矢平山・高柄山・御前山

やだいらやま(860m)・たかつかやま(733m)・ごぜんやま(484m)


前道志とも呼ばれる秋山山稜は、中央線の駅から歩けるのでとても便利です。
梅雨の一日、空模様を見ながら立野峠から矢平山・高柄山・御前山を歩いて来ました。


2010.7.3
(土)
 梁川駅倉岳山
登山口
立野峠舟山寺下峠矢平山大丸高柄山新矢ノ根峠御前山上野原駅
曇り  08:35着
 08:40発
08:5510:10
10:15
11:20
11:35
11:4512:30
12:45
13:1514:10
14:20
15:0015:50
15:55
16:40着
16:45発



今年の6月は予定が多かったけれど、ようやく今週末は山へ行けそうです。どこでもいいから歩きたいと思いましたが、予報は曇り時々雨。こういう時は高尾山周辺が便利。八王子駅で中央線に乗り換えると、その電車は高尾で甲府行きに接続していました。それなら秋山山稜はどう? エスケープルートも多いので、立野峠から東へ進み、雨が降ってきたら下山することにしようと思いました。

梁川駅で下車。他に男性が一人降りました。こんな天気なので登山者は少ない。駅前の梁川大橋を渡り、しばらくは車道歩きです。

倉岳山登山口には先ほどの男性が身支度をしていました。


登山口
【登山口】
月夜根沢沿い
【月夜根沢沿いの道を行く】

沢沿いの道なので、気温は低め。ヤマアジサイや、白い蕾のギンランソウなど見かけながら何度も沢を渡り、緩やかな道を進んで行きます。

途中で二人連れに出会いましたが、今日出会ったのはさっきの単独男性とこのお二人だけで、その後は誰とも会いませんでした。

サラサラと涼しげな沢音を聞きながら、やがて水場に到着。以前にはなかった「飲用ではない」との案内板が立っていました。手を差し出すと、冷たくていい気持です。

羽虫が出て来たので、試しに持って来たタイガーバームを額の生え際や首筋、耳たぶにほんの少し塗ってみました。2,3秒はブンブン言ってますが、ハッカ油の匂いに一応離れていくみたい。少し経つと、おでこがスースーヒンヤリ。涼しくなって、しばしの間は爽快です。

水場
【水場】
立野峠
【立野峠】

水場からは短い急登で、立野峠に着きました。
尾根に出たので、風が吹き抜け、涼しい。

そよそよと優しく吹く風だけど、ここからはずっと細めの尾根道が続くので風通しがいい。雨が降りそうで降らない曇り空。気温は22度。やはり山の上は涼しく、ここからは軽快に進んで行きます。

細野山の東側に出ると南面が伐採されて、大きく開けています。が、今日はガスって道志や丹沢の山並みは見えませんでした。

細野山の東側
【細野山の東側】
鳥屋山へ
【鳥屋山へ】

ウグイスや鳥の囀りも賑やか。
緑いっぱいの尾根道は、いい気持ちです。

次の小さなピークが鳥屋山。
狭い山頂で、山名札がなければ気づかず過ぎてしまう高みです。北側にも細い踏み跡が延びていました。

鳥屋山 山頂
【鳥屋山 山頂】
舟山
【振り返る 舟山】

片側か両側が雑木林の尾根道を細かく上下しながら進み、舟山に着きました。私には、西側が舟の舳(舟尾)で、すぐ先の東が艫(舟首)という雰囲気。中間の舟底で、緑の木々を見上げながら昼食タイム。

が、ここはちょっと狭い尾根。
『あらら・・・・・』と思ったら、コンビニおにぎりが1個、コロコロコロコロと転がって下へ落ちてしまいました。
残念。 残った1個とグレープフルーツを食べたら、今日のお昼は終わってしまいました。


その先を少し進むと、木に黄色テープが巻かれ「舟山818m」と書かれていました。最近巻かれたのでしょうか、前回は気づきませんでしたが、こちらが舟山のピークのようです。

舟山から少し下ると、寺下峠への曲がり角です。直進の道は、今回はしっかり通せんぼがしてあり、左へ下るよう案内されていました。

植林をまっすぐ下って行くと寺下峠が見えて来ます。


下に寺下峠
【下に寺下峠】
急登
【急登】

寺下峠からは急登で、途中で巻き道分岐がありましたが、山頂はすぐ上なので寄ってみます。

短い急登で、丸ツヅク山の山頂に上がりました。
ここも雑木林の中で見晴らしはありません。

丸ツヅク山
【丸ツヅク山 山頂】
矢平山へ
【矢平山へは岩混じりの急登】

花は少ないけれど、ホタルブクロが所々で咲いています。

次の矢平山へは岩混じりの急登。以前3月に歩いた時は終日誰にも会わず、ここを傘を差して登ったのを思い出しました。あの時、『この山稜は意外に雑木林が多いので、次回は芽吹きの青空の日に来よう。』と思ったのに、何故かまた雨曇りの日に来てしまいました。次回こそは晴天の日に来よう。

