今年はいよいよ憧れの剱岳へ行く事にします。先ずは立山からスタート。
立山とは雄山、大汝山、富士ノ折立の3つの峰の総称で、
南の浄土山と北の別山を合わせて立山三山と呼ぶそうです。
2008.8.1 (金) | 室堂 | → | 室堂山 展望台 | → | 浄土山 南峰 | → | 一ノ越 | → | 雄山 | → | 大汝山 | → | 富士ノ折立 | → | 真砂岳 | → | 別山 | → | 別山乗越 | → | 剣山荘 |
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晴れ のち曇り | 07:00着 08:20発 | 09:15 09:20 | 10:15 10:30 | 10:50 11:00 | 12:00 12:30 | 12:50 12:55 | 13:10 | 13:40 | 14:40 15:05 | 15:25 | 16:10 泊 |
室堂へは以前も利用した毎日アルペン号で行く事にしました。竹橋の出発時刻は10:30なので、10:00前には集合場所に着くよう家を出ました。が、何と言うことでしょう。小田急線は前を走る電車の車両点検とかで、途中で動かなくなってしまいました。20分経っても40分経っても動く気配がない。このままでは出発時刻にすら間に合わないと焦りました。バス会社に連絡したいけど私は携帯を持っていない。車掌さんに電話を貸してもらおうと最後尾へ行ったものの、車掌室には本社連絡用電話しかないとのこと。 |
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さて、出発。 |
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途中で一ノ越への道を見送って、右の浄土山へ向かいました。この辺りまではシナノキンバイ、ミヤマキンバイ、チングルマ、ハクサンイチゲ、ヨツバシオガマ、コバイケイソウなど咲いています。 |
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途中左の浄土山登山口はそのままに、ちょっと先の展望台へ寄ってみます。 |
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さっきの浄土山登山口に戻り上へ向かいます。ハイマツ帯の大岩ゴロゴロの短い急登。やがてなだらかになると左にはこれから向かう一ノ越や立山がよく見えます。タテヤマリンドウ、ミヤマアキノキリンソウなど咲いています。 |
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着いたピークは室堂・立山・五色ヶ原の分岐。 |
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ちょっと下った岩に腰掛け立山を見ながら休憩していたら、後ろから私を呼ぶ声がします。振り返るとpalletさん達が手を振っていました。ここでお二人とはお別れです。 |
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分岐ピークからイワツメクサ、チシマギキョウ、ヨツバシオガマなど咲く斜面を下って一ノ越に着きました。立派な公設トイレがあります。雄山登山を目指す観光客に混じって、山頂へ向かいました。 |
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雄山に到着。明日の剱岳が無事であるよう祈願して(500円)、昼食タイム。ベンチがあり眺めもいい場所のはずですが、雲が多く眺望はありません。 |
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雄山までは観光客も多いけれど、大汝山へ向かうと僅かな登山者だけになりました。緩やかな岩稜帯を行くと間もなく大汝休憩所が見えてきて、すぐ上が山頂でした。外国人の青年二人が嬉しそうに写真を撮ってもらっています。稜線からは後立山の峰々が見えるはずですが、今日はガスに包まれ残念。雲の下を覗くと、黒部湖が見えていました。 |
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大汝山からも緩やかな道で富士ノ折立に着きました。この先からは一気に急下り。左手、雲の下の室堂はゼブラ模様で地獄谷の煙がうっすら見えています。 |
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富士ノ折立からイワツメクサやタカネツメクサ、チシマギキョウやヨツバシオガマなど見ながら、一気に高度を落とし、真砂岳への登り返しになりました。振り返り見る立山の峰々は高さがほぼ同じ。一ノ越の向こうの浄土山は象の背のようです。 【真砂岳への登りから振り返り見る立山と浄土山】 |
ヨツバシオガマ |
オンタデ |
雷鳥沢へ下る大走りの道を見送って、真砂岳の上に出ました。この山は南北に長い。1m高い北側が山頂になるのでしょうか。 |
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別山に到着しました。剱岳が目の前です。なんて素晴らしいんでしょう!! 北峰から見る剱岳には、また一段と圧倒されます。 【別山 北峰から見る剱岳】 |
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剱岳との対面・挨拶も果たしたので、今日の宿泊地へ向かいます。 |
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ハクサンイチゲの咲く道を進んで行きます。コバイケイソウを見ましたが、今年は葉のわりに花が少ないように感じました。ほかの山域ではどうでしょう。 |
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剱御前の山肌を回りこんで行くと、ようやく下に剣山荘が見えて来ました。先で右へ折れ、イワカガミやチングルマなど見ながら真っ直ぐ下って池のそばを過ぎると剣山荘です。 |
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剣山荘からは、一服剱と前剱と剱岳が一列に並んで見えていました。 |
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宿泊手続きをして中に入ると、なんと「劔岳・点の記」の映画ポスターが貼ってありました。来年初夏に公開されるとのこと。知らなかったのでびっくりしました。結婚してからは、山へは全く行けない日々でした。でも新田次郎の本は読んでいたので、この「劔岳・点の記」も30年以上前に読んでいます。映画化と聞いて、また読み直してみたいと思いますが、前人未踏と言われた時代の厳しい剱岳を、映画でどこまで表現出来るのか、期待と不安が正直半々といったところです。 |