武川岳・二子山

たけがわだけ(1052m)・ふたごやま(882m)


一昨年の今頃に行った武川岳は、東から西へのルートでした。
今回は天狗岩から二子山へ、南から北へ抜けようと思います。


2010.4.25
(日)
 名郷武川岳
登山口
天狗岩前武川岳武川岳蔦岩山焼山二子山浅間神社芦ヶ久保駅
快晴  08:05着
 08:10発
08:4009:20
09:25
10:0010:20
11:00
11:2012:10
12:30
13:05
13:25
14:00
14:05
14:45着
14:49発



飯能駅7:10発の湯ノ沢行きのバスで、名郷下車。民家の芝桜やミツバツツジなど見ながら妻坂峠方面へ少し行くと、民宿西山荘の看板があり、ここから右へ坂を上って行きます。以前にこの上り口で、「天狗岩・武川岳」の大きな看板道標を見たような気がしますが、今はちょっと気付きませんでした。

道なりに曲がりながら、青空の下に広がるきれいな枝垂れ桜など見上げつつ進んで行きます。

カーブの左側にある階段で植林の中の近道を行き、また車道に出ると「天狗岩・武川岳へ」の登山口がありました。向こうのヤマザクラがきれいです。


武川岳 登山口
【武川岳 登山口】
急登
【岩混じりの杉林急登】

しばらくは杉林で、やがて岩混じりのかなりの急登になりました。



尾根に上がり、しばし休憩。ここから短い岩混じりの尾根を行くと、次の植林手前にはカタクリが少し咲き残っていました。

大岩混じりの平坦な植林を少し進むと岩塊が現われ、男坂・女坂の分岐になりました。女坂は植林の巻き道のようですが、男坂の方が面白そうなので直進します。

最初から大きな岩ゴツゴツの急登ですが、足場はたくさんあるので登り易く楽しい岩場です。上へ行くほど急勾配になってきました。

天狗岩 男坂
【岩ゴツゴツの天狗岩 男坂】
天狗岩
【天狗岩から見る伊豆ヶ岳方面】

登りきったピークから振り返れば一気に展望が開け、左手には尖った伊豆ヶ岳と古御岳、右手には穏やかな山容の蕨岳が見えています。

両側にアブラチャンが咲き、左右の山肌にはポツポツとヤマザクラが咲いていてきれい。ずっと植林でしたが、ここは気持ちのいい岩ピークです。


植林を少し進むと、「天狗岩頂上」の道標が立つ大岩の横に出ました。男坂の分岐が分かり難いので、帰路にこの尾根を下った場合は気付かないうちに女坂を下ることになりそうです。

植林の中の小ピークを越えると、ネットの向こうに前武川岳が見えてきました。まだ植林が続きそうです。


前武川岳へ
【あの前武川岳へ】
前武川岳
【前武川岳のミツバツツジは・・・】

ひと登りして緩やかになると、ようやく右側が雑木林になり前武川岳に出ました。

一昨年の同じ頃ここを通った時はミツバツツジが咲いていましたが、今年は冬枯れ姿のまま。遅れているだけならいいのですが、よく見れば花芽もないようです。

ここからは気持ちのいい明るい自然林になります。
しかし、この先もあるはずのミツバツツジやスミレは見られませんでした。

武川岳へ
【武川岳へ】
武川岳
【武川岳 山頂】

武川岳に着きました。
前回より早い時間なので、今はまだ静かです。

武甲山側にミツバツツジが数本咲いていたはずですが、今日は一本に蕾がついているだけで、まだアブラチャンが咲いていました。

カタクリはどうかなと妻坂峠方面へ行ってみると、片葉は多いながら花はない。キョロキョロ探して、ようやく1本見つけました。でもまだ半開きです。

急坂の手前まで行ってみると、花の部分が取れてなくなっているものを見つけました。周辺の花も、やはり同じようにプツンと取れています。季節外れの雪に凍えて萎れたのか、シカに食べられたのか・・・・・
カタクリも寂しい雰囲気でした。

山頂に戻ると、ずいぶん人が増えていました。
早めのお昼にして、出発。

カタクリ
【カタクリの花が取れている・・・】
蔦岩山
【気持ちのいい蔦岩山】

植林続きだった南側と違って、蔦岩山方面へ向かうと自然林になりました。明るい光が降り注ぎ、とても気持ちのいい道です。

左側には、カタクリの葉があるもののやはり花はなく、エイザンスミレが一輪咲いていました。


蔦岩山を過ぎて、ようやく咲いているミツバツツジを見ることが出来ました。向こうには、武川岳から名栗げんきプラザへ続く気持ち良さそうな自然林の稜線が見えています。今度来る時は、あの尾根を歩こう。
そして反対側には僅かながらカタクリが咲いていました。今日のような日は少しでも咲いている花を見ると嬉しいです。


