檜洞丸

ひのきぼらまる(1601m)


檜洞丸は春のシロヤシオやミツバツツジがきれいですが、秋の紅葉もきれいです。
そろそろツツジ新道の紅葉も見頃になったのではと思い、出かけて来ました。


2007.11.4
(日)
 西丹沢用木沢
出合
犬越路小笄熊笹ノ峰
分岐ベンチ
檜洞丸展望園地ゴーラ沢
出合
西丹沢
晴れ
のち曇り
 08:35着
 08:45発
09:0510:25
10:35
11:1512:25
12:35
13:10
14:00
14:55
15:00
15:30
15:35
16:15着
16:20発



御殿場線(スイカ使用不可)谷峨駅で、新松田駅7:20始発の西丹沢行きのバスに乗車(7:46発)。この時期は空いているはずでしたが、今日は高校生のマラソン大会(練習?)があるようで丹沢湖まで座れませんでした。玄倉で車窓から振り返ると湖の向こうに富士山がすっきり見えています。

終点の西丹沢自然教室で下車。周辺はまだ緑ですが、教室前のもみじは数本だけ色付いていました。登山届けなど身支度して出発。しばらくは車道歩きですが、キャンプ場辺りの山の上部は紅葉も増えてきて朝日が当たりきれいです。


青い鉄橋
【青い鉄橋】

数台駐車している用木沢出合で右の登山道へ入り、すぐに現れる青い鉄橋で対岸に渡ります。

何度か沢を渡ったり、石ゴロゴロの河原を歩いたりして進みますが、先の台風9号の影響で木橋はなくなっていました。


左の涸れ沢沿いの登りになると、以前よりちょっと荒れた感じの所も出てきました。うっすら色付いた木々を見ながらの急登が続き、笹のトンネルを潜るように抜けると犬越路です。

ベンチのある犬越路に着きました。
避難小屋の後ろの山肌は、黄葉紅葉もポツポツ明るい。数人いた人達はみな大室山へ向かって行きました。
天気予報は晴れマーク今日も一日青空と、この時はまだルンルン気分で休憩タイム。


犬越路
【犬越路】
小笄へ
【小笄への笹道】

犬越路〜檜洞丸は下ったことは何度かあるけれど登りは初めてです。しばらくは熊笹の狭い道で紅葉もポツポツ程度ですが、緩やかな尾根で歩きやすい道です。

犬越路からは山に隠れて見えない富士山が見えてきました。が、早くも雲が迫って来ています。白い山頂は白い雲と一緒に並んでいるので、写真ではちょっと分かりにくいです。

富士山真
【中央の台形が富士山】
露岩帯
【急な露岩帯】

小笄と思われる石柱のピークを過ぎ少し下ると大笄への登りになります。ここからは露岩の急登。ところどころ鎖場もあり、春のツツジのシーズンは時々渋滞する所です。

紅葉もだんだんきれいになってきて、あたりはとてもいい雰囲気の優しい色合いになってきました。

が、なんと上空には大きな雲が迫っています。周辺はどこもきれいな青空なのに檜洞丸だけは曇っています。この山は確かにガスも出やすいけれど、まだお昼前。もう少し待ってくれてもいいのに・・・・・

大笄へ
【大笄へ】
紅葉
【大笄への紅葉】

落葉している木も多いけれど、この辺りは緑の笹も紅葉もきれいです。この先は鎖場や梯子が連続するようになります。

岩場の上で振り返り見る大室山。
高尾山稜から見るときれいな三角形をしている大室山もここから見ればゆったりどっしりとした山容です。鞍部に、さっきの犬越路避難小屋が小さく見えていました。あちらの空は青い・・・

大室山
【大室山】
もうすぐ大笄
【もうすぐ大笄】

ブナが目立ってくるようになりました。上空はすっかり雲に覆われ陽射しがなくなり、せっかくの紅葉もくすんでしまいました。でも、急登が終わり道も緩やかになって、気持ちのいい散歩道です。

