伊豆ヶ岳・武川岳

いずがたけ(850m)・たけかわだけ(1052m)


伊豆ヶ岳は登山口が駅から近く、奥武蔵で最も人気の高い山だそうです。
ミツバツツジが咲く季節、カタクリが咲くという武川岳と合わせて登って来ました。


2008.4.27
(日)
 正丸駅五輪山伊豆ヶ岳山伏峠小ピーク前武川岳武川岳妻坂峠名郷
曇り 07:55着
 08:00発
09:10
09:20
09:35
09:55
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13:15
14:30着
14:45発



いよいよ奥武蔵の代表的な山、伊豆ヶ岳へ。青空の日に行こうと待っていましたが最近の週末は曇天続き。もうタイムリミット、次の予定もあるので決行です。正丸駅の階段は、今回は覚悟していたので大丈夫です。3月は梅がきれいでしたが、今日は桜が咲いていました。

道端にはマルバスミレのような白スミレが多く続き、タチツボスミレより優勢で群生しています。


スミレ
【スミレ群生】
伊豆ヶ岳 登山口
【伊豆ヶ岳 登山口】

馬頭観音のある分岐に来ました。前回は正丸峠へ真っ直ぐ進みましたが、今回は左へ入り沢沿いを進みます。植林帯ですが、すっきり手入れされた道を、沢音を聞きながら登って行きます。

途中から左へ巻くようになると明るい新緑の雑木林になりました。が、ここからは滑りやすい急斜面。昨日の雨で湿っているので、木や根に掴まりながら登って行きました。

急坂
【滑りやすい急坂】

支尾根に上がるとほっと一息。ここからはしばらく緩やかです。北側が自然林の新緑で明るい尾根を進んで行くと、ちょっと岩っぽい尾根になります。


五輪山
【五輪山】

小さなピークに着きました。
地図にはないけれど五輪山の標識があり、ベンチもあって休憩にいい所です。ガスっていますが片側は自然林で、柔らかな新緑がしっとり気持ちいい。右には正丸峠への道が延びていて、こちらも気持ちよさそうな道です。


五輪山から左へちょっと下ると、伊豆ヶ岳の岩場が見えて来ました。

大昔、「歩け歩けの会」で私が唯一行った奥武蔵が「初心者コース:正丸峠〜伊豆ヶ岳〜子ノ権現」でした。その時にこの岩場を登り、とても面白かった記憶があります。

が、今、目の前に立ちふさがる岩が同じ岩とは思えないほど急峻。長い鎖と上の方まで続く滑り台のようなツルツル岩斜面は記憶と同じですが、斜度がびっくり。もっと緩やかだったはず。

遠いあの日、下山してどこが一番楽しかったかと聞かれ「鎖場です!」と答えた高校生だった私。服装はといえば、運動靴にブレザー、簡単な紐ナップザックというスタイルで、鎖を掴んでいる写真がある。覚えているのはこの鎖場と大きな草鞋だけ。
本当にここを登ったんだろうか。私の年齢は増えたけど斜度が増える訳もないし、山頂手前に他にも鎖場があるんだろうか。

男坂・女坂
【男坂・女坂分岐】

男坂
【びっくり見上げる男坂】

今回はこの岩場を楽しみにしていたけれど、これはちょっと怖い・・・

今日は湿っているし、「落石危険。自己責任」の注意書きもある。しばらく迷っていたけれど、女坂から行く事にして、今度晴れた日に来てまた考えよう。

狐につままれたような気分で女坂へ進みました。女坂にはエイザンスミレがたくさん咲いていました。

伊豆ヶ岳の山頂に到着しました。
ミツバツツジが咲いていますが、標識横の花は終わりかけ。南北に長い山頂にはヤマザクラも咲いていましたが、霧に霞んで全体が白くぼんやり。

