城山かたくりの里〜草戸山

くさとやま(365m)


高尾山の南東、城山湖にある草戸山は町田市の最高峰だそうです。
市民になって10年にもなるのに、まだ行った事がありませんでした。
春なので、近くの城山かたくりの里にも寄りながら行ってみることにします。


2008.3.29
(土)
 城山かたくりの里城山湖堰堤草戸山世辻見晴地金刀比羅宮高尾駅
晴れ 08:50着
 11:20発
12:20
12:30
12:45
13:30
14:3514:55
15:10
15:3015:50着



城山かたくりの里
【城山かたくりの里  入り口】

「城山かたくりの里」によると期間中は橋本駅北口から臨時直行バスで出ているようです。開園の9時に合わせ、8:30のバスに乗りました。

降りたバス停横から左の畑地駐車場を通り、民家の脇を抜けると入口で、姫コブシの花がきれいに咲いていました。まだ9時前ですが、今日はもう開園していて、バスで来た人達が次々中へ入って行きます。(入場料300円)


入るとすぐ、朝日の当たるところではもうカタクリも咲いています。ミツマタやミツバツツジなども咲いていて、足下にはエンレイソウや大きなショウジョウバカマも咲いていました。

カタクリ群生地は北面なので、まだ朝日が斜めに差す程度。たくさん群生していますが、今の時間ここで開いている花は僅かです。近くには赤花ミツマタがたくさん咲いていました。


カタクリ群生地
【カタクリ群生地】
目覚め前のカタクリ
【朝露を溜めた目覚め前のカタクリ】

葉に朝露を溜めて、まだ閉じているカタクリもなにやら風情があります。

たくさんいると早起きのカタクリや準備中のカタクリ、目覚めたばかりのカタクリなど表情もいろいろです。

いろいろ
【表情いろいろ】

さほど広くない園内ですが、花の種類はいろいろ。公園の花壇のように整然と区分けされていないのがいい。次々違う花が目につきます。雪国地方に咲くと思われる雪割草や節分草の黄色種、山の岩場に咲くはずの岩うちわなども咲いています。キクザキイチゲやニリンソウ、シラネアオイなど、『これ・・・どうしたの・・・』と思うような花もあって、ちょっと複雑だけど見本のように少ししかないのが救い。シュンランもショウジョウバカマも山で見るより立派で整っている。栄養がいいの? ドサクサに紛れて(?)ヤマエンゴサクやイカリソウも一本ずつ咲いていました。次々現れる花が宝探しのようで、楽しくて笑ってしまいます。



雪割草

黄花節分草

岩うちわ

春蘭


カタクリ
【カタクリ】

日が高くなるとカタクリも次々開き、とてもきれい。


案内板には「言い伝えによると、ここのかたくりは小野小町が東北から移し植えたそうで地名の由来にもなっている。」とのこと。そのせいかちょっと違う品種のような花も咲いています。


カタクリ
【カタクリ】

カタクリ
【カタクリ】

白いカタクリは突然変異だそうで姿はカタクリですが、黄花カタクリは何だか違う花のよう。俯いて愛らしく咲くカタクリより大きくて、かなり目立つ。葉も大きくてふさふさ(?)いっぱい、下に2つ蕾のようなものもついています。黄花はこれからのようで、蕾の株がいっぱい集まっていました。


白花
【白花カタクリ】

黄花
【黄花カタクリ】

園内は花の樹木も多く、色とりどり。右も左も一斉に春が来たような雰囲気で、珍しい花には名札もつけられています。



アカヤシオ・ヒカゲツツジ゙

アカバナミツマタ・ミツバツツジ゙

ミツマタ・ヒメコブシ

ほうき梅

カメラマン
【カメラマンもいっぱい】

ひとつひとつ写真を撮りながら、ゆっくり見て回っているうちに人もずいぶん多くなって来ました。カメラマンもいっぱいです。

1時間くらいの予定が2時間半もいて、そろそろ出発。入り口には「現在園内で咲いている花」の一覧がありました。全部見たかな・・・

咲いている花
【現在園内で咲いている花】
城山湖ハイキングコース入り口
【城山湖ハイキングコース入り口】

ここから草戸山への道はエアリア地図には載っていませんが、入り口でもらった案内マップで車道を左へ行くと、宝泉寺の先で右手に「城山湖ハイキングコース」の道標が見えてきました。

植林の中、尾根に出ると小松城址の案内板がありました。ここからは自然林が多くなり、落ち着いた里山道が続くようになります。

「かながわの美林50選 川尻穴川のひのき林」を見送ってしばらくすると、開けて疎林の広場のような明るい場所に出ました。

「評議原」と記され、むかし小松城の武将たちが評議をしたところと伝えられているそうです。ベンチもあって、休憩にいい所です。

評議原
【評議原】
スミレ
【タチツボスミレ?】

足下にはスミレも多く咲いています。登り口で見たのはナガバノスミレサイシン。このスミレはタチツボスミレに似ているけど、ちょっと違うような気もする。よく分からないけど、花びらの大きいスミレでした。