急登の先、緩やかな道をわずか進むと矢平山の山頂です。ここも雑木林の中で展望はありません。ヤマボウシの白い花を見ながら、しばし休憩。

矢平山 山頂
【矢平山 山頂】
新大地峠
【新大地峠】

矢平山から下って行くと、やがて右下に林道が沿って来て新大地峠に着きました。四方津駅への道が分岐し、すぐ上が大丸です。前回はここから四方津駅へ下りましたが、今日はまだ雨が降りそうもないので先へ進みことにします。

すぐ上には金山峠・デン笠方面への道が分岐していて道標がありました。エアリア('06版)では破線ですが、公設道標があるくらいなので、今ではきちんとした登山道のようです。

その金山峠分岐のすぐ左が大丸山頂。
狭いながらも東側が開けて、少しだけ見晴らしのいい場所です。目の前にポコポコした山並みが見えていましたが、あれがデン笠でしょうか。

大丸 山頂
【大丸 山頂】
高柄山 入口
【高柄山 入口】

大丸から植林を下って行くと、やがて沿った林道に降り立ちました。数m前方に高柄山入口があります。

今まで花は殆ど見かけなかったけど、ここにはカワラナデシコ(ピンク)が沢山咲いていて、園芸種のような花(オレンジ色)やオカトラノオ(白)も咲いて、ちょっとだけ華やかな雰囲気でした。

植林や雑木林の中を細かく上下しながら進んで行くと、千足峠の道標。地図には破線すらないけれど、ここでも四方津駅への道が分岐していました。

千足峠
【千足峠 四方津駅分岐】
高柄山
【高柄山 山頂】

高柄山の山頂に着きました。
ここは今日の中で一番山頂らしい雰囲気です。
晴れていれば東側の見晴らしも良さそうで、小さな祠が祀ってありました。

ここにも地図にはない金山方面への道が出来ているようで、道標が立っていました。秋山山稜は里に近いだけあって色々な道が延びているようで、周辺をあちこち探索歩きするのも楽しそうです。

アカマツ混じりの林になってフカフカの落ち葉道を下って行くと、あとはずっと雑木林になりました。

瑞々しい緑いっぱいで、どこかでウグイスが鳴いています。

雑木林の尾根
【雑木林の尾根】
タマゴタケ
【生まれたてのタマゴタケ】

生まれたてのタマゴタケ。初めて見た時はこれが何か知らず、一瞬トマトが置いてあるのかと思ったくらいツヤツヤしているキノコです。

小さなピークを巻いたり越えたりしながら歩いて行きました。方向を示すだけの指導標が立っていましたが、ここが矢ノ目あたりでしょうか。

矢ノ目
【矢ノ目あたり】
新矢ノ根峠
【新矢ノ根峠】

小さな高みの上に出ると東屋がありました。ここが新矢ノ根峠のようですが、あまり峠らしくない場所です。ゴルフ場迂回コースの立て看板には「ゴルフやめろ」「環境破壊」などと落書されていました。

新矢ノ根峠からは下りになって、やがて沢沿いに山腹を回り込みむようになりました。今までは尾根上だったので風通しもよかったけど、ここは風がないので蒸し暑い。

沢の先で、また登りになりました。なるほど、これがゴルフ場のため迂回せざるを得なくなったコースのようで、下山時ではちょっと辛い登りです。しかもけっこうな急登なので、あの落書きを思い出し、笑ってしまいました。

むじな沢
【振り返り見る むじな沢】
御前山分岐
【御前山分岐】

手前の小ピークを越えると、ようやく御前山・上野原駅の分岐になりました。御前山まで15分との表示。雨も降りそうではないので、山頂へ行ってみることにします。

僅かに登って、鶴島御前山の山頂に到着しました。ここは北側の見晴らしが良さそうですが、向かいの山は霞んでいました。

鶴島御前山 山頂
【鶴島御前山 山頂】
御前山からの急降下
【御前山から岩混じりの急降下が続く】

さて、御前山から最後の下り。が、ここの下りは岩混じりの急下りでした。

ロープがあるものの、けっこう急な下りです。一旦途切れて、もう終わりかなと思ってもまだ下にも露岩急下りは続き、最後の御前山が一番神経を使いました。ここは登りに使う方が楽しそうで、次回は新緑か紅葉の頃に逆コースで歩いてみたいと思いました。

やや緩んだかなと思ったら登山口に下り立ちました。地図通り、すぐ前に墓地があります。あとは車道をだらだら下り、桂川橋を渡れば上野原駅もすぐです。

御前山 登山口
【御前山 登山口】


立野峠からは誰にも会わない静かな秋山山稜でした。花は少ない山域でしたが緑いっぱいの尾根道は気持ちよく、やっぱり山はいいなあ〜と思えた一日でした。



ギンランソウ・蕾

イチヤクソウ・終

ヤマホタルブクロ

オカトラノオ

カワラナデシコ



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