大笄のピークを越え少し下ると熊笹ノ峰との鞍部で、左の神ノ川へ下りるヤタ尾根の分岐です。この辺りはもう落葉しています。すっかり翳ってしまった山肌を見ながら、ベンチで休憩タイム。

熊笹ノ峰の下
【熊笹ノ峰の下の分岐ベンチ】
ブナとヒメシャラ
【ブナとヒメシャラの小笹道】

熊笹ノ峰もほとんど落葉していますが、独特の紋様のブナやすべすべヒメシャラなど見ながら気持ちのいい小笹の道が続きます。

この辺りは、春はミツバツツジやシロヤシオでとても彩り豊かな道です。今は紅葉も終わりかけですが、遠くから見てもはっとするほど鮮やかな色が見えてきました。

曇った空の下でもびっくりするほどの赤。まるで葉っぱ自ら光を放っているかのような明度の高い赤色です。写真より実物のほうがずっと明るく鮮やかな色でした。

鮮やか紅葉
【今日一番の鮮やか紅葉】

この先は台風の影響なのか、元々狭い登山道がかなり削られていました。左右に倒れている木々を見ながらそっと通って最後のガレ斜面急登です。マルバダケブキのまんまる綿毛があちこちに立っています。


檜洞丸
【檜洞丸】

檜洞丸 山頂に着きました。
ちょっと遅めのこの時間は人も疎らです。
ベンチでゆっくり昼食。

木々の間から見える蛭ヶ岳も重そうな雲で翳っていますが、塔ノ岳や鍋割山の上空は明るい雲です。
すぐ下の青ヶ岳山荘に下りてトイレ(50円)を拝借、小屋はひっそり、もうスタッフの皆さんは下山されたようでした。

帰りはツツジ新道を下ります。あの”真っ白シロヤシオ”はオレンジ色に紅葉していました。落葉したブナ林の木道はすっかり晩秋の雰囲気です。

檜洞丸下の木道
【檜洞丸山頂下の木道】
ツツジ新道
【ツツジ新道の紅葉】

石棚山の分岐を過ぎ、ツツジベンチの所から左へ向きが変わると紅葉も多くなってきました。しっとり色彩の紅葉の下、熊笹道は所々急坂で小さな岩場もあります。

ツツジ新道は木々の種類も多いようで、色合いも様々。午後の陽射しに輝く紅葉を見ながら下る予定だったのに・・・光があればなあ、とほんとに残念。
でも笹の緑とブナの紋様と色とりどりの紅葉、この辺りは見頃でとてもきれいでした。

ツツジ新道
【ツツジ新道の紅葉】
展望園地
【展望園地】

ゴーラ沢との中間地点、ベンチのある展望園地に着きました。晴れていれば富士山も見える場所ですが、午後は逆光になります。
いずれにせよ今日はもう見えません。

下り始めると、一瞬だけ西日が差し込んできました。辺りの紅葉も明るくなって、透けて見える山肌もきれいです。

一瞬の日差し
【一瞬の日差し】
ゴーラ沢
【下にゴーラ沢】

やがて下にゴーラ沢の白い河原が見えて来ました。短い鎖場と階段を下れば広い河原に出ます。

ゴーラ沢周辺は紅葉もきれいで、カエデでしょうか色も鮮やかでした。実際は写真よりずっと明るい色合いです。

以前はしっかりした木橋が架かっていましたが、ここも流されていました。滑らないように慎重に渡ります。

ゴーラ沢出合
【ゴーラ沢出合】
山腹道
【平坦な山腹道】

ゴーラ沢を過ぎると、あとはずっと平坦な山腹道。まだほとんど緑で紅葉はちらほら程度ですが、落ち葉のカサカサ平坦道は余韻に浸れる好きな道です。


折り返して急坂を下れば沢に下り立ち、車道は目の前。西丹沢のバス停はガラガラでした。来月になると冬ダイヤになり、この16:20のバスはなくなります。



檜洞丸は丹沢で一番好きな山です。去年は来なかったので久し振り。展望はないけれどブナ林に囲まれた深山の佇まいで、紅葉もきれいですが冬の霧氷も素晴らしいです。



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