電車遅延で思いがけない方と偶然出会い、小金沢連嶺へルート変更。
久し振りの青空の下、爽やかな風が吹き抜ける気持ちのいい稜線を歩いて来ました。
2010.7.10 (土) | 小屋平 | → | 石丸峠 | → | 天狗棚山 | → | 小金沢山 | → | 牛奥ノ 雁ヶ腹摺山 | → | 川胡桃 沢ノ頭 | → | 黒岳 | → | 白谷丸 | → | 湯ノ沢峠 | → | 湯ノ沢峠 登山口 |
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晴れ 時々曇り |
08:55着 | 09:45 09:55 | 10:00 10:10 | 10:55 11:00 | 11:30 12:05 | 12:35 | 13:05 | 13:20 13:35 | 14:00 14:35 | 15:20着 |
予報が晴れに変わったので、張り切って家を出ました。八王子駅6:35発の電車に乗り、大月駅で3分後に発車する富士急に乗り継ぐ予定でしたが事故で電車が遅れ、乗り継ぎは間に合いそうもないので御坂の山は諦めました。中央線は遅れることが多いので、こんな時のために他の山域の地図も持っていて、甲斐大和駅8:10発のバスに間に合いそうなら、石丸峠から牛ノ寝通りに変更しようと思っていました。 |
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小屋平で下車(900円)。すぐ右手に石丸峠への登山口があり、左は上日川峠への道が下りています。 |
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笹の茂る林の急登で上の林道に出て、右へ少し進めば次の登り口があります。 |
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カラマツ林が終わると、大きく展望が開け、富士山が見えて来ました。 |
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ここから眺める小金沢山への尾根は本当に気持良さそう。 【狼平~小金沢山~富士山】 |
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気持ちのいい笹の道を進んで、石丸峠に到着。 |
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牛ノ寝通りの分岐からは、天狗棚山へ。 |
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東には奥多摩の山々。雲取山から石尾根が伸び、中央の三角形が鷹ノ巣山でしょうか。 |
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狼平へ向けて、正面の小金沢山を見ながら広~い笹原を下って行きます。 |
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草原の広がる狼平から、振り返り見る熊沢山や天狗棚山の笹斜面と青い空。 |
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小金沢山は、しっとり苔むす樹林帯の山腹を小さく上下しながら登って行きます。今は梅雨。苔が瑞々しく、美しい季節です。 |
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小金沢山の山頂に到着。 |
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少し下ると平坦になり部分的に笹の丈がやや高くなっている所もあります。それでも以前と比べれば、ずいぶん歩きやすくなったそうです。 |
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10年ほど前、山再開に当たって近年の山の本を読んだ時、「一人歩きは危険なので止めましょう。」とか「家族などに知らせたルートはむやみに変更しないようにしましょう。」などは『すみません』で読み流していましたが、「休憩時にはエネルギー補給をしましょう。」は120%守り、私の山行準備は先ずお菓子の点検から。そして、ヘッデンの予備電池は忘れても、お菓子の予備(非常食は別)は忘れたことがない。いつも多めに持って来てしまうので、人と歩く機会が増えたこの頃、だんだん私の実体(花より団子、山より食い気)がバレて来ているみたいですが、本には「グループ登山でも、山は自己責任。食料は自分に合った分だけ持ち、配り歩く分まで持ってザックを重くする必要はない。」とも書かれていました。なので金森さんの食料携行は正しいと思います。 |
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さて、次は黒岳へ。 |
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明るい広葉樹林の急登を休み休み登ります。秋に来た時は強風で散らされた赤い葉がいっぱい足元に落ちていたのを思い出しました。 |
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ここからは緩やかな苔むす樹林の道ですが、倒木が多く、潜ったり越えたりしながら進んで行きました。 |
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大峠分岐あたりから、名前通り針葉樹が増えて来て、黒岳の山頂に着きました。 |
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黒岳の南面になると、こちらは林相が変わり明るい広葉樹林になります。山梨の「黒岳の広葉樹林」の立て札があり、シダなど生える瑞々しい緑の森です。 |
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ブナ林から僅かに登り返し白谷丸に出ました。 |
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ここはザレ地だからでしょうか、ヤハズハハコやイワキンバイが咲いていました。 |
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次の湯ノ沢峠へ。 |
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湯ノ沢峠へ出る直前の急下りは大変な所。笹が茂って掻き分けるように進んで行きます。 |
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笹竹迷路を飛び出すと、湯ノ沢峠です。 |
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なだらかな緑の起伏。 |
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ヤマオダマキ、タムラソウ、チダケサシ、シモツケなど咲いていましたが、まだ咲き始め。昨年と一日違いでしたが、花は一週間くらい早い雰囲気でした。金森さんの話では、マツムシソウの咲く8月中旬から9月頃が一番花が多いそうです。大蔵高丸の取り付きあたりまで行って引き返しました。 |
湯ノ沢峠に戻り、あとは下るだけ。 |
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思いがけないバッタリで金森さんに同行させて頂いた小金沢連嶺は、爽やかな風が吹き抜け気持ちのいい稜線歩きを楽しめました。お陰さまで梅雨の晴れ間の楽しい一日となり、夏空もすぐそこまで来ているようでした。 |
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小金沢連嶺の花々 |
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