今日は展望もなく空いていましたが、晴れていれば人気がうなずける雰囲気のいい山頂でした。

伊豆ヶ岳
【伊豆ヶ岳 山頂】
山伏峠は右へ
【山伏峠は右へ】

休憩後は山伏峠へ向かいます。すぐ下に分岐があって、自然林の気持ちのいい下りですが、やはり急下りです。

植林になって来ると、鳥居の下に車道が見えて来ました。

バイクがビュンビュンと何台も走り抜けて、その後は静かな山伏峠。向かいに武川岳への登山道が続いています。

山伏峠
【山伏峠】
植林
【植林の急登】

しばらくは植林を左へ巻くように進みます。やがて暗い植林の直登になり、途中に「名栗げんきプラザ」への分岐がありました。

山伏峠から15分くらいで大きな伐採地に出ました。見晴しがよく、振り返ると今登った来た伊豆ヶ岳がうっすら霞んで見えています。

ヤマザクラや萌黄色の木立がとてもきれい。晴れていればもっと明るく、気持ちよさそうな伐採地でした。

萌黄色
【ヤマザクラや萌黄色の木立】
845m点付近
【845m点付近】

南側植林、北側自然林の尾根伝いの道で、新緑もこの辺りまで。

次の小ピークを過ぎると木々も芽吹いたばかりで、淡い緑が優しい林になりました。


小さなピークを越えて、天狗岩からの尾根が近づいて来た頃になって、急に青空が広がってきました。周辺も自然林になって、気持ちいい〜

気持ちよく歩いていると人の声が聞こえてきて、若い子たちのグループが見えて来ました。ミツバツツジの写真など撮りながら楽しそう。

見ればどうやらここが前武川岳のようで、ベンチもありますが標識がなければただの分岐点のようなところです。後ろに天狗岩コースが延びていました。この天狗岩〜二子山もいつか歩いてみたいコースです。


前武川岳
【青空が見えてきた前武川岳】
ミツバツツジ
【ミツバツツジの咲く道】

青くなった空にミツバツツジのピンクも明るく映えて、山頂まで一登り。足元にはアケボノスミレでしょうか、葉が小さく可愛い花だけ目立っていました。

小広い山頂の武川岳に着きました。
大小のグループやら単独やらが昼食中ですが、ベンチも空いているのでここでゆっくりお昼。

山頂のミツバツツジは咲いていますが、まだ蕾が多く、向こう側にうっすら武甲山が見えています。北側は青空で、南側は薄曇り。展望はないけれど、青空が見えているだけで嬉しい。

武川岳
【武川岳】

しばらくすると、さっきの青年グループが到着しました。ちょっと下がった所で昼食準備になったかと思ったら、また次の青年グループが到着。しばらくしたら3番目と4番目のグループも来て、中高年ばかりだった山頂が一気に若々しい雰囲気になりました。服装はばらばらで、手ぶらに近い子やら山岳部らしいデカザックの子やら、いろいろで賑やか。最近は若い人たちも山で見かけるようになり、何やら楽しい気分です。


カタクリ
【ひっそりと咲くカタクリ】

さて、そろそろ下山。雲も多いけれど青空も広がってきたので、また伊豆ヶ岳へ飛んで行きたい気分ですが仕方ありません。

妻坂峠へ向けて下り始めると、岩陰にカタクリの花がひっそりと咲いていました。芽吹き前の木々の下、落ち葉の中にあちこち一輪ずつ咲いていて、稜線にも春が来たと感じられる雰囲気です。

下りも真っ直ぐな道で、しかも所々滑りやすい急な下りです。ミツバツツジも混じる木立の向こうに武甲山が見えていました。

武甲山
【武甲山が見える】
急な下り
【転がりそうな急な下り】

この先は更に急な下り。転げ落ちそうな斜面で、タチツボスミレがあちこち咲いていました。

やがて鞍部に下り立ちました。ここが妻坂峠。
お地蔵様が佇む広い峠です。ここからは武甲山もよく見えていました。

妻坂峠
【妻坂峠】
ヤマザクラ
【山肌はヤマザクラがきれい】

あとは植林の下りです。隣の山肌はヤマザクラや萌黄色がきれいでした。

やがて沢沿いになり、緩やかな下りで小さな駐車場のある登山口に着きました。ここから名郷まではずっと車道歩きです。

すぐ横はきれいな沢で、スミレやニリンソウなども多いので気分よく歩いて行きました。名郷バス停には近くに立派なトイレがあり、混むかと思ったバスは意外と空いていました。

沢沿い
【車道は沢沿い】


ガスって伊豆ヶ岳からの展望がないのは残念でしたが、武川岳では少しでも青空が見えてよかったです。植林の多い山域かと思っていましたが、自然林も多く楽しい山でした。時間的には大持山まで行けそうでしたが、もう少し先のアカヤシオの時期まで楽しみにとっておくことにします。



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