沼津アルプスは低山なれどアップダウンが多く侮れない山と、よく聞いていました。
興味はあるものの延び延びになっていたので、今年こそはと行って来ました。
2007.3.4 (日) | 多比 | → | 多比口峠 | → | 大平山 | → | 鷲頭山 | → | 小鷲頭山 | → | 志下山 | → | 徳倉山 | → | 横山 | → | 香貫山 | → | 黒瀬 | → | 沼津駅 |
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晴れ | 08:55着 09:00発 | 09:40 | 09:50 10:00 | 10:50 11:00 | 11:05 12:00 | 12:30 | 13:10 13:30 | 14:05 | 15:15 15:35 | 16:00 | 16:25着 16:26発 |
熱海駅を過ぎると長いトンネルになり、その次の駅は函南(かんなみ)駅。ここを過ぎると左手にジェットコースターのように小山が並んでいるのが見えてきました。あれがもしかして沼津アルプス? なるほどデコボコでアップダウンが多そうです。
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「沼津アルプス」「香貫山から南へ横山、徳倉山、鷲頭山、大平山と続く山々は、別名「沼津アルプス」と呼ばれている。五山七峠を越える長いハイキングコースですが、沼津市の街並みをはじめ伊豆や箱根、駿河湾や富士山など素晴らしい展望が眺められる。」 |
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山へ向けて舗装道路を登って行くと、道端にはオオイヌノフグリやホトケノザなどが咲いて、もうすっかり春。振り返ると海が見え、明るい日差しがみかん畑の斜面に降り注いでいます。三叉路で、あのトレードマークのような「沼津アルプス道標」が現れました。この道標は要所ごとに設置されていて、とても分かりやすく楽しい道標です。 |
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バス停から25分、ドラムカンの水槽のところから沼津アルプスの登り口になりました。芽吹きの始まったような木々の間を登って行きます。足元にはキランソウやアオイスミレが咲いていていました。 |
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多比口峠に到着。 |
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きをつけて きやりにゃんよ」 と、温かみのある方言で書かれていて、この山域に対する地元の方々の愛情が感じられます。 |
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急坂を下ってさっきの多比口峠に戻り、鷲頭山へ向かうと右手に富士山が見えてきました。春霞で全体は隠れていますが、頭だけスッキリ見えています。
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次の峠の多比峠に出ると、ここからロープの急坂。途中開けた所からは今登って来た大平山が見え、すっきりきれいな三角形の姿をしていました。椿など常緑樹の木陰の中を進んで行くと、前方に草地が見えて来ました。 |
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明るく開けた鷲頭山に着きました。
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こちら側もヤブツバキの木が多く、足元にも赤い花がたくさん落ちていました。 |
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小さく登り返して、小鷲頭山に着きました。 |
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小鷲頭山の下りはロープのかなりの急坂でした。多分ここがコース中で一番の傾斜。それほど長くはないけれど、登るのも大変そうです。 |
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ロープの急坂が終わり、尾根から外れ右に下っていくと大きな岩陰に石仏が祀られている中将宮に出ました。その先が志下峠で、道標を見ると今来た道の他に尾根伝いの道があったようですが、今は休養林となって立入禁止になっていました。 |
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次の馬込峠から登り返せば志下山。 |
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次の志下坂峠に下り、また登り返していくと見晴らしがよくなって来ました。千金岩とペンキで書かれた大岩の上からは鷲頭山と志下町と駿河湾が見渡せ、小さな舟が行き交っています。 【千金岩から見る鷲頭山と駿河湾】 |
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岩が終わると緩やかな道になりました。様々な常緑樹が続き、アオキの艶やかな葉もあちこちに見られます。途中に徳倉山より高い282m点があるはずですが、樹林に覆われていて山頂も分からず名前もあるのかないのか、「沼津アルプス」に名前を連ねてもらえないようでした。 |
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少し下り、ホオノキが立つ広場に出ました。正面には愛鷹連峰が見えているので、霞んでいなければ富士山も見える原っぱのようです。勝手にホオノキ広場と呼ぶことにしました。 |
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更に下った所が香貫台分岐で、象の首と呼ばれているそうです。後で分かったことですが、徳倉山は象が伏せているようにみえるので象山ともいわれ、山頂が頭、ここが首、さっきの緩やかなあたりが背のようです。ということは、あの名もない282m点は腰のあたりなんでしょうか。 |
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目の前が徳倉山。ここも急登ですが、竹の手摺りが続いてちょっと風情のある登りです。 |
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広い草地の徳倉山に着きました。
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徳倉山からの下りも急で、ここは段々になっていてロープではなくクサリが掛けられていました。下り立った所が横山峠です。 |
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更に、また登り返して、横山に着きました。 |
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ようやく八重坂峠に下り立ちました。車道を左へ200mほど進むと登り口があり、登山道を少し登ると上の車道に合流。しばらくは車道歩きで、左下に見えるゴルフ練習場を回り込むように上がって行きました。 |
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香貫山展望台と桜台の分岐になりました。次は香貫山と思っていたので林道を直進しましたが、ずーっと林道です。5分ほど進んだけどやはりちょっとおかしいと思い、分岐まで引き返して桜台という方へ登って行きました。 |
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長い段々道で上に出ると桜の木がいっぱいの公園になりました。振り返ると、今日歩いた沼津アルプスの山々が重なって見えています。
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休憩舎の先、右に行くと桜台のようなので、道標に従って左の香貫山展望台の方へ行くと、電波塔の横に香貫山山頂の道標が立っていました。何とも味気ない山頂なので通過。道標では右が香陵台ですが、左の展望台へちょっと寄っていきます。 |
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すぐ先の香貫山展望台は公園になっていてベンチがありました。正面に愛鷹連峰。富士山は雲に隠れていますが開放感のある眺めです。
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さっきの山頂近くまで戻ってから左へ進み、柿田川湧水と書かれた蛇口や夫婦岩など見ながら下って香陵台に着きました。桜の木に囲まれた公園で、駐車場もあります。車道を少し下ると、右に登山道が下りていました。
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沼津アルプスは、評判通りのアップダウンで歩き甲斐のあるコースでした。低山とはいえ急坂あり、海あり、岩あり、森あり、草地ありの変化に富み、富士山も見える楽しい山々でした。今日は多くのグループに行き交いましたが、平日に行ける身分になったら桜の頃に今度は逆ルートで行きたいと思います。 |
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