雲取山

くもとりやま(2017m)
平成21年1月10日~11日   初日の鴨沢ルート


2009.1.11
(日)
 雲取山荘雲取山ヨモギノ頭七ツ石山日陰名栗峰鷹ノ巣山
避難小屋
浅間尾根
休憩
登山口峰谷
快晴  07:00発07:30
08:00
08:4509:45
10:20
12:15
13:15
13:40
14:00
14:45
15:00
15:4016:15着
16:20発




6時からの朝食を済ませ、小屋前で日の出を見てから出発します。今日は快晴。マイナス10度と、かなり冷え込んでいますが、昨日のような風にはならないはずです。


雲取山
【雲取山 山頂】

朝日の差し込む樹林帯を登って、雲取山の山頂に着きました。風はあるものの、さほど強くなく展望はすっきり。富士山がきれいです。殆どの人が出発した後なので、山頂は静かでした。


西側の奥秩父方面が、朝日を受けてきれいです。
遠くの南アルプス、少し雲がかかっているようでした。

飛竜山~奥秩父方面
【飛竜山~奥秩父方面】

青空と富士山とキラキラと輝く霧氷。
素晴らしくて、本当に幸せです。


富士山と霧氷
【富士山と霧氷】
石尾根へ
【石尾根へ】

石尾根方面は七ツ石山や鷹ノ巣山の向こうに大岳山や御前山が見え、右手には丹沢の山並み。遠くに光っている海は東京湾でしょうか。

素晴らしい展望に去りがたく、長いこと山頂をうろうろしていましたが、そろそろ出発。今日はのんびり石尾根をスノーハイクで、時間はたっぷりある。(と思っていました)

雲取山の避難小屋の上は抜けるような青空。
振り返りつつ進んで行きました。

雲取山避難小屋
【振り返り見る雲取山避難小屋】
小雲取から
【小雲取から見る富士山】

小雲取からの眺めも素晴らしい。正面のカラマツ林、奥に大菩薩嶺の山並み、そして富士山。

小雲取は吹き溜まりになりやすいのかけっこう雪があって、登りは辛かったけど下りは楽しく、富士山見ながら下って行きました。

昨日は巻いたヨモギノ頭。山頂から東側の展望が素晴らしく雲取山からの眺めと似ています。

ヨモギノ頭から
【ヨモギノ頭から見る富士山】

ブナ坂を過ぎ、七ツ石山への登りになって振り返ると、
大菩薩嶺と飛竜山の間に南アルプスが見えていました。

大菩薩嶺と南アルプス
【大菩薩嶺と南アルプス】

七ツ石山
【七ツ石山 山頂】

七ツ石山に到着。
この山頂は吹きさらしだからか、サラサラ雪は飛んでしまったようで地面が出ていました。でも展望は素晴らしいので、ゆっくりコーヒータイム。


七ツ石山からは雲取山方面の眺めが素敵。
石尾根が白い帯になって雲取山へ延びていて、
飛竜山から雲取山の稜線が気持ち良さそうに広がっています。

飛竜山~雲取山
【飛竜山~雲取山】

吹き溜まりになった七ツ石山東側の深い雪道を進み、次の千本ツツジへはトレースがついていませんでした。巻き道を通って、高丸山もトレースなし。

陽だまりの道を進んで行くと、向こうに日陰名栗峰が見えて来ました。


高丸山を巻く
【高丸山を巻く縦走路】

日陰名栗峰へはトレースがついていて、よかった、よかった。
振り返ると、飛竜山・雲取山・千本ツツジ・高丸山がジグザグに見え、
鷹ノ巣山からの眺めと似ているようで違っていて、楽しい眺めです。

雲取山方面
【日陰名栗峰から振り返り見る雲取山方面】

日陰名栗峰
【日陰名栗峰  山頂あたり】

日陰名栗峰の頂きは長く、山頂のある西側には木立があるので、見晴らしのいい東側のカヤト原へ向かいます。


特別ゆっくり歩いたつもりはないのに、何やら遅い時間になっていました。七ツ石山から2時間もかかっていたようで、びっくり。今日の予定はここで昼食後、鷹ノ巣山を巻いて榧ノ木尾根を下ろうと思っていたのに時間がない。しかたないので予定変更。風も弱く気持ちいいので、ゆっくり景色を眺めながらお昼にして、今日は浅間尾根を下ることにします。

日陰名栗峰カヤト原
【日陰名栗峰カヤト原  隣の鷹ノ巣山から延びる浅間尾根と榧ノ木尾根】

鷹ノ巣山避難小屋への道。
この道も雪がほどほどあり、楽しい道でした。


鷹ノ巣山へ
【鷹ノ巣山への道】
鷹ノ巣山避難小屋前
【鷹ノ巣山避難小屋前のベンチ】

鷹ノ巣山避難小屋前のベンチで時間調整のティータイム。峰谷のトイレは凍結して使えない可能性があるので、避難小屋のトイレを拝借して出発しました。

この先の水場。凍っていると思っていた水は流れていて、びっくり。日当たりがいい午後は流れる時もあるのでしょうか。

アセビなどの先からは、ブナやミズナラなどの気持ちのいい林になる浅間尾根。木々の間からは、さっき休んだ日陰名栗峰の白い斜面が見えていました。

この林も気持ちがいいので、しばし休憩。

浅間尾根
【浅間尾根】
奥の集落
【奥の集落 向こうに榧ノ木山】

ミズナラ林が終わるとカラマツなどの植林急下り。下の浅間神社で今回の無事な山行に感謝して、鳥居をくぐりました。

登山口に下り立つと、「奥」の集落の向こうに榧ノ木山。白い尾根が気持ち良さそうでした。


集落に出てからが意外と長かったです。途中からは、ちょっと焦って急ぎ足。着いた峰谷には既にバスが待機していて、ほっとして乗り込みました。間に合って、よかった。午後のバスは16:20の一本限りです。


昨日は風も強く寒い一日でしたが、今日の雲取山は穏やかで素晴らしい青空に恵まれました。この冬はずっと晴天が続いていますが、やはり山での快晴は格別。大展望の石尾根で気持ちのいいスノーハイクを楽しめ、感謝の連休でした。



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