矢倉岳・金時山

やぐらだけ(870m)・きんときやま(1212m)


金時山周辺で、矢倉岳へはまだ行ったことがありませんでした。
カヤトの広い山頂から富士山を見たいと思い、出かけてきました。


2010.12.4
(土)
 「矢倉沢」矢倉岳山伏平足柄万葉
公園BS
足柄城址
(足柄峠)
猪鼻砦金時山金時神社
分岐
公時神社「仙石」
快晴  08:40着
 08:40発
10:10
10:20
10:3011:1511:35
11:40
12:30
12:40
13:15
14:10
14:2515:05
15:10
15:25着
15:31発



新松田駅発の地蔵堂行きは大分遅くなっていて始発バスは8:10発でした。今日は快晴。登山者もけっこういて車内はほぼ満席。途中の矢倉沢では7,8人が下車しました。


矢倉岳へ
【左の矢倉岳へ】

バス停から右へ曲がり、車道を少し進むと正面に山が見えて来ました。左の山が矢倉岳のようです。

ふと見れば、みかんの無人即売所があります。一袋100円なので購入。すぐ先には公衆トイレもあり、ザックともども身支度OK。

道標に従って曲がりながら進んで行くと、小さな神社の下に出ました。階段下で手を合わせるだけの簡単なご挨拶。

しばらくは舗道歩きで、やがて茶畑の横から猪柵を開閉して植林の中へ進んで行きました。ほどよい勾配のジグザグ登りで、常緑樹も多い植林です。

白山神社
【白山神社の下】
名残の紅葉
【名残の紅葉】

やがて明るくなって自然林になりました。
この辺りの南側は紅葉がまだ残っていて、足元にも赤い葉がいっぱいです。

植林が多いと思い込んでいた矢倉岳ですが、中腹から上は自然林で、明るく気持ちのいい落ち葉道が続きました。

見上げる紅葉も清々しい雰囲気で、素敵な道です。今日の中で、ここが一番良かったような気がします。


青空
【青空に清々しい紅葉】

矢倉岳へ
【冬枯れの道を矢倉岳へ】

カヤトになって、飛び出た所が矢倉岳の山頂でした。
真っ青な空の下に、大きな富士山。
すっかり白くなって素晴らしい姿です。


箱型の展望台があったので上がってみましたが、高い台ではないのであまり見晴しは変わらないかな。


矢倉岳
【矢倉岳】

広場のような山頂からは明神ヶ岳〜金時山の稜線がよく見え、奥に愛鷹山塊も見えています。
この矢倉岳から金時山への尾根も一望ですが、ちょっと植林が多そうです。

矢倉岳の展望台から
【金時山〜愛鷹山塊〜富士山】

矢倉沢分岐
【矢倉沢分岐】

矢倉岳からは一旦下ります。
植林と雑木の境で、ちょっと急な下りです。登って来る人たちと何度かすれ違いましたが、地蔵堂から上がって来た人たちでしょうか。

「山伏平」の道標がある所からはすっかり植林。次の矢倉沢分岐から先は稜線から少し外れた道になり、ほぼ平坦な山腹道が長く続きました。

途中ちょっと開けた所から振り返れば、矢倉岳がもうずいぶん高くなっていました。

地蔵堂からの道と合流すると、この先は7年前に歩いたコースです。

足柄万葉公園はすぐ上で、万葉集に因んだ木々が植えられ歌の記された札があちこちに立っています。東屋もありますが今は誰も通らずちょっと寂れた風情で、向こうに矢倉岳が見えていました。