武川岳
【振り返る武川岳とミツバツツジ】

カタクリ
【カタクリ】

急下り
【急下り】

やがて岩混じりの急下りになりました。
けっこうな傾斜で、雨上がりなど滑りそうです。

下りきった辺りから、右手に林道が沿って来ました。しばらくは着かず離れず進みます。

林道沿い
【右下に林道】
武甲山
【左に武甲山】

左側の樹間から見えていた武甲山が、よく見えるようになって来ました。下に水色のプールのようなものが見えています。あれは何でしょう。

やがて芽吹きも彩り豊かになって、モミジでしょうか、紅葉のような色合いの萌黄色も混じってきました。


焼山に着きました。ここはまた素晴らしく展望が開け、大持山の稜線もよく見えています。今年のアカヤシオはどうでしょう。風もなく気持ちいいので切り株に腰掛けて、ゆっくり寛ぎタイムにしました。
目の前には武甲山が大きく、山頂への作業道も見えます。今日は日曜日なので休業なのでしょうか、音もなく人の気配もありませんが、掘削はいつまで続くのでしょう。


焼山
【焼山 山頂】

武甲山
【目の前は武甲山】

さて、次は二子山。後ろに隠れそうに見えているのが丸山で、例の展望台が見えています。


二子山
【二子山  隠れそうな丸山】
林道
【林道分岐】

途中までは自然林の明るい尾根道で、直角に右折すると右側は杉林になりました。ところどころで、根こそぎ倒れた木や無残に幹折れしている木が道を塞いでいます。

林道分岐を過ぎると登り返しになり、直下はまた急登です。

二子山に到着。
西側は大きく展望が開け、倒木ベンチがあります。
横の高みに三角点と雄山の山頂道標がありました。

倒木ベンチに戻って、ここでも時間調整のコーヒータイム。秩父の町並みが広く見渡せ、両神山もよく見えています。

二子山 雄山
【二子山 雄山】
二子山 雌山
【二子山 雌山】

雄山から一旦下って登り返せば、雌山です。
ここは西側が植林なのでちょっと暗い感じ。
沢道コースと尾根道コースがありますが、今日は直進の尾根道コースへ進みました。

下り始めは、岩混じりの急下りです。慎重に下って急坂が終わると、大きな石室がありました。人為的な感じなので修験者が利用したのでしょうか、一坪くらいの広さがあります。

岩室
【岩の急下りの下にある岩室】
根こそぎ倒木
【根こそぎ倒木多い】

大岩の横を抜けると植林になり、ここでも根こそぎ倒木が次々現れました。標高の低い混み合った林なので強風の影響は考え難い。

ただの大雪ならさほどの重量にはならないと思うけど、氷密度の高い雨氷が葉や細枝にしっかり取り付いて太くなり、その上に更に雪が降れば相当な負荷がかかるはず。この冬は低温続きで雨氷が融けにくく雪も多かったので、木々の被害も大きかったのではと思いました。

やがて片側が自然林になってミツバツツジのピンク色が目に飛び込んできました。今日は色彩が寂しいので、たまに鮮やかな色に出会うと嬉しくなります。

傍らには小さな祠が祀ってあったので、手を合わせてご挨拶。ふと下を見れば淡い桃色!あれはアカヤシオみたい。急斜面だしちょっと遠いので近づくことは出来ないけど、こんな標高の低い場所にもアカヤシオは咲くのでしょうか。

浅間神社
【振り返る浅間神社のミツバツツジ】

更に下って沢が近づいて来ると、木々も新緑に変わり、ヒトリシズカがあちこち見え始め、楽しい道になりました。タチツボスミレやムラサキケマン、ユリワサビなど見ながら下り、沢にちょっと下りてみるとジロボウエンゴサク(たぶん)も咲いていました。


ヒトリシズカ
【ヒトリシズカ】

ジロボウエンゴサク
【ジロボウエンゴサク?】

鳥居があるのを見て、ここは浅間神社の参道だったのだと改めて納得。すぐ先で西武線をくぐり、県道に出て右へ行けば、間もなく芦ヶ久保駅です。


浅間神社鳥居
【浅間神社鳥居の先に西武線】
芦ヶ久保駅
【芦ヶ久保駅周辺の春景色】

芦ヶ久保駅の手前は桜がきれい。山肌の山桜もきれいで、柳の緑も柔らかく、まさに春色。

今は麓が一番きれいな季節なんだな〜と、ボンヤリしていたら電車が来ました。次は14:49発のはずで、今は14:40。不思議に思っていたら発車してしまいました。

駅で聞けば、芝桜まつり期間中は臨時電車があるそうで、14:41発の電車でした。予定の電車は定刻通りに来たので安心しました。東飯能駅での乗り継ぎが便利な電車です。



一昨年の武川岳はもう少しミツバツツジが咲いていましたが、今年は花つきがあまり良くなく寂しい色彩でした。カタクリはもともと少なめだった気がしますが、花が取れていたのにはビックリ。来年は普通に咲いて欲しいと祈るばかりです。前半の植林が長く感じましたが、コース全体はアップダウンがあって変化に富み楽しいコースでした。



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