大野山

おおのやま(723m)


丹沢南西部に位置する大野山は低山ながら富士山の展望に恵まれた山で、
山頂には牧草地が広がっているので、家族連れなどでも賑わうようです。


2009.12.19
(土)
 谷峨駅大野山
入口
林道横断
(無人販売)
大野山地蔵岩安戸トンネル河村城址公園山北駅
快晴 10:11着
 10:11発
10:3511:10
11:15
11:50
12:45
13:3514:1514:55
15:25
15:45着
16:01発



この冬一番の寒波到来で、寒い朝を迎えました。別の山を予定していましたが、あまりの寒さに布団へ逆戻り。一眠りして目覚めたのは8時前。空は真っ青、素晴らしい天気。『明日は色々予定があるし、こんなにいい天気なのに、やっぱり行かなきゃ後悔しそう。』と、比較的近い大野山へ行くことにしました。駅から行ける4時間コース。いつでも行けると思い、なかなか行く機会のなかった山で小学校の遠足以来です。

御殿場線の松田駅から、くっきりきれいな富士山にご挨拶して電車に乗り込み、谷峨駅で下車。

右へ進み陸橋で御殿場線と国道を越え、道標に従って酒匂川を吊橋で渡ります。

車道を左へ進み、カーブしながら登って行けば、赤い高速陸橋と富士山が見えて来ました。


酒匂川と富士山
【酒匂川と富士山】
大野山ハイキングコース入口
【大野山ハイキングコース入口】

道なりに進んだ先、民家の横に可愛い牛の絵の道標「大野山ハイキングコース入口」がありました。
左へ入れば、すぐ登山道です。

畑の上から富士山見つつ登って行くと雑木林になりました。真っ赤な紅葉が残っていて、落ち葉いっぱいの道です。

名残の紅葉
【名残の紅葉と落ち葉道】
頼朝桜
【頼朝桜】

「行き止まり」分岐や、「山北駅」分岐を過ぎて車道に出ると、立派な桜の大木がありました。源頼朝が杖を立てかけたら、「ひこばえ」から芽が出たという桜。「頼朝桜」と呼ばれているようで、横には由来の案内板がありました。

その先のウッディなトイレ休憩所から右の道へ進みます。左上に見える大野山の草原を目指して進んで行きました。

トイレ休憩所
【大野山が見えてきた】
大野山へ
【落ち葉道を大野山めざして】

丹沢山麓の低山なので植林が多いのかと思っていましたが、明るい落ち葉道が続きます。木々の向こうに見える青空の下の草斜面が気持ちよさそう〜

深沢分岐の林道を横断すると、新しい休憩舎があり無人販売コーナーがありました。みかんの他にも、ぎんなんやくるみなど色々あります。

下山コースにもあるかどうか分からないし、山頂でも食べたいので、みかん1袋(100円)を買って上へ向かいました。

無人販売
【林道横断 無人販売あり】
愛鷹山塊と富士山
【愛鷹山塊と富士山】

咲き残りのアザミやマユミの実など見ながら登って行くと、ようやく大きく開けた牧草斜面に出ました。

箱根の山々や相模湾が明るく輝き、振り返れば先日登った愛鷹山塊もきれいに見えて素晴らしいです。

東側に広がる牧草地の奥には丹沢主峰が見えていて、牧歌的な風景がとても素敵です。
山に雪がある頃に、来てみたいな〜

奥に蛭ヶ岳
【牧草地の奥に蛭ヶ岳】

上空は相当風が強そうですがここはさほど強くなく、青空の下、富士山や三国山稜を見ながら開放的な牧草地を進んで行きました。上には東屋があるので、ここでゆっくりお昼というのもいいかも知れません。


富士山見つつ
【富士山見つつ牧草地を進む】

牧草地の休憩舎
【上に休憩舎】

東屋を過ぎ、電波塔の先で舗装道を横断したり、登山道を進んだりして上の車道に出ると、向かい側には丹沢の山々が見渡せるようになりました。あれが権現、あれが大室、あれは蛭?などと思いながら車道を進んで行きます。


