棒ノ折山・日向沢ノ峰

ぼうのおれやま(969m)・ひなたざわのうら(1356m)


日向沢ノ峰から東へ伸びる都県境尾根は、気になりながらも歩いたことのない道でしたが、
アカヤシオや棒ノ折山のヤマザクラが見頃になったようなので、行ってみることにしました。


2009.4.19
(日)
 上日向奥茶屋棒ノ折山長尾ノ丸山ナシ山日向沢ノ峰踊平獅子口
小屋跡
林道清東橋
晴れ 07:50着
 07:50発
08:2009:35
10:00
11:05
11:15
12:15
12:25
13:30
14:00
14:20
14:25
14:4516:0516:40着
16:50発



川井駅7:40発の上日向行きのバスに乗って終点で下車。狭い山里の民家には春の花がいっぱい咲いていて、眺めながらしばらく車道を進みます。清東橋を過ぎると間もなく奥茶屋で、棒ノ折山登山口の道標があります。右の橋を渡ると細い登山道になり、沢沿いの気持ちのいい道になりました。


わさび田
【わさび田】

この道は9年ぶり。山再開まもなく登って以来です。
しばらくは、わさび田の沢に沿って登って行きます。わさびの青々とした葉から発散されるのでしょうか、ハーブのような爽やかな香りが辺り一帯に漂って、しっとりした朝のアロマセラピー散歩道のようです。

が、けっこう急坂。時々呼吸を整えつつ、香りを楽しみながら登って行きました。


山ノ神で手を合わせ、ここからは植林。ジグザグ急登ですが入れされた植林なので気持ちよく、日陰なので涼しく助かります。支尾根に乗れば西側は雑木林。明るい新緑の中にヤマザクラの淡いピンクが混じり気持ちいいので、ここで休憩。木々に透けて見える山々は、このあと歩く都県境尾根のようです。
この後も、植林の急登が続きます。


雑木林
【明るい雑木林】

急登
【植林 急登】

棒ノ折山の山頂に着きました。
広い山頂の向かいは奥武蔵。蕨山からの金毘羅尾根が長く伸びています。

春の水色の空の下、大きなヤマザクラが満開です。赤い葉の色に染まりそうなほんのり色のサクラや、白花のサクラ。ちょうど見頃で、とてもきれいでした。

まだ10時前ですが、既に東屋やベンチにも登山者がいて、それぞれに寛いでいます。今日は日向沢ノ峰もあるので、ここで半分の昼食タイム。
男性が一人、都県境尾根へ出発して行きました。



棒ノ折山
【棒ノ折山 山頂】

ヤマザクラ
【ほんのり色のヤマザクラ】

ヤマザクラ
【白花のヤマザクラ】

棒ノ折山
【振り返り見る棒ノ折山】

棒ノ折山までは前後に登山者もいましたが、ここからは静か。とたんに人影はなくなりました。

左側は植林、右側は雑木林の気持ちのいい尾根を下って行きます。ぽつぽつとヤマザクラの咲く林は、落ち葉もいっぱい。

緩く登った上に落合分岐の道標。ここが槙ノ尾山の山頂で、あの木彫りの山名板がかかっています。

この辺りは、枯れ葉の中のあちこちでカタクリが可愛いピンクの花を咲かせていました。

槙ノ尾山・カタクリ
【槙ノ尾山・カタクリ】
長尾ノ丸へ
【長尾ノ丸へ】

槙ノ尾山を下ると、やがて向こうに円やかなピークが二つ見えてきました。あの左側が長尾ノ丸の山頂のようです。

尾根が広くなり、明るく気持ちのいい雑木林になりました。ここにもカタクリの片葉がちらほら。花を咲かせるのは数年先でしょうか。


右手にバイクの音が聞こえて来て、見れば林道がすぐ下を走っていました。
目の前には蕨山から大ヨケノ頭・金比羅山の尾根が長く伸びています。
ヤマザクラや淡い新緑が明るく輝いて、いかにも春爛漫の山景色。
柔らかい色彩と明るい日差しと小鳥の声、なんて気持ちいいんでしょう。