矢倉岳
【足柄万葉公園から見る矢倉岳】
足柄万葉公園バス停
【足柄万葉公園バス停】

足柄万葉公園にはバス停もあり、11月までは少ないながらバス便もあるようです。ここからは車道歩き。

前回は気づかなかったけど、静岡県小川町の標識のすぐ先に足柄明神跡の道標があったので左の細い道に入ってみました。

小さな石祠があるだけの明神跡があり、そのまま先へ進むと足柄古道に通じていました。右上に上がればまた車道に戻ります。

足柄明神跡
【足柄明神跡】
足柄の関
【足柄の関跡】

戻った車道の左側が「足柄の関」、右にトイレや聖天堂があります。

「足柄の関」を抜けると「足柄城址遊歩道」の大きな案内図。ここも前回は見過ごしていましたが、左に段々道があるのでまたちょっと寄ってみます。

短い遊歩道の先、吊橋で車道を横断すると足柄城址公園に出ました。二の丸・三の丸と奥の方まで続いて、ベンチもあるようです。ここからの富士山もいい眺めでした。

足柄城址
【足柄城址】
足柄峠
【足柄峠】

城址公園のすぐ下が足柄峠で三叉路。駐車場がある大きな峠です。道標に従い金時山への道へ進みましたが、まだしばらく舗装道路が続きます。

夕日の滝分岐にも駐車場があり、ゲートを抜けるとようやく未舗装になりました。木々の間から明神ヶ岳など見つつ進んで行くと、やがて逆光の中に金時山が見えて来ました。

逆光の中に金時山
【林道から見る金時山】
猪鼻砦(丸鉢山)
【猪鼻砦(丸鉢山)】

猪鼻砦に着き、ここも夕日の滝分岐になっています。エアリア地図には丸鉢山とも記され、西側が開けてベンチもあります。富士山の裾野、御殿場方面が大きく見渡せ、しばし休憩。

さて、いよいよ金時山への登り。鳥居を潜ると、梯子の急登が続きます。

アルミ梯子は全部で12個あり、それぞれの梯子に十二支の名前が付けられていました。最初は「ねずみ」です。

金時山への梯子
【金時山への梯子 「NO.1-ねずみ」 】
矢倉岳と丹沢の山々
【矢倉岳と丹沢の山々】

休み休み登り、振り返れば丹沢が大きく見渡せてきました。加入道山から大山まで、今日はすっきり。雲が出やすい丹沢も今日は素晴らしい展望に賑わっていることでしょうね。

中央、下に見えるカヤトの山が矢倉岳のようです。

NO.11(いぬ)-NO.12(いのしし)と梯子が続いて、金時山の山頂に出ました。既に午後1時を過ぎていますが、富士山はまだまだすっきりきれい。横には白い北岳と鳳凰三山・甲斐駒ケ岳が見えています。更に右には木々に隠れそうになりながら八ヶ岳も見えていました。

しかし、ここはまたなんと素晴らしい人、人、人!!
ゴツゴツ岩場の山頂は大賑わい。
家族連れ、中高年、カップル、山ガール、老若男女が入り乱れて、西の高尾山といった風情です。

金時山 山頂
【金時山 山頂】


芦ノ湖方面は逆光で、ちょうど太陽の下になった駿河湾がキラキラ輝いていました。
大涌谷の煙、ススキの広がる仙石原、青空を映した芦ノ湖、外輪山の山並み。
観光地の箱根だけれど、まとまった景色は箱庭みたいで楽しい眺めです。

金時山から見る箱根方面
【箱根駒ヶ岳〜芦ノ湖〜駿河湾〜丸岳】

さて下山。下り始めると、これから登って来る人もけっこういました。軽装の人は下のバス停からでしょうか、ザック姿は明神ヶ岳からの縦走かな。金時神社分岐から神社方面へ進み、振り返れば明神ヶ岳への道が笹の中に気持ち良さそうに伸びていました。


金時神社分岐
【金時神社分岐】

明神ヶ岳方面
【明神ヶ岳方面】

下るにつれ登山道があちこち削られたようになっていて、至る所で大木の根が浮き出ていました。


登山道
【削られたような登山道 浮き出た根】
公時宿り石
【公時(金時)宿り石】

大きな岩が見えてきました。金時宿り石で、大きく二つに割れています。転がらないおまじないのように、つっかえ棒がいっぱい立て掛けられていて、瑞牆山の桃太郎岩を思い出しました。

麓に下り立ち金時神社に着きました。正式な名前は「公時神社」と記されていて、金太郎(平安時代後期の武士、源頼光に仕え四天王の1人に数えられた坂田公時)が祭神として祀られているそうです。

公時神社
【公時神社】

下の駐車場にはトイレがあり、車道に出れば左にバス停がありますが、仙石まで行ったほうが本数が多いのでそのままバス通りをしばらく歩きました。箱根は人も多いけれど、10分毎にバスが来るのでその点は便利。紅葉時期も過ぎたので、さほどの渋滞はなく湯本駅に着きました。



植林が多いと思っていた矢倉岳ですが、中腹から上は気持ちのいい自然林でした。箱根を思い出すのはいつも富士山のきれいな季節のようで、金時山では、『人が多くて凄いことになっているな〜  7年振りの金時山だけど、ついこの間来たような気がする。ほんとにこの頃は一年があっという間で早いなあ〜』と思っていました。しかし帰宅したら今年の1月にも金時山に行っていたことが分かりビックリ。明神ヶ岳の笹原道しか覚えていませんでした。最近は自分の頭にショックを受けることが多いです。



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