権現岳・三ツ頭・天女山

ごんげんだけ(2715m)・みつがしら(2580m)・てんにょさん(1528m)
平成22年10月16日〜17日     前日:真教寺尾根・赤岳


今日は赤岳・権現岳から、まだ行ったことのない三ツ頭方面へ下りてみます。
曇り空で展望は残念でしたが、前三ツ頭から天ノ河原あたりは紅葉がきれいでした。


2010.10.17
(日)
 赤岳
 頂上小屋
キレット
小屋
権現岳三ツ頭前三ツ頭紅葉林
ベンチ
天ノ河原天女山甲斐大泉駅
曇りのち
うす晴れ
07:05発08:20
08:30
10:05
10:30
11:10
11:25
11:55
12:15
13:05
13:10
13:45
14:00
14:15
14:30
15:25着
15:42発



朝になりました。外に出てみると、雲がどーんと空一面に広がっています。西の晴天域はこちらへ来てなくて、相変わらず北アルプスの上のまま。残念・・・     今日の予報は曇りに変わっていました。


赤岳
【赤岳山頂】

日の出は見れず、気温はマイナス。
風が冷たく、かなり寒い。

第二陣6:30からの朝食後、赤岳頂上小屋を出ました。赤岳神社でお参りして、出発。


岩稜帯を下って、昨日上がって来た真教寺尾根分岐まで来ました。
高曇りなので遠望は利き、富士山が雲の上に見えています。
正面の権現岳とギボシの奥には南アルプスもよく見えています。
前方を歩いていたグループが阿弥陀岳方面へ進むと、前後には誰もいなくなりました。


権現岳分岐
【権現岳分岐】

権現岳へ
【権現岳へ】

隣の天狗尾根についている細い道など見ながら進んで行くと、やがてキレットへの降下。トラバース鎖場や梯子を下って行きます。


キレット
【キレットへ】
ガレ場
【振り返り見るガレ場】

次はガレ場の急下り。落石や転倒に注意しながら下って行きました。

振り返ると見上げるようなガレ岩斜面。滑りやすいので登るにも下るにも注意が必要です。

鞍部に下り立ち、ザクザク霜柱が残る樹林帯を進んでキレット小屋に着きました。小屋の宿泊は昨日までだったようで、入口は閉まりシーンとして人の気配がありません。ベンチをお借りして、しばし休憩。

キレット小屋
【キレット小屋】
北アルプス
【くっきり快晴! 北アルプス】

この先の短い樹林帯を過ぎると展望のいいハイマツになりました。ツルネあたりは気持ちのいい稜線で、振り返れば阿弥陀南稜の向こうに北アルプスが見えています。

あちらは快晴。くっきり。
こちらは雲の蓋をされたような空。
あぁ〜・・・・あっちへ飛んで行きたいな〜

旭岳への登りになりました。
振り返れば八ヶ岳主峰の阿弥陀岳〜赤岳と、こちらの緩やかな稜線の登山道が見えて楽しい眺めです。何度も振り返りつつ登って行きました。

阿弥陀岳〜赤岳
【阿弥陀岳〜赤岳  手前右端はツルネ】
源治梯子
【源治梯子】

やがて権現岳名物の源治梯子です。今回は団体さんがいないので、ゆっくり写真に撮って登り始めました。が、梯子の真ん中で、止まってしまいました。

前回って、いつだったっけ? ハーハー・・・
あの時は面白くて  ハーハー・・・
スイスイ登れたのに  ハーハー・・・
今日はどうしたんだろう  ハーハー・・・

あと30段・・・  あと20段・・・・
ハーハー言いながらようやく60数段登りきりました。その後、権現岳の山頂までは俯きつつ、ぼんやり。『なるほど、だんだん、こうなるんだ〜・・・』とシミジミ年齢を実感しました。


権現岳山頂に到着しました。さっそく眺望タイム。
北アルプスは相変わらず快晴のようで、素晴らしい姿が横並び。
目の前には阿弥陀岳〜赤岳。奥に横岳のギザギザも見えています。
昨日歩いた真教寺尾根の岩場も見えて、素晴らしい八ヶ岳の眺めです。
しかし、やっぱり青空じゃないのが、なんとも残念・・・

八ヶ岳
【北アルプス     阿弥陀岳〜赤岳〜真教寺尾根】

権現岳にはけっこう人が多くいましたが、やがてギボシへ下りて行きました。
権現岳のトンガリピークは少し先で、富士山もまだ見えています。


権現岳と富士山
【権現岳  ピークの左に富士山】

権現岳山頂
【権現岳 ピーク】

下にある権現小屋や編笠山〜ギボシを眺めつつ、ここからは初めての三ツ頭へ向かいます。

編笠山
【編笠山〜ノロシバ〜ギボシ     下に権現小屋】

すぐ下に桧峰神社の小さな祠があったので手を合わせ、その先しばらくは急な下りです。

前方には、前三ツ頭の上に重なるように富士山が見えていましたが、写真では真っ白・・・ 
南アルプスもよく見えていたので、すっきり晴れて青空だったら楽しい眺めの稜線です。


三ツ頭と前三ツ頭
【三ツ頭と前三ツ頭】

三ツ頭山頂から振り返れば、権現岳はトンガリピークが顕著。
右には阿弥陀岳〜赤岳。そそり立つ赤岳の姿は凛々しく、
昨日歩いた真教寺尾根の稜線も長くすっきり見えていました。

