蝶ヶ岳から常念岳にかけては穂高・槍の眺めが素晴らしい稜線です。
10月の連休でも、比較的空いているのではと思い行ってみました。
2007.10.6 (土) | 上高地 | → | 明神 | → | 徳沢 | → | 横尾 | → | 槍見台 | → | 倒木 | → | 稜線 | → | 蝶ヶ岳 ヒュッテ | → | 蝶ヶ岳 | → | 妖精ノ池 | → | 蝶ヶ岳 |
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晴れ | 06:00着 06:50発 | 07:40 08:00 | 08:50 09:10 | 10:10 10:20 | 10:50 10:55 | 12:25 12:45 | 14:05 14:20 | 14:50 15:15 | 15:20 15:30 | 15:45 16:15 | 16:30 泊 |
蝶ヶ岳への登山道、長塀尾根は二度ピストンしているので今回は三股から登りたいと思いました。が、既にムーンライト信州は満席、さわやか信州号は何とか取れたので横尾から登ることにしました。こちらの道も初めてです。10月連休の上高地行きは相変わらず人いっぱい。やはり涸沢へ行く人が多いようです。 |
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早朝の河童橋は登山者でいっぱい。 |
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ぞろぞろ歩いて、明神館に到着。久しぶりにこの奥の明神池にも寄ってみようかなと思い、橋を渡って穂高神社まで行ってみました。が、やはり紅葉にはまだまだ早く、ほんのり数本色づいている程度だったのでそのまま引き返しました。今年はずいぶん紅葉が遅いです。 |
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梓川の河原が近づくと大きく開け、奥に大天井岳が見えるようになります。この広い梓川のほとりはいつ来てもいい気持ち。 |
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テント場のある徳沢に到着。 |
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新村橋からパノラマコースへ向かう人達を見送ったり屏風の頭を見上げたりしながら横尾に着きました。ここは特に大賑わい。トイレは数十人が行列。徳沢で済ませておいて正解でした。 |
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すぐ先の蝶ヶ岳登山口へ向かうと、ここからはとたんに静か。苔むした樹林帯の急登が始まりました。 |
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30分程するとちょっと開けた場所に出て、振り返ると槍ヶ岳が見えました。すぐ上に槍見台の道標があり狭いながらも休憩にはいい所です。 |
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単調な樹林帯の急登ですが、時々ゴゼンタチバナの赤い実が励ましてくれるように現れます。 |
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槍見台から40分程すると、また槍ヶ岳の見えるところに出ました。青空の下、今、あの槍沢カールを登っている人もいるんだろうなあと思いながら、ここでもしばし休憩。 |
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樹林の中の急登が続きます。そろそろ昼食の時間なので、途中の倒木ベンチがあるところでお昼にしました。その後も木々を見ながらの急登です。 |
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ダケカンバの黄葉がチラホラ見えて来て、そろそろかなと思ったら突然ハイマツ帯になり、一気に青空が広がりました。 |
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すぐ上で稜線に出ると、素晴らしい展望が広がっていました。 【稜線に出れば素晴らしい展望】 |
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稜線上には赤い草もみじが点々。槍ヶ岳方面のすっきり青空に映えています。 |
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これから向かう蝶ヶ岳は上に雲があって、山頂付近は翳っています。 |
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早くから紅葉するオヤマソバは一部枯れているものもありましたが、きれいな赤があちこちに広がっていました。 |
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時々振り返り見る槍ヶ岳や常念岳は、すっきりくっきり。 【常念岳への稜線】 |
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瞑想ノ丘に着きました。 |
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すぐ横の蝶ヶ岳ヒュッテに到着。10月紅葉時期の連休でも、ここは一人一枚の割り当てで、ほっと一安心。ザックを片付けて一段落後、すぐ隣りの山頂へ向かいました。 |
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少し登ったところに蝶ヶ岳山頂の道標があります。ここは長塀ノ頭と呼ばれていたところですが、いつの間にかここが蝶ヶ岳山頂ということになっていました。以前はもっと常念寄りの三角点が山頂だったはずですが、あたり全体がなだらかでこちらの方が標高は高い。小屋も近いし、いろいろ都合がよくてここが山頂ということになったのでしょうか。撮り忘れましたが、新しい立派な標柱も立っていました。 【蝶ヶ岳山頂】 |
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すぐ下の妖精ノ池のあたりは紅葉も多いのではと思い、行ってみることにしました。 |
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小さな小さな妖精ノ池は相変わらずひっそりとしていました。 【黄葉に囲まれた静かな妖精ノ池】 |
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山頂に戻って暮れゆく穂高を見つめながら夕焼けを待ちましたが、今日は余り赤くならず太陽は静かに沈んで行きました。 |
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夕食後、外に出るとずいぶん冷え込んでいました。風がないのが幸い。今日は月がなく、空は満点の星に天の川。穂高や槍ヶ岳の山小屋の灯りが小さく見え、大町方面の夜景もきれいに瞬いていました。 |