奥武蔵の次は秩父デビューです。調べると花のハイキングコースもあるらしい。
のどかな春の山里を武州日野駅から御花畑駅まで歩いてみようと思いました。
が、実際歩いたらのんびりし過ぎて、今回は浦山口駅まででした。
2008.4.5 (土) 晴れ | 武州日野駅 | → | 水芭蕉園 | → | 大塚 カタクリの里 | → | 弟富士 カタクリ園 | → | 弟富士山 | → | 明ヶ指 たまご水 | → | 清雲寺 | → | 浦山口駅 |
---|
秩父の花を検索していたら、秩父市ハイキングマップがあったので、今回は「4・5・6」をコピーして出発しました。西武秩父駅から秩父鉄道への乗り換えは少し歩く。登山者がぞろぞろ行くので後ろから地図と照らし合わせながらついて歩けば御花畑駅に着きました。次の秩父鉄道はパスモが使えないので切符を購入。 |
|
降りた武州日野駅は桜が満開でレンギョウも咲き、いかにも春いっぱいの鄙びた小さな駅。 |
|
弟富士カタクリ園は武州日野駅のすぐ後ろにあって、山裾の群生地に細い歩道がつけられた自然な感じの所です。まだ朝日が差し込まないので、左右を見ながら先へ進みました。途中にはアズマイチゲもありますが、まだ開いていないので先に大塚カタクリの里へ向かうことにします。山道の脇にはゼンマイも伸び始めていました。 |
|
一旦舗装道路に出て、左へ行くと水芭蕉園の案内。行ってみると、山の北面の沢を利用して水芭蕉が咲いていました。この花は清らかな雪解け水の流れの中で見たい花ですが、遠くまで行かなくても見れるのはオマケみたいで嬉しい。まだ一部しか咲いていませんが、白い花が朝日に眩しく輝いていました。朝早い時間なので、人も少なく静か。ゆっくりひとつひとつ見ながら周って歩きました。 |
|
車道に戻り、更に左へ行くと大塚カタクリの里へ分岐。左へ入って行くと、道幅いっぱいにネットが張られ塞がれています。この辺はサルやシカ、イノシシなどの被害があるようで、ネットカーテン(?)を潜り抜けて通るようになっていました。左の植林にニリンソウ群生地への道標がありましたが、どこにもそれらしき葉すら見当たらずカンスゲがたくさん茂っていました。 |
|
大塚カタクリの里の入口もネット扉で、開閉して中に入ると山の急斜面いっぱいに咲いていました。密度はさほど高くないけれど、落ち葉の中でそれぞれに咲いています。周囲に歩道が付けられていますが、隣の樹林下にもポツポツ咲いていてとても自然な雰囲気です。水芭蕉園に寄っている間に朝日もすっかり当たって、みんなきれいに開いていました。 |
|
|
|
|
|
武州日野駅へ戻ると、カタクリもアズマイチゲもすっかり花開いてました。アズマイチゲが咲いている範囲はごく僅かですが、一緒に咲いている姿は微笑ましい。 |
|
踏み切りは渡らず真っ直ぐ進んで、右手の浅間神社から弟富士山へ登って行きました。 |
|
小さな竹林を下りると、左後ろには矢通反随道の小さなトンネルが見えます。 |
|
周辺はのどかな山里で畑地も庭も、色とりどりです。向こうに見える山は、地図で見ると熊倉山や檜岳? |
|
道端には土筆やスミレもあって、スミレは色の濃いノジスミレのようです。桜、花桃、咲き残りの梅やレンギョウ、キブシなどピンクや白、黄色があちこちいっぱいで、まさに春爛漫です。 |
|
ハイキングマップでは観音橋の先にニリンソウの咲く場所があるようですが、ちょっと分りませんでした。「明ヶ指のたまご水」へ寄ってみようと、道標から右へ進むとなにやら人がいっぱい並んでいます。そば処「和味(なごみ)」がお目当てらしく、練馬や品川ナンバーの車もあって、びっくり。そば通なら並んででも味わってみたいところなのでしょうか。 |
|
沢の先を上がって行くと民家の庭のような所に出てしまいました。ちょっと分りにくく、近くにいた人に聞けば右手の道を行けば薬師堂に出られるようです。 |
|
|
|
お昼はさっきの安谷川木橋まで戻ることにします。上のお蕎麦屋さんは行列ですが、ここまで下りてくる人は少ないので、白い石の沢は静か。さらさら流れる水音や小鳥の声を聞きながらお昼にしました。 |
|
昌福寺のしだれ桜はまだ蕾。武州中川入口までの道もピンクや黄色がいっぱい。ちょっと見かけない変わったスミレも咲いていました。 |
|
【茶畑と花咲く木々】 |
|
道端にはお年寄り4人組が腰掛けて、楽しそうにおしゃべりしていました。 |
|
本当は若御子山遊歩道(国見の広場)経由で行く予定でしたが、のんびりしすぎて時間がなくなったので、清雲寺へ直行します。右に千手観音堂がありましたが、中は見ることができませんでした。その先が清雲寺。駐車場には大型観光バスが2台停まっています。中はどんなことになっているのでしょう・・・ |
|
しだれ桜の清雲寺をあとにして、更に右へ進むと長泉院。ここにもしだれ桜があります。お参りすると白木蓮やミツバツツジがきれいに咲いていました。 |
|
のんびり歩き過ぎたので、今日は浦山口駅までに変更。途中の浦山川に掛かる橋の上の山肌にも桜色が並んでいました。 |
|
武州日野ではカタクリやアズマイチゲ、まだ早いと思っていた水芭蕉を見ることができました。清雲寺のしだれ桜も立派で、途中の沿道も花がいっぱい。秩父の春は本当に色とりどりで、白、ピンク、黄色に、終日顔がほころんだまま。ハイキングコースは随所に道標やトイレがあり、芽吹き前の山里をのんびり歩くのもいいものだなあと思った一日でした。 |
|
秩父路の花々 |
前回の城山かたくりの里・草戸山 HOME 山域別 次回の高尾山・景信山