檜洞丸

ひのきぼらまる(1601m)


シロヤシオとトウゴクミツバツツジが咲く頃になると、気になる檜洞丸。
今年は花つきも良さそうなので、3年振りに行くことにしました。


2008.6.1
(日)
 箒沢公園橋板小屋沢ノ頭石棚山ツツジ新道
分岐
檜洞丸熊笹ノ峰犬越路用木沢
出合
西丹沢
晴れ
のち曇り
 08:00着
 08:00発
09:20
09:25
10:1511:30
11:40
12:05
13:00
13:4015:10
15:30
16:3016:50着
17:05発



先週の檜洞丸山開きの日は雨、昨日の土曜日も雨。今日の混雑はただ事ではないかも知れないけれど、やっぱり檜洞丸へ行きたいので大混雑を覚悟して行くことにしました。バス始発は通常のはずですが、混雑する時期は臨時が出るらしいので早めに家を出ます。新松田駅は既に行列になっていましたが、臨時バスが来て満席になると発車したので予定より早く出発できました。

混雑するツツジ新道は避け、大好きな石棚山稜から行きます。箒沢公園橋で下車したのは私と二人連れだけ。この石棚山稜は下山に利用する人が多いので、朝は静かです。橋を渡り、植林の先で右岸に移り、緩やかに山裾を進むと左へ急登の始まりです。


板小屋沢ノ頭
【板小屋沢ノ頭】

今日は青空。自然林の急坂を、時々木々を見上げながら登って行きます。この急登は辛いけど、尾根に出れば楽しい道なのでわくわく。

両側から笹が迫ってきて倒木を越えると、まもなく板小屋沢ノ頭に到着。少し先の風通しのいい所でしばし休憩です。


板小屋沢ノ頭を過ぎると、ここからは楽しい尾根歩き。両側の新緑を見ながら、露岩混じりの小さなピークをいくつか越えて、ヤブ沢ノ頭に到着。ここまでにも数本のシロヤシオがあり、殆ど散っていましたが散り花はまだ白くきれい。ということは最近散ったばかり?今年はちょっと遅めなのかも知れないなあと思いながら進んで行きました。ヤブ沢ノ頭のすぐ先が西丹沢県民の森分岐ですが、現在玄倉林道は通行止めなので下りないようにとの案内板が立っています。

県民の森分岐からは静かなブナの林。しっとり苔むした森に聞こえるのは、小鳥の囀りだけ。ブナの大木を見上げつつ、深呼吸。気持ちのいい道が続き、丹沢の中でも大好きな散歩道です。


石棚山稜
【石棚山稜のこの辺りは散っている】

石棚山稜
【階段近くなると、見頃の花も多くなる】


木の階段の先は、緩やかな窪地一帯にブナが広がっています。ここもまたすばらしいブナの森ですが、往きに見る雰囲気と帰りに見る雰囲気では違っていて、私はここは往路に歩くのが好きです。


ブナの静かな森
【ブナの広がる静かな森】

上にあるブナ林ベンチで、周りのブナを見ながらしばし休憩。ここを過ぎると、トウゴクミツバツツジがあちこちに見えてきました。


トウゴクミツバツツジ
【蕾混じりのトウゴクミツバツツジ】

シロヤシオは散り花もあるけれど、まだまだいっぱい。トウゴクミツバツツジも満開で、素晴らしくきれい。今日は日差しがあるので、本当に幸せ。光の降り注ぐブナ林は新緑も輝いて、とってもいい気持ちです。


シロヤシオ
【シロヤシオを見上げつつ】

トウゴクミツバツツジ
【新緑も眩しいブナの森】


道標がポツンと立つテシロノ頭を過ぎ、まだまだ続くブナ林を行くと左にチラッと大室山が見えました。雲も多くなってきたので、あちらはちょっと陰っていますが、こちらも時間の問題でしょうか。でも今日は雨は降らないはずです。


大室山方面
【大室山方面】

そろそろツツジ新道
【そろそろツツジ新道】

同角ノ頭の分岐を過ぎ、ツツジ新道に合流しました。
ここからはゾロゾロ行列と思っていましたが、意外と少なく、下山してくる人達がけっこういます。バスの人にしては早いので車で来た人達でしょうか。若い子たちのグループもいて、賑やかに下って行きました。


ツツジ新道合流
【ツツジ新道合流】
ツツジ新道はシロヤシオ
【ツツジ新道はシロヤシオのトンネル】

ツツジ新道はシロヤシオがいっぱいなので、ちょっと下りてみます。下の方までいっぱい咲いていて、相変わらず白いトンネルのようでした。


シロヤシオ満開
【シロヤシオ満開】

シロヤシオ満開
【右は石棚山稜からの道】

木道入り口のシロヤシオも咲いていましたが、この辺からシロヤシオの花数が少なめになって来ました。蕾があるようすもあまりないけど、下のシロヤシオの方が花が多いように感じます。木道手前のマルバダケブキは青々としていました。


