会津駒ヶ岳

あいづこまがたけ(2132m)


往復バスを利用して、秋の会津駒ヶ岳へ行ってきました。
山頂から中門岳へかけては、伸びやかな稜線が広がり、
草紅葉と池塘と青空の気持ちのいい木道が続いていました。


2008.10.4
(土)
 [駒ヶ岳登山口]登山口
階段
水場
ベンチ
駒ノ大池会津
駒ヶ岳
中門岳会津
駒ヶ岳
駒ノ大池水場
ベンチ
アルザ
尾瀬の郷
快晴 04:20着
 04:35発
05:2006:40
06:50
08:20
08:35
08:55
09:00
09:45
10:20
11:15
11:20
11:55
12:10
13:10
13:30
15:00着
15:20発



新宿22:30発の尾瀬(御池)行きバスに乗って出発。会津駒ケ岳登山口バス停で下車したのは15人くらいでしょうか。着いた時間は、まだ日の出前の4:20頃。周辺には民家が疎らにあるくらいで、灯りも少なく暗い。一人二人とヘッデンで歩き始める人もいますが、大半は街路灯の下で朝食を摂りながら、しばし待機している様子。私も温かなミルクティーを飲んでから朝食にしようかなと自動販売機を捜し、ちょっと先まで歩いてみたけれど周辺には何もありませんでした。暗くてよく分からないけど、ここは本当に登山口だけのようで、仕方なくポットのお湯で簡単な朝食を摂って出発しました。


真っ暗な車道を、自分の足元だけ照らしながら上がって行きます。暗い所は苦手ですが、前方にもポツンと一人分の灯りが見えるし、車道なので迷う心配もないと黙々と進んで行きました。しばらくして気づくと、何やら右へ行っている感じ。あらっと思い、地図で確かめると途中のショートカットの登山道分岐を過ぎてしまった様子。そういえば前方に見えていた灯りも見えなくなっています。でも、この車道でも最後は同じ所に着くし、さほど大回りでもない。真っ暗な登山道より車道の方が安全かなとそのまま進んで行きました。

大きくカーブし、やがて空が白んできて、ヘッデンは不要になりました。傍らには駐車も何台か見かけ、やがて登山道入口に着きました。立派な入山届けのセットがあるので記入。すぐの階段を上がると、カラマツ林の登山道が始まりました。


急登
【ブナの急登】

しばらくは急登です。
5:55頃、樹間からの日の出を見て、深呼吸。今日の青空に感謝です。

ブナ林になってきて、うっすら色づいている木々の中を登って行きました。

木々には朝日が当たり、紅葉黄葉して明るい場所もあります。ポイント毎に「山頂まで○km」といった標柱がある、整備された道を登って行きました。

紅葉黄葉
【色づく紅葉黄葉】

やがてシラビソが混じる頃になってベンチが見えて来ました。の左下に水場があるようですが、水場へは帰りに寄ることにして、しばし休憩。先へ進むと、足元にはあちこちマイヅルソウがあって、つやつやとした赤い実をつけていました。


水場ベンチ
【水場ベンチ】

マイヅルソウの実
【マイヅルソウの実】

オオシラビソの緑やブナの黄葉、鮮やかな紅葉も目だってきました。
やがて森林限界から抜けると、右手にはゆるやかな山並み。
どうやらあのなだらかな頂きが会津駒ケ岳の山頂のようです。
馬の背のようにゆったりした稜線が広がって、気持ち良さそう〜

会津駒ケ岳の稜線
【会津駒ケ岳の緩やかな稜線】

やがて木道になり、紅葉も増えてきました。真っ青な空に鮮やかな紅葉が一段と映えて、素晴らしい。
会津駒ケ岳一帯の稜線を眺めるためのような場所にベンチがあって、上に駒ノ小屋が見えて来ました。


木道
【木道】

木道ベンチ
【駒ノ小屋が見える木道ベンチ】

上に向かってずっと木道が続いています。嬉しくてウキウキ。
山肌に点在する紅葉も朝日に輝いて清々しく、本当にきれいです。

駒ヶ岳
【池塘と草紅葉   雲が流れる駒ヶ岳】

周辺の草紅葉は風になびいて、キラキラきれい。ナナカマドの紅葉も映えています。
圧倒されるようなオレンジ黄金色が朝日を受けて広がっていて、素晴らしい木道です。

輝く草紅葉
【輝く草紅葉に続く木道】

やがて山上に小屋がはっきり見えて来ました。
青空の下、置物のように可愛い山小屋です。


駒ノ小屋へ
【駒ノ小屋へ】

気持ちのいい草原を進んで駒ノ小屋のそばの駒ノ大池に着きました。ベンチがあって休憩にいい所です。池塘に移る木々も優しい朱色や黄色。もう少し経てば鮮やかな色が水面に映りそうです。


