大岳山

おおたけさん(1266m)


奥多摩三山のひとつ大岳山へのルートに、海沢(うなざわ)探勝路があります。
紅葉の頃に行きたいと思っていたので、山頂からの展望も期待して出かけました。


2006.11.25
(土)
 奥多摩駅海沢園地大滝支尾根大岳山高岩山
分岐
岩石園長尾平大塚山古里駅
快晴 07:47着
 07:55発
09:20
09:30
10:05
10:10
11:10
11:20
11:45
12:45
13:3514:00
14:10
14:35
14:45
15:15
15:20
16:25着
16:42発



久し振りに降り立つ奥多摩駅は快晴。今日なら大岳山から富士山も見られそうです。信号で青梅街道を横切り、昭和橋を渡ってそのまま道なりに進んで行きます。白丸分岐の先のY字路では緩くカーブする車道を右に見送り「アメリカ村キャンプ場」への道標に従って左の細い道を下って行きました。すぐに見えてくる「奥多摩さかな養殖センター」は、入口のモミジが数本真っ赤に紅葉しています。その少し先の橋は渡らずアメリカ村キャンプ場方面への細い林道へ入りました。


アメリカ村
【アメリカ村キャンプ場】

右へ回り込むように進んで行くと、左手にそれらしい建物が見えてきました。沿道や向こう岸のモミジがきれいに紅葉しています。

アメリカ村を過ぎると、いよいよ山間の林道になりました。周りの山肌は植林ですが、沿道には広葉樹も多く黄葉紅葉もあリます。が、日陰なのでちょっと淋しい感じ。

やがて苔むした橋の先にレンガ作りの海沢隧道が見えてきました。奥多摩駅から45分くらいの所です。

海沢隧道
【海沢隧道】

短いトンネルを抜け進んで行く道は山に挟まれて狭く、朝日も差し込まないので寒々としています。小さな滝があったり、沢の紅葉を眺めたりしながら、誰も通らない静かな道をひたすら歩いて行きました。


海沢林道
【海沢林道】

東向きになると山の上部には光が当たっていましたが林道はずっと日陰。所々紅葉のきれいな所もあります。

ようやく海沢園地が見えて来ました。さっきの車が駐車していて、二人連れが出発の準備をしています。簡易トイレや休憩舎があるので、しばし休憩。周りはオレンジや黄葉で、全体はしっとりひんやりした雰囲気です。

海沢園地
【海沢園地】
三ツ釜の滝
【三ツ釜の滝】

「海沢の四滝」の道標から海沢探勝路に入って行くと、最初は三ツ釜の滝です。下から見ると二段ですが、横の梯子を登って行くと上にも二段(?)ありました。

その先がネジレノ滝の分岐。道標から左へ少し行くと、小さな滝が見えて来ました。奥まで進むと、なるほどネジレノ滝です。

ネジレノ滝
【ネジレノ滝】

ちょっと戻ると、ここからも上の大滝へ分岐していました。登って行くとようやく日が当たる道になり、周辺の紅葉もきれいになってきます。滑りやすそうな一枚岩には小さなステップがついていました。大滝分岐に出て、滝へはちょっとだけ下ります。


大滝
【大滝】

下に大滝が見えて来ました。この辺りの紅葉は少しきれいでしたが、この時期ここは日の差す時間があるのでしょうか。滝壺まで下りて、しばし休憩。


大滝からさっきの分岐まで戻り、ここからいよいよ大岳山への登りです。

しばらくは紅葉黄葉の道でしたが、「大岳山」の古い道標がある林を過ぎると植林になって来ました。

大岳山へ
【大岳山へ】
トロッコ
【ワサビ田の作業用モノレール】

桟橋を渡り、ワサビ田を見ながら緩やかに登っていくと青いトタン屋根。下の三ツ釜の滝の所で奥に柵のような物が見えていましたが、あれはこのミニモノレールだったようです。海沢園地入口にも青いトタン屋根があったので、下まで行くのでしょうか。ちょっと楽しそうです。