大野山山頂
【車道が通る大野山山頂】

やがて休んでいる人の姿が見えて来ました。どうやらここが大野山の山頂のようです。

何やら人工物が多く、山頂の真ん中を車道が通っているので、『ここはピクニックランド?』といった風情。暖房便座の立派なトイレもあります。


小広い草地からは、富士山、西丹沢の山々が一望でき、
下には丹沢湖も見えて、見晴しは楽しい山頂です。

丹沢の山々
【不老山〜権現山〜畦ヶ丸と丹沢湖   大室山〜丹沢主峰の山々】

気温は相当低く時々強い風が吹くものの、比較的穏やか。気持ちのいい青空の下でお昼にしました。

桜の季節は宴会登山で賑わうようですが、今日は静かな山頂です。季節を間違えたのか、ぽつぽつ咲いている桜の花が寒さに震えていました。


大野山 山頂広場
【大野山 山頂広場】

帰りは山北駅方面へ下ります。東へ進むと大きく開けた牧草地の上に出ました。
遠くに相模湾が見え、箱根の山々のシルエットの横には大島もうっすらと見えています。
山頂を車道が貫く大野山。敬遠していましたが、賑わう季節を避ければ素晴らしい山でした。

相模湾と箱根の山々
【相模湾と箱根の山々】

階段の急下り
【イヌクビリの先は階段の急下り】

ゲートを抜けると駐車場で、その先がイヌクビリでしょうか。真っ直ぐの牧草地も気持良さそうで行ってみたい気がしましたが、通行止めになっているので仕方なく、道標通り右の段々を下りて行きました。

牧草斜面を一気に階段で下ると、あとは平坦な雑木林。振り返れば木々の間から大野山の山頂が見えますが、この先はしばらく樹林の山腹道です。

落葉樹だけでなく照葉樹もけっこう多いので、緑と落ち葉がいっぱいの道でした。

樹林の山腹道
【照葉樹と落ち葉の道】
大野山 登り口
【大野山 登り口】

地図に「東側ガケ注意」と記されている所は、しっかりしたパイプ手すりが設置されいます。その先の岩の上に地蔵尊が祭られていたので、ちょっと寄ってお参りして来ました。

地蔵岩から降りれば、すぐ「大野山 登り口」の道標が立つ車道に出ました。

車道を下って行くと、やがて左手に共和小学校の校庭が見えて来て、左へ曲がると校門。

校舎の奥には大野山の草原が見えています。私は小学校の遠足で大野山へ来たけれど、この学校の遠足はどこへ行くのかな〜

共和小学校
【共和小学校】
安戸トンネル
【安戸トンネル】

道標完備の道を下り、バス通りに出ました。バス便は少なく、12月〜3月は運休しているようです。

高速の下を通り、やがて国道に出ました。小さな安戸トンネルを通って、次の信号で左へ行けば山北駅ですが、私は右へ折れました。


まだ2時過ぎ。今日は天気もいいので、このまま駅へ向かうのはもったいない。ちょっと遠回りして、河村城址公園へ行ってみることにします。酒匂川を渡り、酒水ノ滝への案内を見つつ進んで、小さな道標で左折。

河川敷にある工場を過ぎで、静かな舗装道路を進んで行くと、河村城址公園への道標がありました。

少し進むと、ここにも無人販売のみかん100円があります。朝に買ったみかんよりこちらの方がおいしそうなので、ここでも1袋買って、ザックはみかんでいっぱいになってしまいました。安いとついつい買ってしまう悲しい習性。何やら可笑しい。


河村城址公園へ
【左の河村城址公園へ】
落ち葉の舗装道路
【落ち葉がいっぱいの車道】

静かな坂道は舗装道路ですが、落ち葉で埋もれていました。里山ですが、人の気配はありません。すぐ上から登山道になりました。

山頂までは僅かな急登ですが、名残の紅葉が午後の日差しに輝いていました。暖かな色合いです。

山頂直下には、工事中の遊歩道が延びていました。

名残の紅葉
【名残の紅葉】
河村城址公園
【河村城址公園】

山頂の河村城址公園に到着。城跡だけあって、広い平坦地がカギ型に広がっています。

木々に囲まれているので展望はなく富士山も見えませんが、公園の東側は造成中なので、もしかしたら展望台など出来るのかも知れません。


御殿場線の電車時刻を調べて、誰もいないベンチで時間調整のティータイム。帰りは北側へ下りましたが、こちらは既に造成完了していて道もすっきり。山北駅までサラサラ下って行きました。



富士山の展望がいいので有名な大野山。山頂まで10分の所に駐車場があるので観光客も多そうですが、思いのほか素敵な山でした。短時間で山頂に立つ事が出来るので、出発の遅くなった日には便利でいい山だなあと思いました。



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