駒ノ大池
【駒ノ大池】

会津駒ヶ岳
【駒ノ大池から見る会津駒ヶ岳】

直下の巻き道を分けてからは短いながらも急登で、振り返ればさっきの駒ノ大池や山小屋が小さく、双耳峰の燧ケ岳がきれいに見えて来ました。


駒ノ小屋と燧ケ岳
【振り返り見る駒ノ小屋と燧ケ岳】
会津駒ヶ岳
【会津駒ヶ岳 山頂】

会津駒ケ岳の山頂に着きました。
狭い山頂ながらもベンチがあって、先客さん達が山座同定に賑やかです。

至仏山や谷川岳も見えていますが、知っているのはそのくらい。雲の上から見えている山は富士山?と思ったのは白根男体山でした。


駒ケ岳の山頂から木道を西へ進むと、前方が開け素晴らしい稜線が広がって来ました。
なんて気持ちいいんでしょう! なだらかな草原に木道が伸びて池塘が点在しています。
今回楽しみにしていたメインルート。人も少なく、素晴らしく気持ちのいい稜線漫歩です。

中門岳へ
【中門岳への伸びやかな稜線】

点々とある池塘は、空を映して青い宝石のよう。
気持ちよく下って行くと、中門大池で「中門岳」の大きな標柱が立っていて、このあたり全体を中門岳と呼ぶそうです。木道はまだまだ続いているので、更に奥へと進んで行きました。


青い池塘
【燧ケ岳と サファイヤブルーの池塘】

中門大池
【中門大池】

ずっと草紅葉が広がって、木道の末端はぐるっと周回していました。ベンチもあるので、昼食タイム。

といっても、時間はまだ10時前。今日は朝が早かったので時間の感覚がちょっとヘン。午前が素晴らしく長くて、今日は何やら得した気分です。


中門岳
【中門岳 木道末端】
池塘
【静かな池塘と遠くの燧ケ岳を眺めつつ】

さて、ここからは今来た道を引き返すだけ。ピストンはちょっと物足りないけれど、時間はたっぷり。
気持ちのいい木道をのんびり歩いて行きました。

シラビソと笹の緑に点在する紅葉。青い池塘。
草紅葉にゆらゆら伸びる木道。

爽やかな日差しのなか、巻き道分岐まで戻りました。ベンチがあるので、しばし眺望。

ここからは巻き道を行ってもいいけれど、時間はいっぱいあるので、また山頂に寄って行くことにしました。

駒ヶ岳へ
【あの中腹に巻き道分岐】
会津駒ヶ岳山頂
【静かになった会津駒ヶ岳山頂】

再び駒ヶ岳山頂です。
帰路の寄り道とはいえ、まだ午前。
この時間は人も少なく、さっきは混んでいたパノラマガイドで山座同定。日光連山というのもデコボコしていて、なかなか魅力的だなあと思いました。

巻き道分岐まで下りて来ましたが、時間があるので巻き道もピストンして駒ノ大池に戻りました。池のベンチでもう一度景色を楽しんでから下山。

午後の草原は暖かな雰囲気です。
風にそよぐ草、緑の笹、アクセントのような紅葉。
遠くの山々を見ながら下って行きました。

草原の道
【絵本のような草原の道】

しばらく続く木道は、午後の明るい日差しに紅葉もくっきり鮮やかです。東京近郊の山ではあまり見ない鮮やかな赤。こちらの紅葉は色が違うなあと思いました。


木道の紅葉
【午後の日差しに鮮やかな紅葉】

紅葉 黄葉
【オレンジ   黄色】

オオシラビソ ナナカマド ダケカンバ
【笹 ナナカマド ダケカンバ オオシラビソ】

輝く黄葉
【黄緑   輝く黄色】

水場ベンチ
【水場ベンチ】

水場ベンチに戻って来たので、下の水場へ下りてみました。短い急下りで、瑞々しい苔から滴り落ちた水はおいしく、ペットボトルにも入れて、今日のおみやげです。

朝とは違う日差しのブナ林を見上げながら下って行きました。


紅葉
【明るい紅葉】

青 緑 赤 黄
【青 緑 赤 黄】

水場の先はブナやミズナラ林。
そして緑のカラマツ林になって、登山口に下りて来ました。


登山口階段
【登山口階段】

ノコンギクなど見ながら車道を下って行き、ふと気づくと、またやってしまいました。ショートカットの道を見過ごしてしまったようで、帰りもくねくねの車道を下ってしまいました。時間があるので、まあいいか。
朝は真っ暗で気づかなかったけど、バス通り手前には立派な公設トイレがありました。帰路便のバスは「アルザ尾瀬の郷」が集合場所。多少の渋滞で、新宿には9時に着きました。



会津駒ケ岳。ハクサンコザクラの頃を予定していましたが、天気がイマイチで秋になりました。私には遠い山域ですが、紅葉はやはり東京近郊の山と違って赤がとても鮮やか。そして何と言っても中門岳への稜線が気持ちよく、何度も立ち止まりながら歩きました。樹林帯と木道、はっきり二分する山でした。



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