レール下を潜って植林をちょっと行くと苔むした岩の多い落葉樹林に出て、その先はまた植林の急登になりました。最近の山行は曇り空が多く、せっかくの紅葉も日差しがあればなぁと思う事が多かったけれど、今日は雲ひとつない快晴。それなのに、何が悲しくてこんな青空の下、北側の日陰の道ばかり登っているのかと思うと何やら情けなく笑ってしまいました。
振り返ると、後ろに見える山がどんどん低くなっていくので励みになります。

ややヤブっぽくなり、最後の登りで支尾根の上に出ました。周囲の木々は、もうすっかり落葉しています。日陰とはいえ急登で汗をかいたので、ひんやり空気と明るい日差しがとてもいい気持ちです。

支尾根から20分ほどで縦走路に合流。ここからは前後に人も多く5分ほどで山頂に着きました。


支尾根
【支尾根上はすっかり落葉】
大岳山
【大岳山は大賑わい】

大岳山の山頂です。
今日は快晴、展望のいい大岳山は大賑わい。

富士山もまだきれいに見えていたので、ひと安心。私にとって北岳以来の富士山は、すっかり冬の姿になっていました。
富士山は、やっぱり白い雪が似合う。

富士山
【富士山】

大岳山には今日も小鳥がいっぱいいて小学生くらいの男の子が食べ物を載せた手の平を一生懸命掲げています。ヤマガラやコガラという名前の鳥だそうで人懐っこく手の平で啄ばんでいる姿はとても可愛い。到着した人、出発する人で賑やかな山頂で、温かなすいとんを作りお昼。


芥場峠
【芥場峠】

帰りは下の大岳山荘横の展望台に寄り、景色を眺めてから芥場峠へ向かいました。

今日は芥場峠の先の高岩山分岐から岩石園へ下りて沢の紅葉の様子も見ようと思い、真っ直ぐ進みました。


高岩山分岐からはクサリの急下りでした。上の方はすっかり落ち葉でしたが、下はいくらか紅葉も残っていました。が、やはり北側の日陰でイマイチ。

沢に下り立ち、ちょっと上流の綾広ノ滝方面へ行ってみました。でも、ここの紅葉もあまりパッとしません。
引き返して天狗岩から上へ向かいました。


分岐
【岩石園・高岩山分岐を振り返る】
長尾平
【長尾平分岐】

長尾平入口は日が当たり、ベンチもあるのでここでコーヒータイム。人が多くても、紅葉はやはり日差しのあるほうが明るくきれいです。

あとは御岳山を通って、ビジターセンター横から大塚山へ向かいました。ここからはまた静かで、西側の林は明るく紅葉もきれいでした。

大塚山園地のベンチで、ちょっとだけ近くの山々を眺めてから下山。

大塚山へ
【大塚山へ】
丹三郎尾根
【丹三郎尾根】

丹三郎尾根は上部が広葉樹林です。上は落ち葉がいっぱいでしたが、中ほどは夕陽が当たりきれいでした。

尾根から外れると、あとはずっと植林の下りですが、よく手入れされているので気持ちのいい下りです。

植林の下り
【右折して植林の下り】
登山口
【御岳山登山口を振り返る】

「獣害対策用の金網で、上の線は電気が流れているので触らないで下さい。」という柵を抜け、丹三郎尾根登山口に着きました。数年前ここから登った時はなかったけれど、今回は新しく立派なトイレ付き休憩舎が建っていました。

車道を左へ進み、橋の上から渓谷の紅葉を眺めつつ古里駅へ向かいました。

渓谷の紅葉
【渓谷の紅葉】

静かな海沢探勝路の紅葉と、大岳山の素晴らしい展望を期待して出かけましたが、光の届かない狭い山間の北側の滝はこの時期より緑滴る新緑の頃の方がいい所だったかも知れません。大岳山は相変わらずの人気でしたが、久し振りにきれいな富士山も見えたので嬉しい山行でした。



前回の大山三峰山    HOME    山域別    次回のお坊山