相模湖南岸の石老山は、低山ながらも丹沢や富士山などの眺めのいい山です。
続く大明神展望台からは、高尾山稜が一望できる手軽なハイキングコース。
今回は、まだ行ったことのない嵐山を通って帰りました。
2008.3.2 (日) | [石老山入口] | → | 顕鏡寺 | → | 融合平 見晴台 | → | 石老山 | → | 大明神 展望台 | → | 箕石橋 | → | 鼠坂 歩道橋 | → | 嵐山 | → | 相模湖駅 |
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晴れ | 08:15 | 08:45 08:50 | 09:20 09:25 | 09:55 10:50 | 11:25 11:45 | 12:15 | 12:30 | 13:40 14:05 | 14:35着 14:43発 |
相模湖駅8:04発ピクニックランド経由三ヶ木行きに乗って、石老山入口で下車。しばらくは南へ真っ直ぐ車道歩きです。途中の畑にはロウバイが少し咲き残っていました。20分ほどで登山口の大きな看板があり右の階段へ。相模病院の前を進んで行くと、杉林の中、苔むした大岩が現れてきます。「屏風岩」「仁王岩」「駒立岩」「文殊岩」など、それぞれに名前が付けられ説明版が置かれていました。 今の時期は苔も乾燥していましたが、シャガの葉が多いので花の咲く頃は苔もしっとりして趣のある参道になりそうでした。 |
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露出した根が蛇のように見えるという蛇木杉と、県の名木100選に選ばれたという樹齢400年のイチョウが立つ山門に着きました。本堂の右下に立派なトイレがあります。本堂にお参りして出発。 |
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寺宝の虚空蔵尊が安置されているという立派な岩窟をのぞきつつ上へ。 |
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この先も謂れのある大岩がいくつかあって、最後の「八方岩」は東南方面が開け、見晴らしも少しよくなっていました。 |
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植林の道を進んで行くと、融合平見晴台に着きました。凍結してツルツルの雪が少し残っています。 |
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緩やかな植林が続き、石老山 山頂に着きました。はじめに目につくのが丹沢方面で、蛭ヶ岳や白馬尾根の白馬の雪形がよく見えています。 |
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晴れとはいえ春霞なので富士山はどうかなと思っていましたが、大室山の横にとりあえず見えていたのでよかったです。ここから見る大室山は御正体山に似ているなと思いました。 |
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食後は大明神展望台へ。片側が雑木の陽だまり道を進んで行くと、所々にベンチもあります。 |
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途中にある大明神山には小さな祠やベンチがあって、北東側が開けています。城山方面がよく見えていました。 |
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まもなくで展望台に着きました。 |
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目の前には陣馬山~景信山~城山~高尾山の高尾山稜がきれいに見渡せ、相模湖を走る遊覧船が見えています。 |
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松ボックリの落ちている道を下って行き、植林を抜けると林道に出ました。キャンプ場の手前には左側に小さな階段があって上にトイレがあります。車道に出て、道なりに進めばピクニックランドのバス停ですが、その手前にかなり古びた道標があって、消えそうな文字で左へ嵐山を指していました。 |
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左の細い道を行くと鼠阪歩道橋があり、ここを渡れば嵐山登山口のようです。 |
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歩道橋を渡ってすぐ右の道へ入って行くと、畑道になりました。足下にはオオイヌノフグリやナズナが咲いていて、暖かな春の雰囲気。 |
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オオイヌノフグリ・・・ |
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のどかな畑の斜面を相模湖など見ながら登って行きました。梅はまだ咲いていません。今年の春は遅いです。 |
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すぐ右にはピクニックランドの駐車場がありランドの縁を進んで行きます。畑の上からは山腹を巻くようになりました。 |
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やがて登り返しになり、今度は竹林が現れて来ました。そこを過ぎると向こうに嵐山らしき山が見えてきて、山頂には円柱形の鉄塔が立っています。展望台が出来たのかと期待しました。 |
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昔に東海自然歩道として整備された道のようで苔むした木橋や壊れた道標が立っています。 |
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次は気持ちのいい雑木林になり、やがて嵐山の尾根に出ました。そこからは緩やかな道です。 |
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産霊宮水上神社の赤い鳥居が立つ嵐山の山頂に着きました。小広い山頂の南側には、何やら電気設備のような建物がいくつもあってイマイチ風情なく、さっき見えた鉄塔は登ることは出来ませんでした。 |
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北側は木立の間から小仏城山方面が見えます。 |
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下りは真っ直ぐな一本道で、かなりの急下り。最後は植林を下って車道に出ました。城山からの帰りに通る車道で、左へ進みダムを渡って上に進めば相模湖駅もすぐです。 |
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春霞みの空だったので石老山からの富士山はあまり期待していませんでしたが、うっすらでも見えたのはラッキーでした。鼠坂から嵐山への道は誰にも会わず、ちょっと寂れた風情でしたが常緑樹、落葉樹、杉林、小さな沢の木橋や竹林、明るい雑木林と変化に富んだ道でした。 |