権現岳〜赤岳
【権現岳  阿弥陀岳〜赤岳〜真教寺尾根】

三ツ頭というのは電車バス派には行きづらく馴染みがなかったけど、マイカー派には行きやすい山のようで、権現岳から下りて来た人やこれから登る人などで、けっこう行き来の多い山頂でした。でも富士山や南アルプスの眺めも素晴らしい山なので、季節を変えてまた来てみたいです。


前三ツ頭へ
【富士山見つつ 前三ツ頭へ】

三ツ頭の少し先の分岐からは木戸口公園へ下る人が多いようで、この先はまた静かになりました。


樹林帯を下って行くと勾配のない広い尾根道になり、正面に富士山を眺めながらの稜線漫歩。
カラマツの黄葉もきれいで気持ちのいい稜線です。


左手には奥秩父の山々が見えています。足元にはマツムシソウも咲き残っていました。右手に見える南アルプスも素敵ですが、すぐ下の南西斜面の黄葉がとてもきれい。雲が薄らぎ弱い日差しが出て来たので黄葉も鮮やかでした。晴れていれば黄金色に輝くような素晴らしいカラマツ林で、真っ赤な紅葉もあって、ほんとにきれいです。


奥秩父方面
【左側は奥秩父方面】

紅葉
【右側の南西斜面はきれいな紅葉】

前三ツ頭
【前三ツ頭 山頂】

富士山や南アルプスやカラマツ黄葉を見ながら気持ちよく歩いて、前三ツ頭に着きました。道標に、破れた編み笠が掛けられています。

天女山から登って来た中高年女性二人連れが到着して、一気に広がった展望に感激していました。
黄葉のカラマツ林を見ながら簡単な昼食タイム。

さて下山。樹林帯を下って行くと、南東斜面もカラマツ林で黄葉がきれいでした。

カラマツ黄葉
【カラマツ黄葉】
カラマツ林
【カラマツ林】

けっこうな急下りで、ロープの所もあります。カラマツ林の紅葉黄葉を見ながら下って行きました。

緩やかになると赤い紅葉も多くなってきました。
晴れてきたので光も差し込み、林全体が明るく輝いてとてもきれいです。

紅葉
【紅葉の笹道】

紅葉の下では、太陽の光は本当に嬉しくて感謝。赤や黄色や朱色が輝いて、とってもきれいです。
朝は曇りでガッカリだったので余計嬉しくて、上を見上げながら至福のひとときでした。
秋の彩り。 静かな道。 なんて気持ちのいい道なんでしょう。






前三ツ頭
【振り返れば 前三ツ頭】

やがて広い河原のように開けた所に出ました。
ベンチもあるので、この辺が天ノ河原でしょうか。
振り返れば三ツ頭がもう随分高くなっていました。

しばらく行った先で大きく開け、ここに「天の河原」の標識がありました。テーブル・ベンチがいくつかあって、天女山から若いカップルが上がって来ました。

この時間はもう霞んでいましたが、奥秩父や富士山、南アルプスの眺めがいい展望地です。フジアザミの大きな花がまだ咲いていました。

天の河原
【天の河原】
天女山
【天女山から振り返れば権現岳】

段々道を下るとすぐ駐車場に出て、その先が天女山。振り返れば三ツ頭や権現岳が見えます。

地図には三角点が記されていますが、今は木々が伸びて展望はありません。公衆トイレや東屋があり、東屋の横に美し森や甲斐大泉駅への分岐道標がありました。

あとは甲斐大泉駅まで下るだけ。
真っ直ぐ進むとまたカラマツ林の段々道で、この辺りまで来ると全体の黄葉はまだです。絡んだツタの葉が黄色に色づいていました。

カラマツ林
【カラマツ林 段々下り】
天女山・三ツ頭・権現岳 登山口
【天女山・三ツ頭・権現岳 登山口】

苔むした灯篭や石碑を見ながら下り、下り立った所が登山口。新しい道標だけでなく古い四角の大きな道標も立っています。

字は消えていましたが、うっすらと「天女山・三ツ頭・権現岳登山口」と書かれていて、何やらとても雰囲気のいい登山口でした。

すぐ先で車道に下り立ちました。

右へ進むと「天女山入口」の交差点。直進して、色づき始めた沿道の林を見ながら甲斐大泉駅へ向かいました。

甲斐大泉駅で15:42発の電車に乗れば、小淵沢駅でホリデー快速「ビューやまなし号」に乗り継げて便利です。

天女山登山口
【天女山登山口】


土日は晴天の予報だったので、赤岳からの展望を期待して出かけましたが、日曜日は雲が多く権現岳や三ツ頭はちょっと残念でした。でも、あまり期待していなかった紅葉がとてもきれいだったので嬉しかったです。そういえば、しらびそ小屋への途中や蓼科山の下もカラマツ林だったなあと思い出し、八ヶ岳の山麓はカラマツ林が多いというのを再認識しました。 三ツ頭は思いのほか素敵な山だったので、またいつか青空の日に、今度は甲斐小泉駅から歩いてみようかなと思います。



前日の真教寺尾根・赤岳    HOME    山域別    次回の牛ノ寝通り