川崎市にある生田緑地は多摩丘陵の自然林を利用した緑地公園で、
一番標高の高い枡形山には展望台もあり、桜の頃は賑やかになります。
2007.6.30 (土) | 向ヶ丘 遊園駅 | → | 枡形山 | → | ほたるの里 | → | 噴水広場 | → | つつじ山 | → | 生田緑地 東 口 | → | 枡形山 | → | 飯室山 | → | 向ヶ丘 遊園駅 |
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足首骨折から約3ヶ月半、診療は21日に終了しましたが装具は念のため今月いっぱい着けているようにと言われました。が、明日はもう7月。今日は装具を外して出かけることにします。土の段々道も歩いてみようと、折にふれ訪れた生田緑地に行くことにしました。 |
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鎌倉時代からの山城跡で、枡形城址と呼ばれていた山頂はすっかりお洒落になり、立派な展望台やトイレ、自動販売機まであります。この枡形山へ初めて来たのは小学校3年生の遠足で、当時は草地の山頂にらせん階段の鉄塔展望台があるだけだったように思います。その後中学生の頃来た時には一部芝生になっていて、鉄棒やブランコ、ジャングルジムや滑り台が設置され、東の隅には藤棚とベンチがありました。高校生になる頃から南側で緑地化工事が始まり、自然林が次々に切り崩され地面が剥き出しになって、上から見ると緑地ではなく白地になっていました。 |
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谷間の道から一旦上がり、草地の斜面の先をまた下ると木道がほたるの里へ続きます。以前は小さな田畑がありましたが、数年前に整備されたようで立派な木道が延びていました。ほたるの案内板があるので夜はちょっと楽しそうですが、懐中電灯などは禁止のようです。奥まで行って引き返し、今度は谷間の自然探勝路へ。マムシに注意の看板もあるけれど、野鳥も多い林です。 |
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小さな谷間の木道から段々道をまた登ると、丘陵の上に出て、すぐ右手が西口です。ここはメイン通りで、左へ下って行くと民家園が左右に見えてきます。開園当初は無料でしたが、今は有料。蕎麦処は合掌造りの中にあって雰囲気がいいのですが、人の多い日は入園者しか利用できず今日は門が閉まっています。以前はあんみつもありましたが、今はどうでしょう。 |
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さらに下ると広い噴水広場に出ます。そばには売店や国鉄時代の客車があり、中に入ることができます。座席や木の床、扇風機など懐かしい車内です。 |
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噴水広場周辺は子供の遊び場。春や秋は大勢の子供たちで賑わいますが、今日は蒸し暑く人も疎らです。青少年科学館にはプラネタリウムがあり、大人は200円 中学生以下は無料でけっこう楽しめます。 |
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蒸気機関車の横からアジサイの咲く南側の木立を上がり、丘陵を右へ行くとつつじ山。春には一般的なつつじのほか、ミツバツツジやハナミズキも咲いてきれいですが、今はもう緑一色。その先には小さな梅園もあります。 |
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梅園の横の段々道を下って行くと、すっきりとした木立が見えてきます。メタセコイアというスギ科の植物で、春の芽吹きの頃はとてもきれい。
秋には紅葉するので和名はアケボノスギというそうです。この左手に岡本太郎美術館があります。 |
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向かい側へ下りると小さな菖蒲園。今はもう花はすっかり終っていました。ここは駐車場もある正面口(東口)。普通ならここから駅へ向かうのですが、今日はリハビリ散歩。もう一度、枡形山へ行くことにします。自転車置き場の横が登り口。 |
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少しは土の道が残っているかと思ったけれど、ここもすっかり整備されていました。10分ほどで山頂に着いてしまいますが、この道も新緑の頃は気持ちよく好きな道でした。枡形門などという、それらしい門も出来ています。 |
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山頂広場を東へ抜けると尾根伝いに隣の小さな高みに出ます。名前があるとは知りませんでしたが、今は一人前に立派な山の道標があり「飯室山 80m」と記されていました。右へ下ると熊笹の茂る段々で、下には長者穴古墳群があったはずですが今は木々が茂りどこだったか気づきませんでした。舗装道路に出て右へ行き、駅へ延びる民家園通りで左折して府中県道を横断すれば向ヶ丘遊園駅もすぐです。 |
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装具が取れて気分も軽くなりました。右足はうきうき『早く行こうよ♪』 左足は『もっとゆっくり行って~』という感じでちょっとチグハグな両足でしたが、久しぶりに上ったり下りたりと楽しい散歩でした。子供が小さい頃はよく訪れ、近年は2,3年に一度は来る枡形山は来る度に整備されていきちょっと淋しくなりますが、やはりここは懐かしくほっとする場所です。民家園は藁葺き屋根が多いので、冬の雪の積もった日に来るととてもいい雰囲気。川崎市とは思えず、ちょっとした旅気分が味わえます。 |