坪山・大寺山

つぼやま(1102m)・おおてらやま(1226m)


ヒカゲツツジですっかり有名になった坪山ですが、そろそろ混雑な時期は過ぎたでしょうか。
イワカガミやミツバツツジの季節になり、尾名手尾根の新緑も楽しみに出かけて来ました。


2009.4.29
(祝)
 [八ツ田]坪山中間ピーク西原峠大寺山左折点アンテナ手前
 雑木林
車道[阿寺沢入口]
快晴 09:10着
 09:20発
10:35
11:10
11:50
12:00
12:3013:25
13:45
14:4014:55
15:15
15:3015:43着
15:53発



上野原駅で下車。バス停には既に行列が出来ていましたが、8:28発の小菅の湯行きバスを利用する人も並んでいたので、8:08発の飯尾行きバスは一台で出発。数人が立っていましたが初戸でも随分降りたので、それからは全員座れたようです。 八ッ田(坪山登山口)で下車。30人弱くらいは降りたようですが、隣りを歩いている人の話では、「今日は空ているわね〜」とのこと。最盛期は、ここから列になるそうです・・・


坪山 東・西コース分岐
【坪山 東・西コース分岐】

以前は「御岳神社前」が登山口だったようですが、今はトイレが設置された八ッ田が登山口のようです。

足元のスミレや山里の鯉のぼりなど見ながら緩やかに登り、東・西ルートの分岐に来ました。花が多いのは西ルートと記されているので、真っ直ぐ進んで行きます。

植林帯を抜けると雑木も混じるようになりました。
下の方のヒカゲツツジは、すっかり終わって緑一色になっています。岩混じりの狭い尾根で新緑がきれいです。

イワウチワもほとんどが葉ばかりですが、所々咲き残りの花がありました。

ヒカゲツツジは葉
【ヒカゲツツジは緑一色】
イワカガミ
【イワカガミが咲いている】

イワウチワの群生地が過ぎ、ふと見ると足元にピンクの花。イワカガミの花が咲いていました。
ここからがイワカガミ地帯になるようで、咲き始めでどの花もとてもきれいです。


予想以上に点々と咲いていて本当にきれい。ヤセ尾根の両側の足元に咲いていて、とても楽しい道です。上の方は蕾もたくさんあって群生している箇所もあり、露岩混じりの道は楽しくてニコニコルンルンで登って行きました。新緑はきれいだし、空は青いし、ほんとにいい気持ち。


イワカガミの道
【イワカガミの咲く尾根】

イワカガミ
【イワカガミ】

両側にはヒカゲツツジらしい木がたくさんありますが、今はもうすっかり緑です。終盤とはいえ少しくらいは残っていると思っていたのでがっかりしていましたが、一つ二つ咲き残りを見つけた時は、何やらとても有難い花のように思えてしまいました。春の坪山でヒカゲツツジが見れないなんて悲しい〜と思っていましたが、ひとつでも見れたので、よかったよかった。


イワカガミの道
【両側にイワカガミ】

ヒカゲツツジ
【咲き残りのヒカゲツツジ】

思いのほか早く坪山の山頂に着きました。地図のコースタイムは混雑時のタイムでしょうか。今日は空いている方だそうですが山頂には続々到着。混雑時はどんなことになるのでしょう。狭い山頂ですが見晴らしはよくて奥多摩や三頭山、南の権現山がよく見えます。午後の大寺山があるので、半分の昼食タイム。


坪山
【坪山 山頂】

権現山方面
【権現山方面】

西原峠へ
【輝く新緑のなか、西原峠へ】

山頂の西側すぐ下に分岐がありました。左はびりゅう館、右は松姫鉱泉となっています。最初は急下り。やがて新緑いっぱいの尾根伝いになりました。どの葉も輝くばかりに、瑞々しい緑です。


小さな高みをいくつか過ぎ、中間ピークへ真っ直ぐ直登します。足元にはフイリフモトスミレでしょうか、小さなスミレがあちこちいっぱい咲いていました。地図で見れば坪山より少し高いピークです。急登すると緩やかになり、山頂は雑木林の中ですが北側がやや開け、奈良倉山から三頭山方面が見晴らせていました。


フイリフモトスミレ
【フイリフモトスミレ】

三頭山方面
【中間ピークから見る三頭山方面】

このピークからの緩やかな下りも新緑がきれいで、フデリンドウがいくつか咲いていました。

気持ちよく下って行くと小さな十字路に出たので、左の西原峠へ。


西原峠・佐野峠・ピーク巻き道分岐
【西原峠・佐野峠・巻き道分岐の十字路】
林道に降り立つ
【林道に降り立ち、振り返る】

左下に林道が見えてきて、まもなく林道に降り立ちました。

足元には小さな手製道標がありますが西原峠から来ると見過ごしそうな登り口で、以前この林道を奥まで行って引き返したことがあります。

佐野峠からの林道に合流して、更に左へ少し下った所が西原峠。大寺山へのルートは地図に記されていませんが、尾根伝いに進めばいいようなので、ここから尾根に上がりました。

