2010.6.6 (日) | 雲取山 | → | 雲取 山荘 | → | 芋ノ木 ドッケ | → | 桂谷ノ頭 | → | 長沢山 | → | 水松山 | → | 酉谷山 | → | 七跳 尾根 | → | ハナド 岩 | → | 三ツ ドッケ | → | 一杯水 避難小屋 | → | 東日原 |
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快晴 | 04:15 04:45 | 05:00 05:45 | 06:45 06:50 | 07:55 | 08:40 08:45 | 09:20 09:25 | 11:00 11:30 | 12:30 | 13:00 13:15 | 13:45 14:00 | 14:20 14:25 | 15:55着 16:17発 |
今日は行程の長い長沢背稜を歩くので、日の出前に雲取山の山頂へ行こうと思い、3時過ぎに起床。4時前に山荘を出ました。東の空は赤く染まっているものの足元はまだ暗いのでヘッデンが必要でしたが、5分もすれば目も慣れてきて不要になりました。雲取山へは何度か行っていますが、山頂から日の出を見るのは初めてです。 |
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雲取山の山頂に着くと、周辺は一面の雲海。 |
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避難小屋の向こう側に回り日の出を待ちます。水平線から昇って来ると思っていましたが、 |
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反対の方角には雲海に浮かぶ白い姿の富士山。 |
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石尾根も雲海に沈んでいますが、鷹ノ巣山や七ツ石山などの山頂だけが見えていました。素晴らしい景色に去り難い思いで30分もウロウロしていましたが、今日は長旅なので、そろそろ朝ご飯に行かなくてはいけません。山荘へ向けて下りて行くと、前方から宿泊者が山頂目指してどんどん登ってきて、ふと見ると見覚えのある物を持っている人が!(高尾スミレオフ会でお会いした)もりのふうさんだとすぐ分かり、声をかけました。まだ5時前。こんな早朝に山の上でバッタリなんて、びっくりやら嬉しいやらで、しばしおしゃべり。記念写真を撮って、お別れしました。もりのふうさ~ん またどこかでお会いしましょうね~ |
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ミツバツチグリやキバナノコマノツメなど見かけながら登って、山頂に着きました。樹林の中で展望はなく、少し進むと三峰神社への分岐がありました。ここからいよいよ長沢背稜です。 |
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芋ノ木ドッケから右へ進むと一帯は倒木が多くなりました。木々の間からは石尾根方面が少し見え、緩んだ雲海から鷹ノ巣山や日陰名栗峰などの山々が見えています。 |
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バイケイソウの青々した葉やカエデの鮮やかな新緑を見上げながら下って行くと、やがて針葉樹林帯になってシャクナゲの花が多くなってきました。根の浮き出た痩せた稜線上にしがみつくようにシャクナゲの木が茂っています。北側の急な斜面には花も多くきれいに咲いていましたが、南側は木が広く茂っているわりには花の数が少なめでした。桂谷ノ頭かと思ったピークは、コヤセドノ頭だったようで、次のピークが桂谷ノ頭でしょうか、こちらもシャクナゲは多く、僅かながらもイワウチワも咲き残っていました。 |
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シャクナゲはもう終わりかと思って行くと、最後の小さなピークの仏小屋ノ頭にも咲いていました。 |
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尾根は緩やかになり、左手の樹間から長沢山が見えて来ました。この先からはトウゴクミツバツツジが多くなり、周囲の林の中にもいっぱい咲いていて、緑とピンクの森になってきました。 |
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緩やかな先に長沢山の山頂がありました。狭いながらも倒木ベンチがあるので、しばし休憩。 |
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長沢山から下って行くと、やや窪地っぽくなり、シダ類が多くなって来ました。 |
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窪地から尾根に上がると、水松山の巻き道分岐になりました。この巻き道を少し進めば天祖山への分岐にも出るようですが、水松山の山頂はすぐのようなので、左の尾根伝いに歩いて山頂へ行くことにします。 |
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下って巻き道の縦走路に合流し、やがてまたトウゴクミツバツツジが多くなって来ました。長沢背稜にこんなに沢山のミツバツツジの木があるなんて、楽しくてウキウキしてきます。 |
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スズタケが目立ってきて、タワ尾根ノ頭の巻き道手前に来ました。何やら工事の案内があり、「ヘリポート工事 6月14日~7月下旬」と記されていました。 |
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縦走路は巻き道になっていて、タワ尾根を越える地点で尾根入口を確認し、更に縦走路を進みます。 |
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酉谷山の巻き道分岐に来ました。ここが行福ノタオでしょうか、道標から山頂へ向かうと、ブナの輝くような新緑の中にまたトウゴクミツバツツジがあちこちで咲いていました。両側に今を盛りと咲き誇り、何とも華やかな道です。長沢背稜はひっそり樹林帯のイメージだったのでトウゴクミツバツツジは三ツドッケだけかと思っていましたが、この時期こんなに沢山のピンクに彩られる道になるなんて、びっくりやら嬉しいやらで、今日の青空が本当に感謝です。 |
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ネットで見た酉谷山の山頂はスズタケの中で狭く展望がないという印象でしたが意外と広く、木々があるものの奥多摩側の見晴らしは悪くない山頂です。ここでちょっと早めのお昼。 |
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酉谷山から下って、縦走路に合流。下に避難小屋が見えているのでちょっと寄ってみました。 |
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縦走路はまだまだトウゴクミツバツツジが続くので、ついつい写真を撮ってしまいます。後日、写真の整理が大変でした。 |
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七跳尾根に出ました。すぐ左、スズタケの中に山頂への道がついていましたが展望ないと書かれているので今回はパス。そのまま縦走路を進みました。桟橋などもあり、よく整備されています。 |
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七跳山山頂からの道と合流して稜線上の道になると、秩父側にはトウゴクミツバだけでなくシロヤシオの木も少しありました。 |
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さて、最後の三ツドッケへ。秩父側の急斜面のシロヤシオは花付きもよく、満開できれいに咲いていました。が、ちょっと見づらい位置の花が多いのが難点。 |
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稜線上のシロヤシオは散っている木もありましたが、トウゴクミツバとの紅白はまだきれいでした。 |
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三ツドッケの山頂に到着。 誰もいません。 |
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三ツドッケ南峰のシロヤシオは散っているものもありますが、まだまだトウゴクミツバとのコラボがきれいでした。でも、来週末ではもう遅そう。今週晴れてくれたので、ギリギリ間に合ってよかったです。 |
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一杯水避難小屋は、中を見るとやはりストーブは撤去されていました。冬は有難い存在だったと思うので、利用者にとっては残念なことでしょう。横のトウゴクミツバは殆ど散って萎れていました。 |
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あとはバス停まで下るだけ。ヨコスズ尾根は緑いっぱいで、こちらはもうヤマツツジの代になっています。滝入ノ峰は、今日は一般の巻き道ルートを下りました。 |
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久し振りの三峰ルート、雲取山の素晴らしい日の出、雲海に浮かぶ朝焼けの富士山、念願の長沢背稜、シャクナゲとミツバツツジとシロヤシオ。天気にも恵まれ、花と新緑の素晴らしい尾根歩きが楽しめた感謝の二日間でした。長沢背稜は静かでとてもいいコースだったので、次回は紅葉の頃にも歩いてみたいと思いました。 |
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