梅雨明け宣言が出ても、なかなかきれいな青空に恵まれなかった今年の夏。
週末はようやくすっきり夏空になるとの予報に、白馬岳へ行くことにしました。
2009.8.15 (土) | 猿倉 | → | 白馬尻荘 | → | 大雪渓入口 | → | 葱平 | → | 白馬岳分岐 | → | 白馬岳 | → | 分岐 | → | 杓子沢コル | → | 鑓ヶ岳 | → | 天狗山荘 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
晴れ 一時曇り | 06:25着 06:35発 | 07:35 07:45 | 08:10 08:25 | 10:15 | 12:00 12:30 | 13:00 13:10 | 13:35 | 14:40 14:45 | 15:35 15:40 | 16:25着 泊 |
7月連休に雨でキャンセルした白馬岳。2日間しかないので、朝日岳は諦め唐松岳へ抜けます。 |
|
エゾアジサイの咲く広い道を歩いて間もなく鑓温泉の分岐を左へ見送り、更に進むと前方には小蓮華山の稜線が大きく広がってきました。 |
|
やがて沢を渡り登山道らしくなってくると、青いミソガワソウや黄色のオタカラコウがあちらこちらにいっぱい咲いています。 |
|
|
|
いよいよ長い雪渓登り。朝は20度くらいでしたが、ここは12度くらい。日差しがあっても立ち止まればひんやり涼しく、さほど暑さは感じません。足元のステップを見ながら、ひたすら上へ上へと登って行きます。 |
|
雪渓上部で右へカーブし、大岩の横に出ました。アイゼンを外し、ここからは花咲く急斜面です。ハクサンフウロやイワオウギが沢山咲くなか、休み休み登って行きました。 |
|
日差しは強烈だけど空気は爽やかで、いい気持ち。時々雲が切れると、きれいな青空には白い半月が小さく浮かんでいました。 |
|
|
イワオウギ | 花が穂のように立ち上がって咲くので他と区別しやすい。一番多く、南アルプスでも見かけた。実は節のある節果。 |
|
シロウマオウギ | 花が真っ白なのが特徴で、茎の先に集まって咲く。白馬岳には多いのかと思ったが、すぐには見つからない。実は長さ1cmで太短い。 |
|
リシリオウギ | 花はやや黄白色で、やはり茎の先にまとまって咲くらしいが、今回花は見られなかった。花期は早く7月。小葉が大きく、3~5対と少ない。実は長さ2cmの楕円形。 |
|
タイツリオウギ | 花はやや緑がかった黄白色で、茎の先に広がって咲く。実は半円形で、鯛に例えられて名がついた。 |
来年まで覚えているかな~と思いつつ、お礼を言って更に登って行きます。 |
|
白馬村営宿舎に着きました。タカネシオガマ、クルマユリ、イブキジャコウソウ、オンタデなど周辺も花がいっぱいです。 |
|
更に上へ進んで、杓子岳分岐に出ました。ベンチがあるので昼食タイム。 |
|
|
|
白馬岳の山頂に着きました。 |
|
白馬岳をあとにし、さっきの分岐へ戻ります。 |
|
白馬村営宿舎の裏はカラフルなテント場になっていて、下の斜面にも花がいっぱい咲いていました。 |
|
時間もないし展望もないので、杓子岳は山頂を通らず、そのままトラバース道を進みます。 |
|
コルから小鑓への登りはけっこうな急登。シコタンソウ・ホソバツメクサなど見かけながら、休み休み登って行きます。一箇所、ミヤマアケボノソウが集まって咲いていました。小鑓の上に上がると道は緩やかになり、ここからも花が多く、所々咲き終わったウルップソウがいっぱい広がっている箇所もありました。 |
|
これが最後の登りと思いながら、ようやく鑓ヶ岳の山頂分岐に上がりました。 |
|
鑓ヶ岳の山頂は細長く、ガスっていた白馬岳方面もずいぶん雲が取れてきて、展望もよくなってきました。旭岳から白馬岳・小蓮華岳の稜線がきれいに見渡せます。目の前に見える杓子岳の東壁は、下の方まで荒々しく崩れていました。杓子岳のトラバース道。もう誰も歩いていません。 【鑓ヶ岳から見る 旭岳~白馬岳~小蓮華山】 |
|
さて、あとは小屋へ向かうだけ。と思ったけれど、この下りはザラザラ急下り。気をつけて下ります。 |
|
この先は下りだけかと思ったら、鑓温泉分岐からは僅かながら緩やかな登りになりました。もう疲れて来たし、気も抜けて来たので、この最後の、短い、登りが、とても、シンドイ・・・ |
|
|
|
食後、外に出てみるときれいな夕焼け雲。 |
|
白馬岳の花々 |