奥秩父縦走 金峰山・国師ヶ岳・甲武信ヶ岳

きんぷさん(2595m)・こくしがだけ(2591m)・こぶしがたけ(2475m)
2009年9月19日〜23日   初日の金峰山


2009.9.20
(日)
 金峰山
 小屋
金峰山朝日岳大弛峠北奥千丈岳国師ヶ岳東梓両門ノ頭水師甲武信ヶ岳甲武信
小屋
終日快晴 06:10発06:35
06:55
07:55
08:05
08:55
09:05
10:00
10:05
10:17
10:45
12:35
12:45
13:30
13:40
14:50
15:00
15:35
15:55
16:05着



八ヶ岳と瑞牆山
【八ヶ岳と瑞牆山】

朝になりました。
5:30からの朝食を済ませ出発。

台風の影響で風がかなり強いけれど、上空は真っ青。素晴らしい快晴の朝を迎えました。

昨日は見えなかった八ヶ岳が後方にすっきりきれいに広がっています。振り返りつつ、昨日下った石ゴロゴロの道を登って行きました。


金峰山 山頂に到着。 なんて素晴らしい展望なんでしょう!!
富士山もすっきりで感謝感激! 四方すべて、きれいに晴れ渡りました。
赤い鳥居が目立つ五丈石の向こうには南アルプスが大きく広がっています。
白根三山の左奥に見えている小さな尖がり。今日は塩見岳と分り何やら懐かしい。

右の市街の先には中央アルプスや御嶽山、北アルプスは八ヶ岳の奥に隠れているようです。
まさに360度。素晴らしい展望に、鳥居の前へ行って手を合わせ感謝。
展望を楽しみつつ、周辺をうろうろ。立ち去り難い思いで、山頂から東へ進みました。

金峰山 山頂
【金峰山 山頂からの眺め】

展望のいいなだらかな稜線を進んで、金峰山頂稜の端、賽ノ河原に来ました。
北の小川山の東端は、一見瑞牆山かと錯覚しそうな岩峰群で、今日はクライマーも多そうです。
賽ノ河原を過ぎると樹林帯の下り。うーん、展望のいい日に樹林帯・・・ちょっと勿体ない雰囲気です。

賽ノ河原から
【金峰山 賽ノ河原からの眺め】

朝日の差し込む明るい樹林帯を下って、鉄山は巻いて行きます。


鉄山
【鉄山は巻く】
立ち枯れ林
【立ち枯れ林から振り返る金峰山】

途中には立ち枯れ林もあって、富士山や金峰山も望めました。


うっすら色づいたダケカンバ混じりの急な登り返しになりました。振り返れば、またどんどん展望が開けてきて、富士山も南アルプスも金峰山も素晴らしい。

中央写真
【朝日岳 山頂直下からの眺め】

朝日岳の山頂に着きました。
樹林に囲まれていますがベンチがあって、西と南が少し開けた明るい山頂です。


朝日岳
【振り返り見る朝日岳山頂】
国師ヶ岳方面
【大ナギ(?)から国師ヶ岳方面】

下って行くと稜線はまた開けて、何やら賑やか。大弛峠から登って来た人達のようです。

前方に見えているのが国師ヶ岳で、右のなだらかな山が奥千丈岳でしょうか。
天気がいいので本当にいい気持ち。

登って来る人たちが多くなり、次々と何度もすれ違いながら下りて行きました。今日の金峰山は素晴らしい展望を楽しむ人たちで賑やかになりそうです。


更に樹林帯を下り朝日峠に着きました。傾いたベンチが何やら微笑ましい。


朝日峠
【朝日峠】
大弛峠
【大弛峠】

朝日の差し込む明るい樹林を更に下って、ひょっこり出たところが大弛峠でした。

車がいっぱいで、数えてみると50台くらいはありそう。バス派には遠い存在の金峰山や国師ヶ岳も、マイカー派の人達には人気なようで、右へ少し下った所には立派なトイレもありました。

道標完備の登山口から入って行くとすぐに大弛小屋がありました。駐車場から奥まっているので思いのほか静かな佇まいです。

小屋の横から登山道へ進むと木道。ここだけかなと思ったらずっと整備されて階段もある。途中に「夢の庭園」への分岐があってもまだ続く木段。

奥秩父の最深部のイメージの国師ヶ岳は、何やら観光地のような雰囲気でした。

夢の庭園 分岐
【夢の庭園 分岐】
前国師
【前国師】

大岩の上に出たところが前国師。目の前の国師ヶ岳は樹林の中ですが、右手の北奥千丈岳からはなだらかな稜線が伸びて気持ち良さそう。


前国師から少し下ると国師ヶ岳・北奥千丈岳の分岐に出たので、ザックを置いて右へ進みました。

5分ほどで北奥千丈岳の山頂に着きました。
地図に奥秩父最高点と記されている通り展望も良く、ハイマツ・シャクナゲ・庭石など配した日本庭園のような風情です。

北奥千丈岳
【北奥千丈岳】

西には南アルプスが横一列にくっきり望め、手前は茅ヶ岳でしょうか。
金峰山から歩いて来た尾根と、後ろには八ヶ岳も横一列で、素晴らしい眺めです。
分岐にザックを置いてきたことを後悔。ここでお昼にすればよかった・・・