その先には山桜が並び、もう少しで咲きそうに蕾がほんのり赤く色づいていました。

山桜
【山桜が多い道】

その先で車道に出て、周辺は桜が多くちょっとした広場になっていました。コミュニティ広場というらしく、左へ行けば町民の森散策施設管理棟やトイレもあるようです。


ほんのり
【ほんのり蕾の桜と咲き残りの梅】

向かいの急な階段を上がるとまた車道で、すぐ上に金刀比羅宮の赤い鳥居がありました。

振り返ると下のコミュニティ広場の桜がほんのり赤く、梅も咲き残りがうっすら白くなって霞んだようになっています。梅がすっかり散る頃には桜が満開になるのでしょう。


車道を右へ進むと鉄柵扉で、今は開いていて通れるようになっていました。城山湖堰堤への道はいつでも通れるわけではないようで、開放時間以外は柵が閉まって通れないようです。開放時間は4〜9月:09:00〜17:00、10〜3月:09:00〜16:00のようです。

キブシの花を見ながら進んで行くと、小さな城山湖が見えて来ました。堰堤からは右手奥に階段が見えていますが、あの先が草戸山のようです。
堰堤下は広い草地の斜面。周辺の山も、そろそろ芽吹きできれいになりそうです。眺めながら、しばし休憩。

堰堤を回り込んで階段を登り、少し行くと「はなさき休憩所」という東屋がありました。


城山湖
【城山湖  右奥に階段】
草戸山山頂
【草戸山山頂 松見平休憩所】

「はなさき休憩所」から段々道を上下して行くと、草戸山の山頂に着きました。山の神が祀ってあり標柱には「松見平休憩所」と記されていましたが、町田市最高峰「草戸山」の道標もあります。

東屋があり見晴らしはいいけれど、この時間はもう霞んでいました。テーブルなどあって、昼食タイム。登山者も次々到着したり出発したりと、ほどよい賑わいです。

帰りはJR高尾駅へ向かいます。道標に従って下って行くと、10分ほどで草戸峠。ここからは高尾山方面がよく見えていました。

草戸峠
【草戸峠から見る高尾山方面】

一旦左へ下りますが、すぐ先で梅ノ木平への道を分け、ここからはずっと尾根伝いの道です。植林や常緑樹もあるけど概ね落葉樹の自然林で、道は右へ左へと方向が変わりながらも尾根伝いに進めば分りやすく、所々に道標もありました。ずっと樹林の中なので見晴らしはないけれど、静かな道です。細かなアップダウンが続き、送電鉄塔のある所から15分くらいの小ピークにはベンチもありました。


四辻
【四辻】

やがて四辻に出ました。左へ下れば10分ほどで京王高尾山口駅に出るようですが、ここは直進。JR高尾駅へ進みます。もう一つの道標にはペン書きで、先で道が二分する所は左へ行くよう矢印で表示されていました。

相変わらず自然林と植林の混じった道で、やがてヤブツバキの赤い花が目立つようになりました。この辺りは椿の木が多く、道にも赤い花がたくさん散っています。

小さなアップダウンは続き、やがて東側が少し開け高尾の町並みが見渡せるところに出ました。ここで休憩。

ヤブツバキ
【ヤブツバキ林】
住宅地
【住宅地に出た】

ここからは更にヤブツバキが多くなって、まもなく住宅地に下り立ちました。道標があり、高尾駅へは車道を行くように指していますが、ふと見るとまだ左手にも細い道が続いています。近くにいた女性に聞くと、その道の先でも金刀比羅宮からこの車道に下りられるとのことなので、また左の登山道へ入りました。

宅地の裏山を尾根伝いに進んで行き、左へ急な下りで民家の脇を抜け進んで行くと、その先にはお地蔵さまが立っていました。看板には「金刀比羅宮」と書かれ近くには鳥居もありましたが、上の神社には寄らずここから下の住宅地へ行きました。

お地蔵様
【金刀比羅宮のお地蔵様】

坂道を真っ直ぐ下って行くとT字路で、さっきの車道らしき道に合流したので左折。川沿いに更に緩やかに下って行くとまたT字路ですが、ここには道標もありました。あとは左へ道なりに進んで行きましたが、途中左手に先ほどの尾根末端にあるらしい金刀比羅宮への近道登山道がありました。草に隠れた道標があり短いながらもかなりの急登の様子で、逆コースの場合はここから登ってみるのもいいかも知れません。まもなく右手に高尾駅が見えてきました。



「城山かたくりの里」は、カタクリ以外にも色々な花や樹木が植栽され、色とりどり春いっぱいの場所でした。城山湖までのコースはエアリア地図には記載されていませんが、道ははっきりしていて里山の静かな散策コースで、いい道でした。



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