鬼ヶ岳へは3度行っていますが、山頂から富士山を見たことがありません。
今日は快晴。節刀ヶ岳や雪頭ヶ岳からの展望も期待して家を出ました。
2009.2.8 (日) | プチペンション 曲がり角 | → | 登山口 | → | 大石峠 | → | 節刀ヶ岳 | → | 金山 | → | 鬼ヶ岳 | → | 雪頭ヶ岳 | → | 堰堤 | → | 根場 |
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快晴 | 09:40着 09:40発 | 10:00 | 11:20 11:30 | 12:35 13:10 | 13:25 | 13:50 14:05 | 14:17 14:35 | 15:35 | 15:50着 16:15発 |
河口湖駅9:18発の大石プチペンション村行きのバスに乗って、終点手前の角で降ろしてもらいました。鬼ヶ岳までは2006年秋の「節刀ヶ岳・鬼ヶ岳」と同じコースです。植林上部の水場。この時期は木の根元からチョロチョロと僅かに流れているだけでした。 |
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落葉したカラマツ林からは明るい日溜まりになりました。大きく折り返しながら進み、笹の茂る自然林になると、まもなく大石峠です。 |
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大石峠に到着。明るい陽射しがいっぱいです。雪は全くありません。今年の冬は全体的に雪が少ないようです。しかし、ここは風が強い。今までは南側だったので風はほとんどなく汗ばむくらいだったけど、ここは冷たい風が吹き抜けていました。風の当たらない南側で休憩。富士山の真上に太陽がありました。 |
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稜線は風が冷たいので、山シャツを着て手袋もして出発です。所々、雪が残って凍結しています。時々現れるくらいなので軽アイゼンも着けませんでしたが、日陰斜面は滑りやすく要注意です。 |
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風というのは標高が高くなるほど強くなると思っていたので山頂でのお昼は無理と思いましたが、上へ行くほど何故か風は弱くなり、節刀ヶ岳の分岐では穏やかになっていました。 |
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北側も素晴らしい展望です。奥秩父が長く横に広がって、大菩薩連嶺もすっきり。 【奥秩父~大菩薩連嶺】 |
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すぐ上が節刀ヶ岳の山頂です。 |
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節刀ヶ岳の山頂には木が数本立っていますが、南側は開けています。 【節刀ヶ岳の南は十二ヶ岳~鬼ヶ岳と富士山】 |
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さて、お昼にしようかなとザックを開けると、ついて来たワンちゃんが首を突っ込んでクンクン。お腹が空いているのでしょう。今日は海苔巻き弁当を買ってきたので、分けてあげました。しかし、食べるのが早い。30回は噛むのよ、って言っても10回も噛まずに飲み込む。なんて早いんでしょう。私の分がなくなっちゃう。 |
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金山の山頂は樹林に囲まれ展望もなく、賑やかな道標があるだけだと思っていましたが、今日は富士山が少し見えていました。 |
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葉のある頃は緑いっぱいの道も、この時期は向こうに鬼ヶ岳が透けて見えます。 |
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北面には雪が残り、凍結しているので注意しながら登って行きました。 |
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鬼ヶ岳の山頂に着きました。ここに立つのは今日で4度目。初めて富士山に会えました。すっきりきれいな姿ですが、手前に雪頭ヶ岳や木々があって、眺めはイマイチ。 |
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西には南アルプスが横一列にずらーっと並んでいます。 【南アルプス】 |
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甲府盆地の両側には甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳がすっきり 【北アルプスが見える!】 |
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次は、鬼ヶ岳の角で見えにくい方向を見ようと、山頂の大岩に登ってみました。 【鬼ヶ岳の角と節刀ヶ岳~十二ヶ岳 黒岳と三ツ峠山】 |
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いや~素晴らしい!! こんなに展望のいい山とは知りませんでした。今まで殆ど展望のない日に来ていたので、今日は本当に感謝感激です。十分眺望を楽しんで、雪頭ヶ岳に向かいました。 |
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ピークを越えて、雪頭ヶ岳のお花畑に出ました。 【雪頭ヶ岳からの展望】 |
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さて、下山。しばらくは急な下りで、秋には金色に輝いていたであろう風知草の道を下って行きました。向こうに王岳が見えています。 |
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西面の急下りは雪が融けて凍結したツルツルアイスバン。アイゼン着けたほうがいいのかな~と思いながらも面倒なので注意しつつ下ったら滑ってしまいました。危ない危ない。木の根につかまりながら、ゆっくりゆっくり下りました。 |
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南面になれば、雪はなくなって安心。明るいブナ原生林を下って行きました。 |
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次はカラマツ林で、ここも明るく、カラマツ落ち葉がいっぱいのふかふか道でした。 |
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根場バス停に着きました。前の駐車場にはトイレと東屋があります。 |
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節刀ヶ岳も鬼ヶ岳も雪頭ヶ岳も、今日は本当に素晴らしい展望でした。特に鬼ヶ岳はびっくりするほど素晴らしく、まさしく360度展望の山でした。見渡す高山はどの山も雪が少なく、全体的に春のような姿でしたが、思いがけず北アルプスまで見えて感謝感激の御坂山稜でした。 |