始めはヤブっぽく、踏み跡もはっきりしません。
しかし、すぐ下り始め林道に合流してしまいました。

西原峠
【西原峠】
小寺山へ
【小寺山へは落ち葉がいっぱい】

林道を少し進んで、また尾根に上がると、今度は踏み跡も少しはっきりして来ました。落ち葉がいっぱい。左へカーブしながら進んで行きます。新緑がきれいで、足元にはアケボノスミレやタチツボ?スミレなどが咲いていました。

が、これもしばらくすると林道に合流。地図に記されている林道は、尾根より少し左下になっているはずですが、実際はすぐ尾根上に重なって来ます。

次こそ林道を離れて尾根伝いになると期待して林の中に入って行くと、また先で林道に合流。地図以上に林道は延びていて、結局大寺山直下まで5回くらい林道に出ながら歩きました。

落ち葉がいっぱい積もっていて、カラマツの新緑もきれいだったので、まあまあ許せる林道でしたが、所々に付けられたままの赤テープが淋しそうでした。

右に写真
【大寺山直下まで延びる林道】
大寺山
【大寺山山頂】

大寺山直下から林の中。右手に北峰や鋸尾根が見えています。

小笹が広がってきて上に着きました。
ここが大寺山の山頂ですが、緩やかな雑木林なのでちょっとした高みのような雰囲気です。

芽吹きの明るい山頂で、残りの昼食タイム。マウンテンバイクの人が一人通り過ぎて行きました。

北峰への道を見送って、東の尾名手尾根へ進みました。ここも地図にはないけれど、始めの踏み跡はしっかりしています。

隣の小ピークから急な斜面になると踏み跡は薄くなりましたが、緩やかになってくると、またはっきりした道になりました。

尾名手尾根へ
【権現山見ながら尾名手尾根へ】

芽吹きの明るい尾根を下って行くと、やがて植林との境道になりました。フモトスミレがあちこちいっぱいで、所構わず咲いている感じです。小さな石の山ノ神がありましたが、正面はどこ?という雰囲気でした。


フモトスミレ
【フモトスミレが多い】

尾名手尾根の山ノ神
【尾名手尾根の山ノ神】

尾名手尾根北側
【北側は新緑真っ盛り】

南側は植林になりましたが、北側は雑木林。だんだん新緑になってきて、午後の陽射しに明るく気持ちのいい林です。


やがて尾根上の道は植林の中で薄くなりました。尾根を離れ左へ折れる道があって、こちらの道の方がはっきりしています。真っ直ぐ行けば腰掛方面へ出るようですが車道歩きが長いので、ここから左へ下りました。西からの陽射しに、新緑が一段と輝いてきました。

ヒトリシズカやチゴユリ、イカリソウなど見ながら下って行くと、植林帯の手前に無線用?アンテナが数本立っていました。里も近そうなのでバスの時間調整。

雑木林に戻って、コーヒータイムにしました。
新緑が本当にきれいで、小鳥たちも気持ち良さそうにあちこちで囀っています。


新緑の森
【小鳥囀る新緑の森】
阿寺沢川の集落
【阿寺沢川の集落と車道】

アンテナの脇を抜け、植林を下って行くと一気に開け、下に阿寺沢川の集落やカーブしながらバス停へ向かう車道が見えています。

道路のカーブ地点に降り立ちました。左へ行き、民家の藤の花など見ながら進んで橋を渡り、右へ道なりに進みます。

バス停近くまで来ると左手に坪山登り口の道標がありました。字は消えかかっていましたが、踏み跡はついていました。


バス停には女性3人組がバスを待っていました。同じく尾名手尾根を下ってきたそうで、今日は山菜取りとのこと。コシアブラという山菜を分けて下さいました。帰宅して、早速天ぷらにしたら、ほどよい苦味があって美味しい山菜です。山の香りがいっぱいで、山菜取り山行もいいなあと思いました。労せずして自然の恵みに預かれて感謝です。ごちそうさまでした。



坪山は小さな里山なのに見晴らしが良く、春は次々花が咲くようで素敵な山でした。手軽で花いっぱいとなれば人気が出るのも頷けます。今日はイワカガミがとてもきれいでしたが、ミツバツツジはチラホラ僅か。山全体から見ても、ミツバツツジがこんなに少ない年は珍しいのではと思いました。またいつか、今度はヒカゲツツジやイワウチワの頃に行きたいと思います。尾名手尾根は赤松混じりの雑木林といった雰囲気でしたが誰にも会わず、新緑いっぱいでとても静かな尾根でした。



 坪山・大寺山の花々



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