蕨山〜藤棚山〜金比羅尾根
【蕨山〜藤棚山〜金比羅尾根】

エイザンスミレなど見ながら短い急登をこなし、平坦になった先に長尾ノ丸の道標がありました。南側が植林なのでちょっと暗いけれど、向かいの山々を見ながらしばし休憩。


長尾ノ丸
【長尾ノ丸】
都県境尾根
【明るい尾根道】

長尾ノ丸の少し先はトラロープの急下り。やがて緩やかな上下が続き、アセビのトンネルなど通って進んで行きます。
静かな尾根道は明るく、いい気持ち。

最初の急坂になりました。地図を見れば、日向沢ノ峰まで3箇所に急坂があるようです。植林の急登が終わると、やがてポツポツとアカヤシオの花が見えて来ました。光が当たって、きれいです。

都県境尾根・アカヤシオ
【アカヤシオ】
山ナシ山
【山ナシ山】

地図に表示はないけれど、次の小ピークの幹には「山ナシ山」と記されたテープが巻かれていました。
まだ先にも急登があるので、ここでしばし休憩です。植林ですが、日陰で涼しい。

この先からもアカヤシオが次々現れました。満開できれいですが、木が高かったり谷筋だったり木の陰だったりで、写真に撮りにくい位置です。

でも点々と咲いていて、ヤセた所や小さなイワウチワの咲く岩もあり、次はどんなかなと楽しい道です。

都県境尾根・アカヤシオ
【アカヤシオ】
日向沢ノ峰へ
【日向沢ノ峰へ】

2番目の急登が過ぎて、送電鉄塔の下に出ました。
左手は曲ヶ谷北峰方面、右に見えるのはタタラノ頭から蕨山へ向かう尾根のようです。

ここからようやく日向沢ノ峰全体が見えるようになりました。あとは、あの最後の急登だけです。


ヤブはなく、今はしっかり踏まれたスズタケの道を抜けて、懐かしい縦走路に出ました。蕎麦粒山からの防火帯の道は大好きな散歩道ですが、ここを歩くのは久し振り。周辺の木々の芽吹きは、まだのようです。

左へ上がれば日向沢ノ峰。
何やら新しい道標が立っています。以前あった、あの木彫り山名板がなくなっている!・・・・・

晴れていますが霞んでいて、富士山は見えません。ここで2回目のお昼。時間がやや遅いので一人二人と通り抜けて行くだけです。


日向沢ノ峰
【日向沢ノ峰】
川苔山
【正面に川苔山】

ここからは気持ちのいい防火帯。今頃はミツバツツジも咲いていていいはずなのに、ピンクがまったく見られません。正面の川苔山の一角、針葉樹の中にピンクが数本見えました。


踊平に下りて来ました。左の大丹波沢へ下りますが、縦走路の少し先にアカヤシオの木があるはずです。ちょっと上がってみると、鮮やかな桃色の花が枝いっぱいに咲いていました。まだ蕾もあるので、ちょうど見頃のよう。青空に明るく映えて、とてもきれいです。


踊平
【踊平】

踊平・アカヤシオ
【アカヤシオ】

さて、下山。下り始めは急坂ですが、やがて山腹を巻くように落ち葉いっぱいの道を進んで行きます。
ハシロドコロがあちこちいっぱい、ちょっと多すぎじゃない?・・・というくらい。足元には大人になったハナネコノメや、ヤマエンゴサクなど咲いていました。

獅子口小屋跡を過ぎて沢沿いになると、淡い新緑の道になりました。ここからは、せせらぎを聞きながら桟橋を何度も渡る楽しい散歩道です。

スミレやコガネネコノメソウなど見ながら進んで行くとニリンソウが群生し、素敵な小道になっているところもありました。

清東橋16:50発のバスに間に合えばいいので、ゆっくり楽しみながら歩くことにします。


ニリンソウ
【ニリンソウ小道】
大丹波川
【淡い新緑がきれいな大丹波川】

シロバナエンレイソウや中年のおばさんになったヒトリシズカ、可愛い滝など見ながら進んで行きます。
曲ヶ谷沢を過ぎ、やがて左岸に移ると道は左へ上がり林道に出ました。


ここからは長い林道歩き。山肌にぽっぽっと点在するヤマザクラのピンクや、ヤマブキの黄色など楽しみながらバス停へ向かいました。



棒ノ折山のヤマザクラはちょうど満開できれいでした。都県境尾根ではアカヤシオが点々と現れて、長い尾根ながらも楽しい道でした。片側には植林も多いけれど気持ちのいい雑木林も多く、時々人とすれ違うだけで静かな尾根だなあと思いました。



 都県境尾根〜大丹波沢の花々



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