いよいよ近郊の山にも雪が降ったようです。今まで大室山は西丹沢側からしか入ったことがなく、いつか道志側から登りたいと思っていました。本格的な雪になれば、あまりトレースの期待出来ない道志側からの登山は私には難しい。バス利用の場合、土曜日しか行けないので、風が強いとの予報だけれど思い切って行ってみることにしました。 |
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久保の吊橋には小さなトイレがありました。長い吊橋なので、ちょっと揺れます。下の道志川は水量が少なめでした。 |
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最初は潅木帯でしたが、植林になりました。 |
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久保分岐から15分ほどして、ようやく自然林になりました。日差しも降り注いで明るくなり、南側の巻き道になると少し暖かです。 |
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落ち葉いっぱいの気持ちいい尾根で、全く人の気配のない静かな道です。青い空、風に震える梢を見上げながら進んで行きました。 |
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この上はずっと自然林かと喜んでいましたが、また植林になりました。カラマツ林なので明るいけれどちょっと雑然としたカラマツ林です。 |
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気づくとトレースもいつの間にかどこかへ消えて、小さくて細長い足跡があります。シカの足跡でしょうか、付いたり離れたりしながら登って行きました。 |
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やがて全体がブナ林になり西丹沢らしい雰囲気になってきました。苔むした大木も多い。 |
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傾斜が緩んで、大室山の山頂に着きました。 |
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今日は加入道山まで行く予定でしたが、晴れていても雲が多く風も冷たい。富士山は隠れているだろうから、もう帰ろうかなと弱気になってきました。トボトボ歩いていたら、前方に人影。そろそろ西丹沢からの登山者が到着する時刻でしょうか。 |
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『お会い出来て、よかった、よかった。』と思いつつ山頂から5分ほど西の加入道山分岐に着きました。ブナに囲まれたベンチがあって暑い季節なら風通しも良く、お昼にいい場所です。 |
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富士山を見れば、思いのほかすっきりきれいな富士山で嬉しくなりました。でも雲がかかり始めているので、加入道山へ行く途中の笹下りに着く頃は隠れているかも。雲は多いし、風は冷たいし、『・・・やっぱり今日は寒いから、下りようかな・・・』とベンチに戻りかけると、木の葉さんが大室山の山頂から引き返し、加入道山へ向かって行くところでした。あの方は速い。私はまた富士山の見える位置へ戻り、待っていると、来ました、来ました、木の葉さん。下の木道を駆ける姿は、丹沢のバンビさんのようにしなやかでした。 |
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寒いのでそろそろ下山。 |
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上は寒かったけど、こちらは南斜面。雪は全くなく、暖かい。寒さを忘れると、 |
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右に権現山~畦ヶ丸が見えていますが、富士山はもう雲に隠れてしまったようです。 |
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ベンチのある四辻の犬越路に到着。見晴しがいいのもここまでなので、しばしティータイム。 |
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犬越路から僅かに笹竹を潜れば、岩ゴロゴロの涸れ沢沿いを下って行きます。 |
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河原に出たり桟橋を渡ったりしながら、下りて来ました。以前流されてなくなったこの桟橋。古いままでしたが、今日はかかっていました。 |
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大室山は、静けさでいうなら人の気配のない茅ノ尾根。変化でいうなら、植林が少なく沢沿いや展望などある犬越路経由の方が楽しいように思いました。 北東に伸びる茅ノ尾根は、太陽の低い冬は日陰部分が多くなるので、季節としては光の入る新緑の頃の方がいいのではと思いました。 |