越生梅林・鼻曲山

はなまがりやま(447m)


越生梅林は関東三大梅林の一つだそうですが、まだ行ったことがありません。
ちょっと行きにくいと思っていた奥武蔵ですが、今年の春は頑張って行ってみました。


2008.3.15
(土)
 越生梅林大高取山桂木観音368m点鼻曲山一本杉峠エビガ坂ユガテ東吾野駅
晴れ 08:40着
 09:20発
10:10
10:20
10:40
10:45
11:3512:00
12:45
13:2514:1014:30
14:55
15:30着
15:42発



若い頃、奥武蔵へは行った事があります。しかし池袋経由で行った山はとんでもなく遠く感じ、以来地図すら買ったことがありませんでした。でも奥武蔵や秩父の春は花が多く、のどかな山里の景色が楽しめるようです。八高線も今では本数が増えたようなので、先ずは越生梅林からスタートすることにしました。

「八高線」の”高”は高崎かと思っていましたが、八王子からは高麗川か川越行きしかなくて、高崎方面へは高麗川でまた別の八高線に乗り換えなくてはいけませんでした。後半の路線は「高高線」と名前を変更すべきではないかと思ってしまいます。


越生梅林入り口
【越生梅林入り口】

越生駅8:20発の黒山行きに乗って、越生梅林入口で下車。右の道を少し進むと梅林の入口で、ここは入園料200円が必要です。

平坦な畑地に梅の木がいっぱいという感じで、紅梅は見頃やや後半、白梅は5分咲きから見頃といった雰囲気です。

奥まで行くと紅梅もまだきれいでした。が、梅の鉢植え売店や屋台、ミニSLや舞台などがあって、いかにもお祭り。(確かに梅まつり期間ではありますが)

越生梅林
【越生梅林】

やぐらから
【やぐらから】

さほど広くない敷地の中央にやぐらがあったので登ってみました。春の空の下、清らかな梅の匂いを期待したら、なんと準備中の屋台の匂いがあちこちから漂って来る・・・

下りてもう少し先まで行ってみると、周りにも梅園はあるようですが囲いがしてあって出入りができないようになっていました。


白梅
【清楚な匂いの白梅】

福寿草
【つややかな福寿草】

さて、山へ向かうことにします。バス通りに戻り、さっきのバス停から黒山方面へ進んで行くと左に道標がありました。左へ折れ、もう一度左へ進むと畑地になって登山口がありました。

すっきり手入れされた植林の中を緩やかに登って行きます。藪っぽい感じがしない気持ちのいい植林で、時々上から身軽な服装の年配の方やご夫婦が下りて来ます。地元の方たちの散歩コースになっているのでしょうか。


植林
【小さなツタ類の茂る植林】
大高取山
【大高取山】

所々片側が雑木になり、落ち葉がいっぱいの緩やかな道を進んで行くと大高取山に着きました。樹林に囲まれ展望はありませんが、丸太ベンチがあるのでしばし休憩。

大高取山から少し下ると、ちょっとした休憩場所があって丸太ベンチがいっぱいありました。すぐ下が西山高取の分岐で、このルートは道標もいっぱいです。

真っ直ぐ進み桂木山の札の掛かったピークを過ぎると、やがて下に桂木観音が見えて来ました。横の畑にはホトケノザがいっぱい咲いています。

お参りして階段を下りると車道に下り立ち、左は虚空蔵尊への道です。目の前の駐車場には立派なトイレがありました。

桂木観音
【振り返り見る桂木観音】
ゆず畑
【ゆず畑】

桂木峠への道がちょっと分らなかったので近くの畑にいた人に尋ねると丁寧に教えてくれました。
右へ少し行き、民家の手前で左の細い道を下って、ゆず畑の横を通って行きます。

下り立った所が桂木峠でしょうか。小さな分岐で四方に道が延びていました。ここからは破線になっているルート。鼻曲山へ向けて手作りの道標が立っていました。

鼻曲山登山口
【鼻曲山登山口】

植林の中をしばらく上下しながら行くと車道を横断します。すぐ向かいに細い道がついていますが、ここには道標はありませんでした。


雑木林
【アオキなど雑木林】

破線になっていても道ははっきりしていて、足元には所々「武蔵おごせハイキング・チャレンジコース」の看板が立っています。アオキの赤い実も目立ち、照葉樹や落葉樹などの雑木林になった落ち葉の道を登って行きます。

やがて、また植林になって三角点のある小さなピークを通りました。ここが368m点でしょうか。この先も明るい植林が続きます。

368m点
【368m点?】
ロープ急登
【直下のロープ急登】

短いアップダウンを繰り返し、鼻曲山の直下はロープのある滑りやすい急登でした。

大岩の横を抜けると、鼻曲山の山頂でした。
東側の一部だけ疎らな植林ですが、西側は明るい雑木林です。南には越上山らしい山が見えています。

狭いけど陽射しいっぱいの気持ちのいい山頂です。大高取山からは誰にも会わず、ここも誰も通らない雰囲気。ちょうど12時なので、お昼にしました。

鼻曲山
【鼻曲山】
露岩帯
【露岩帯】

鼻曲山の先はしばし露岩帯。大岩が時々現れ楽しい道です。

やがて道は左へ進むようになり、下りた所がカイ立場。地図では迷マークになっていますが、道標もあるので迷うことはありません。

その先が一本杉で、名前通り杉の大木が立っていました。

このすぐ先に顔振峠への分岐があり、ここが一本杉峠のようで、立派な道標が立っていました。

一本杉
【一本杉】
奥多摩方面
【秩父方面?】

一本杉峠からは赤線ルートで道標もしっかりしてきました。左のエビガ坂方面へ進み、獅子ヶ滝への分岐を過ぎると西側がちょっと開けて見晴しのいい所がありました。


一本杉峠を過ぎると、何度か登山者と行き交うようになりました。送電鉄塔の下を通り、車道に出た所が十二曲りでしょうか。地図では車道に接触するだけの感じですが、実際は5,60m歩きカーブを曲がった先に入口がありました。

立派な道標を次々見て、植林を進んで行くとエビガ坂。真っ直ぐの道は鎌北湖を指しています。
右下にユガテへの道標があり、シダのきれいな植林を下って行くと途中でまた一度車道を横断します。


エビガ坂
【エビガ坂】

やがてシャガの葉が茂る山里の上に出ました。水仙や梅、沈丁花の匂う民家の庭先を下って行くとトイレと小屋があります。南側には小広い草地があって、10人くらいのグループが出発準備中でした。


ユガテ
【のどかなユガテ】

小屋には「湯ヶ天」と書かれていて、ここがユガテのようです。西側の新しい板ベンチに腰掛け、コーヒータイム。民家は2軒だけ、夜は星空もきれいそうな畑や草地の広がるのどかな山里です。

グループが出発してしばらくすると、今度は反対側の物見山方面から20人ほどの団体さんが到着しました。

あとは東吾野駅へ向かうだけ。シダの茂る植林を下り、林道から車道に出ました。

ほたるの里という川沿いには梅も咲いて、のんびり下って行くとバス通りに合流、左の東吾野駅へ向かいました。

植林
【シダの茂る植林】


越生梅林は屋台が多く、あまり風情はありませんでしたが、とりあえず白とピンクの色いっぱいを見て春モードへの切り替えが出来ました。大高取山からのルートは雑木も混じる植林ですが、手入れされているので雰囲気はいい道です。特に鼻曲山前後は一人に会っただけで、とても静かな道でした。



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