南アルプス・金峰山方面
【北奥千丈岳から南アルプス・金峰山方面】

北には奥秩父の山並みが横に大きく見渡せます。
前国師〜国師ヶ岳〜チラッと甲武信ヶ岳〜笠取山方面が見渡せ、楽しい眺め。
こんな素敵な山頂なのに来る人も少なく、とてもいい雰囲気の山頂でした。

奥秩父縦走路方面
【北奥千丈岳から奥秩父縦走路方面】

分岐に戻り、少しで国師ヶ岳の山頂に着きました。
金峰山へ向かった人の方が多いようで、ここは意外と静かです。

山頂はやはり大岩ゴロゴロで、正面に富士山。右手にさっきの北奥千丈岳が、ちょっとした高みのように見えています。

北奥千丈岳へは寄らなかったという福島4人組さんが昼食タイム。ちょっとおしゃべりしながら、早めのお昼にしました。ここから皆さんと前後しながら甲武信ヶ岳へ向かうことになります。


国師ヶ岳
【国師ヶ岳】
古い道標
【古い道標】

素晴らしい展望を満喫した国師ヶ岳までの行程。ここまでは人も多かったけど、この先からはとたんに静かな森になり、人も見かけなくなりました。

少し先が天狗尾根の分岐です。ここまでの道標は立派なものばかりでしたが、国師ヶ岳を過ぎると昔ながらの古い道標が残されていました。私にはこちらの方が嬉しい。

左へ下り、時々小鳥の囀る小さな声を聞きながら黙々と歩いて行きます。


ずーっと静かな樹林帯。奥秩父らしい雰囲気の、苔むす針葉樹の森が続いています。
ただ、とっても身勝手な言い分だけど、ここは曇りやしとしと降る小雨が似合っている。今日は快晴。太陽サンサンの日に、この苔むす樹林帯歩きは何やら雰囲気出ないな〜(などと贅沢を言ってはいけません)

倒木も多くなり、跨いだり潜ったり乗り越えたりして進んで行きます。平坦な「国師ノタル」には壊れた道標が下に置かれていました。


苔むす樹林
【苔むす倒木多い樹林】

国師ノタル
【国師ノタル】

国師ノタルからも展望のない樹林帯が続きましたが、時々開けた場所からは甲武信ヶ岳・木賊山が見えました。


甲武信ヶ岳方面
【甲武信ヶ岳・木賊山】
奥秩父縦走路
【奥秩父縦走路】

出会ったのは一人だけ。誰もいない静かな森が続きます。

2224mと思われる地点で方向が変わり、やがて登り返した所が東梓。狭いピークで展望は僅か。木陰に小さく「東梓」の札が掛かっていました。

次の登り返しで飛び出した岩の上が「両門ノ頭」で、地図に記されているように180度の展望です。

左手に、これから向かう甲武信ヶ岳や木賊山のガレ斜面が見え、大菩薩が続いて、正面にはまだまだきれいな富士山。手前は黒金山でしょうか。

両門ノ頭
【両門ノ頭】
富士見
【富士見】

更に緩やかな上下の先で、登り返して「富士見」。
細い木々に囲まれ、今は富士山は見えない。小さな手作りの山名札がなければ気付かず、ただの通過点のような林の中でした。

水師へは急登。そろそろ終わりと思うと気も抜けて、疲れて来ました。

水師ピークで休憩。周囲は木々に囲まれて展望は全くないけれど、紅葉した木やシャクナゲの木も多く、どこかの山頂といった雰囲気はあります。奥に、字が消えて読めない古い山名札が掛かっていました。

水師
【水師】

最後の登りの甲武信ヶ岳へ向けて出発。急下りの先、ガレた岩場からは富士山がまだきれいに見えていました。やがて千曲川源流分岐に出るとまた立派な道標が現れ、数人が休んでいました。ここから今日最後の登りです。


甲武信ヶ岳
【甲武信ヶ岳】

ガラガラ大岩の急登で、甲武信ヶ岳の山頂に着きました。「日本百名山甲武信岳」の大きな標柱。

6月に来た時と時間帯が違うので雰囲気も違いますが、空気が乾いているので今日もすっきりした素晴らしい眺めです。

西には、今朝から歩いてきた金峰山からの山々。
逆光ながらよく見えて、間もなく到着した福島4人組さん達と、感激しながらこの稜線を眺めていました。

歩いて来た山々が見えるって、ほんと、嬉しい〜

国師ヶ岳・金峰山
【甲武信ヶ岳から奥秩父縦走路を振り返る】
富士山
【まだまだきれいな富士山見つつ】

あとは甲武信小屋へ下るだけ。
まだまだきれいな富士山を眺めながら下って行きました。

甲武信小屋に到着。今年、シャクナゲの咲く6月に泊まったばかりなのに、何やら懐かしい。相変わらず人気の小屋で、今日も100人くらい宿泊のようです。夕食後、今日も徳ちゃんのスライドショーがありました。

甲武信小屋
【甲武信小屋】

夜になっても快晴。空は満天の星で、月がないので天の川もよく見えます。「あっ!!流れ星!」と誰かが言ったけど、私は見れませんでした・・・ でも今日は本当に素晴らしい天気だったので感謝感謝。よく歩いたなあ〜と満足しながら床に就きました。明日の天気はどうでしょう。



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