木道入り口
【木道入り口のシロヤシオ】
ようこそ檜洞丸へ
【 控えめな”真っ白シロヤシオ” 】

登山者を迎えるように立つ、あの小柄な”真っ白シロヤシオ”も、花がちょっと少なめ。黄緑の葉が優勢で、下の方の木より控えめに咲いていました。
でも青空の下で、元気そうです。

檜洞丸の山頂に着きました。
覚悟していたより人は少なく、ちょっとびっくり。でも、お昼を食べている間に続々と到着してきました。
その間にも下る人は多かったのに、帰る頃には山頂は大賑わい。グループや団体さんが多いので、どこかで渋滞していたようです。

周辺のトウゴクミツバツツジはまだ殆どが蕾です。

檜洞丸
【檜洞丸】

人のちょっと途切れたタイミングで下山開始。犬越路方面へ下り始めのトウゴクミツバツツジはびっくりするほど鮮やかな色ですが、今日はまだ蕾。来週が見頃でしょうか。急下りから見る下の斜面も、まだピンクは蕾が多いようです。秋は台風で荒れていた登山道が段々と麻布で整備され、随分歩きやすくなっていました。


犬越路下り口
【犬越路下り口のトウゴクミツバツツジは蕾】

熊笹ノ峰へ
【熊笹ノ峰へ】


シロヤシオの葉
【縁取りの目立たない葉】

シロヤシオは花も葉も微妙にいろいろ。
横を向いて、ちょっと大きめの花を咲かせる木。
小さめだけど、俯いた花を沢山咲かせる木。

縁取りの目立たない葉。
ほんのり赤い縁取りのある葉。
そしてここには縁取りの赤が濃くて目立つ葉。

シロヤシオにも微妙な違いがあるけど、これが紅葉にも影響していたのでしょうか。


シロヤシオの葉
【ほんのり赤い縁取りの葉】

シロヤシオの葉
【赤い縁取りが濃いシロヤシオの葉】

最初の急下りを過ぎて振り返ると、何やらガスが・・・でも、今日は雨は降らないはずです・・・・・

ここまで下ると、トウゴクミツバツツジは咲いている木が多くなって来ました。


檜洞丸
【振り返り見る檜洞丸】
新しい階段
【新しく階段で保護された急下り】

次の滑り易かった斜面にも、新しく階段が出来ていました。周りを踏み荒らさないように、ロープや麻布で保護されています。景観は損なわれるけど、仕方ないのでしょう。


紅白ツツジの道
【紅白ツツジの道を熊笹ノ峰へ】

熊笹ノ峰
【小笹が広がる熊笹ノ峰の道】

ヤタ尾根分岐
【もうすぐヤタ尾根分岐】

熊笹ノ峰の下りからは、神ノ川ヒュッテ方面への分岐ベンチが見えてきます。晴れていれば見晴しもよくて気持ちのいい場所ですが、ブナの立ち枯れも多いところです。



登り返した次のピークが大笄。ここからは急下りが続き、梯子や鎖場は渋滞していました。


大笄からの下り
【大笄からの下り】

シロヤシオ・ミツバツツジ
【まだ続く紅白のツツジ】


大笄の鎖場
【小笄から振り返り見る大笄の鎖場】


小笄からの鎖場
【小笄の鎖場】


小笄の急下りが終わると、笹が茂る緩やかな道になります。トウゴクミツバツツジはこの辺までで終わり。犬越路トンネルへの分岐を過ぎると、左手に避難小屋が見えてきました。犬越路にはグループが休憩中でしたが、まもなく出発して行ったので単独者しかいないベンチでコーヒータイム。


犬越路も近い
【トウゴクミツバツツジはこの辺まで】

犬越路の避難小屋
【犬越路の避難小屋が見えてきた】

犬越路からの下り始めは短い笹ヤブで、やがて涸れ沢沿いの下りになり、ここも新緑がきれいです。
用木沢に出ると沢をいくつか渡りますが、去年の秋に来た時は木橋は全部台風で流されたままでした。

でも今の時期には、もう必要な箇所には新しい橋が設置されていました。橋桁も今度は簡単に流されないよう、石積みの立派なものになっていました。

浅いところはまだそのままだったので、石を選んで滑らないよう慎重に渡りました。


用木沢
【木橋の流された用木沢】

用木沢出合からは車道歩き。西丹沢のバス停が見えてきたら、ちょうど一台出発して行くところでした。今日は登山者も多いのでバス会社も次々臨時バスを出してくれているようで、全員座れ増発も来ています。帰りは大抵渋滞になるので谷峨駅で下車。7分待ちで御殿場線に乗り換えました。



石棚山稜では新緑のブナ林が素晴らしく、テシロノ頭付近から上はシロヤシオもトウゴクミツバツツジも沢山咲いていて、とてもきれいでした。檜洞丸の山頂から大笄まではシロヤシオの木もやや低めなので花も見やすく、ピンクと白がきれいでした。今年はシロヤシオも咲いている木の数は多いでしたが、特にトウゴクミツバツツジのほうは全員参加のふうで賑やか。こんなに沢山の木があったのかと思うほど咲いていました。近くで見るのは白い清楚なシロヤシオが素敵。遠くから見るのは華やかなピンクに心浮き立つミツバツツジが素敵です。



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