2007.10.7 (日) | 蝶ヶ岳 ヒュッテ | → | 蝶槍 | → | 2592 | → | 2512 | → | 岩峰 | → | 常念岳 | → | 常念小屋 | → | 笠原 | → | 登山口 | → | 駐車場 (タクシー) |
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快晴 | 06:20発 | 07:05 07:15 | 08:20 08:40 | 09:15 09:30 | 10:10 10:20 | 11:20 12:20 | 13:15 13:45 | 15:05 15:15 | 16:45 16:50 | 17:05着 17:15発 |
朝、東の空は雲海が広がり、静かに太陽が昇ってきました。上空にはうっすら茜色に染まったほわほわ雲が浮かんでいます。 |
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うっすら赤く染まった空の下、ふわっと浮かんだ雲の中に霞沢岳や遠く御嶽山が頭を出して、日本画のようにきれい。 |
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朝日を受けた峰々は神聖で荘厳。 【朝日にうっすら染まる穂高岳・槍ヶ岳】 |
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大滝山の向こう、柔らかそうな雲海の上には、遠く富士山や甲斐駒ケ岳・北岳など南アルプスも横一列にずーっと浮かんでいました。 |
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朝食後、今日の青空に感謝しつつ出発。ゆるく下って上りケルンのあるところへ出ました。 【ケルンからは穂高・槍が正面】 |
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すぐ隣の三角点が旧蝶ヶ岳山頂で、今はケルンと柱石があるだけです。でもこの柱石、なんだか新しい。あちらに立派な「蝶ヶ岳山頂」の標柱を立てたので、せめてこちらは柱石だけでもと新しくしてあげたのかしら。そんなことはないか・・・ |
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草もみじの中、緩く登って蝶槍に着きました。 【大滝山~蝶ヶ岳~三角点】 |
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【振り返り見上げる蝶槍】 |
蝶槍からは急下り。 |
小さな池の傍らを通り抜け2592m峰へ向かうと、夏ならお花畑になりそうな枯れ花の道。草地の山頂が見え、柔らかに色づいた木々がきれいでした。 |
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次の常念岳を目指して、ダケカンバの傍を下って行きます。今日の青空は本当に気持ちいい。 |
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登りになり、最初は比較的緩やかな道で、黄葉した木々の間から槍ヶ岳など見ながら登って行きます。 |
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更に岩ゴロゴロ尾根を登り、2つの小さな岩峰の下を巻いて行きます。だんだん傾斜もきつくなってくるので、ゆっくりゆっくり向かいの槍穂高の稜線を眺めながら登って行きました。山頂近くで振り返り下を見ると結構な急斜面です。 |
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常念岳山頂に着きました。立派な祠がある山頂からはまさに360度の展望。 【常念岳山頂】 |
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北側の眺めも素晴らしい! 目の前は横通岳から大天井岳。 【奥に鷲羽・水晶・野口五郎岳~立山~後立山連峰】 |
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あまりの眺望に随分ゆっくりしてしまいましたが、そろそろ下りないと・・・ |
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常念小屋前の小石広場に到着。ここは常念乗越。あとは反対側へ下るだけで、もう槍ヶ岳は見えなくなります。ここで長めの名残り休憩。 |
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さて、下山。初めは黄葉もある急な下りで、第3ベンチ、第1ベンチと過ぎて行きます。水場を過ぎ、沢を渡って山腹の高巻き道を歩きます。このあたりも紅葉がポツポツ。 |
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胸突き八丁が終わり、沢に下りてしばし休憩。ここからは緑のダケカンバが多くなりました。やがて熊笹やシラビソなど混じり、笠原の河原に出て、ここでも休憩。 |
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苔むす針葉樹林帯になり小さな王滝からは、ずっと沢音を聞きながら一ノ沢の傍を下って行きます。あと2週間もすれば、このあたりの紅葉も鮮やかになって楽しい道になりそうでした。 |
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やがてトチの大木の横に”山の神”さま。ここまで来れば林道もすぐです。今日の晴天と無事に感謝して、ご挨拶。 |
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長年行きたいと思っていた蝶ヶ岳~常念岳をようやく歩くことが出来ました。ずっと槍・穂高に見守られながらの素晴らしい縦走路でした。紅葉には1週間ほど早かったようですが、素晴らしい青空に恵まれ北アルプスの山並みを心ゆくまで眺め、堪能できました。これでようやく満足して今年の夏山(?)高山は終了。感謝の山旅でした。 |