大山の北に位置する大山三峰山は、低山ながらもクサリ場など変化に富んだ楽しい山です。
そろそろ紅葉の頃ではと、一昨年2月とほとんど同じルートで辺室山から歩くことにしました。
2006.11.18 (土) | 土山峠 | → | 辺室山 | → | 煤ヶ谷 分岐 | → | 大山 三峰山 | → | 唐沢峠 | → | 893m点 | → | 大沢 分岐 | → | ひょうたん 広場 | → | 日向 薬師 | → | バス停 |
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晴れ のち曇り | 07:35 | 08:35 08:45 | 09:40 09:50 | 11:00 11:10 | 12:25 12:55 | 13:12 | 13:45 | 14:35 14:55 | 15:35 15:55 | 16:00着 16:05発 |
本厚木駅6:55発、宮ヶ瀬行きのバスは煤ヶ谷で3人の単独男性が降りました。土山峠で降りたのは今日は私だけ。 |
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登山口からいきなりの急登です。途中のモミの大木の根元に山の神が祀ってあるので、ご挨拶。2月にいた猿は今日は全く見かけず、紅葉にはまだちょっと早いかなという広葉樹林の道を登って行きます。 |
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緩やかになって、広い林の辺室山に着きました。中央に山頂の標柱がありますが、全体が広い自然林です。ここまで来ると木々も色づき、今はまだ晴れて日差しがあるので黄色やオレンジが明るい。 |
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辺室山からは緩やかな上下の道。所々、鮮やかな紅葉を見ながら進み、物見峠手前のピークに出ました。ここにも山ノ神が祀ってあり、ご挨拶。右(西)に鍋嵐山への踏み跡があり、ちょっと気になる道ですが、今日は左のスズタケの急下りへ。 |
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地味な印象だった物見峠ですが今日は周りの木々もいくつか紅葉し見た目はいい感じです。 |
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すぐに続く急な段々を登って、748m点に着きました。山頂は自然林ですが、北側はすっきり手入れされた植林です。木々の間から丹沢三峰山方面が見えています。すぐ先が煤ヶ谷分岐で、ここにもベンチがあります。「この先地形が急峻。経験者向き、無理せず引き返す勇気が必要」と書かれた注意書きがあるところです。初めて来た時は一瞬躊躇し、行ける所まで行ってみようと進みましたが、きちんと整備されているので注意すれば大丈夫です。 |
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やがて右側が崩れている所に出ました。ここからは塔ノ岳~丹沢山~丹沢三峰山が一望出来ます。丹沢山の右に蛭ヶ岳の頭がチラッと見えていますが、雲がかかり写真では分かりにくい。 |
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北西方向から雲が迫ってきていますが、まだここは青空。光が降りそそぐ道は、明るく紅葉もきれい。せめて大山三峰山に着くまでは晴れていて欲しいけど、ちょっと無理そう。 |
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崩壊斜面の下の山肌は紅葉黄葉で、日の当たっている所はやはりきれいです。 |
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色づいた木々も多くなり、やがて大山三峰山直下のベンチに着きました。以前ペン書きで「アケビ平」と書かれていましたが、今は消されています。 |
【大山三峰山直下のベンチ】 |
ここからは急登です。段々やロープの滑りやすい急斜面を登っていくと、露岩も出てきて、最初のピークは北峰。ここを越えると、クサリ場が始まります。 |
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狭い尾根は、短い梯子やクサリでよく整備されています。ところどころ根の浮き出た所もあって痛々しいけれど、とりあえず現在はこの木のお陰で何とか通れる道です。次のピークは中央峰。その次が山頂の南峰です。 |
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大山三峰山 山頂に着きました。 |
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一旦下って、またクサリ場を登り返しピークを1つ越えて、不動尻への下り口に来ました。左へ下れば不動尻ですが、このまま尾根伝いに進みます。 |
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やや広めの尾根は株立ちの木々が点在し西側は紅葉している木も多い。地図に迷マークのある所は小広いピークで右(西)へ引き込まれやすい所ですが、左(南)よりへ進めば大丈夫です。 |
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s この辺りは西側の紅葉がとてもきれい。光がないので鮮やかさはないけれど、しっとり淡い色彩が優しい秋の雰囲気を漂わせています。ゆっくり味わいながら、そぞろ歩き。 |
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モミの大木や紅葉を見ながら、緩やかな上下で唐沢峠と不動尻の分岐に出ました。ここは大山からの下山ルートになっているので、数人に行き交いました。このピークも小広い林で、休憩にいい所です。 |
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右へ少し下った先が唐沢峠で東屋があります。今日はもう晴れそうもないので、ここでお昼。 |
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唐沢峠から大山方面へ登り返し、コブを2回くらい越えるとモミの大木があります。その左に新しい道標が立っていましたが、この裏が入口です。しかし表示されているのは大山方面と不動尻方面のみで、一般ルートではない梅ノ木尾根への表示はありません。 |
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ここからは滑りやすい落ち葉の急下りです。 |
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木々の間から左の大山三峰山を見ながら下り、大沢分岐に出ました。ここで右の梅ノ木尾根と別れ、真っ直ぐ鐘ヶ岳方面へ進みます。滑りやすい急斜面になり鹿柵沿いに下って行くと、やがて植林になり下に東屋が見えて来ました。近づくと立派な道標もあり、左の不動尻方面を指して「巨木の森」と記されています。すぐ先にも道標があり、この辺は「すりばち広場」という所だそうで右下は「弁天の森キャンプ場」へ通じ、真っ直ぐは「見晴広場」と記されています。 |
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鹿柵沿いに見晴広場方向へ進んで行くと右側が開け、見晴らしのいい明るい尾根道になりました。隣の梅ノ木尾根が見え、下の方に見えているのが日向山でしょうか。 |
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登り返した小ピークには「見晴広場A」と書かれた古い板が置かれていました。広場というより、ちょっと見晴しのいい所といった感じの通過点です。そのまま平坦な道を7,8分行くと、今度は「見晴広場B」と書かれた板のある所に出ました。ここも木立の中の小さな高みで、左へ山神隧道方面への道が下りています。 |
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真っ直ぐの尾根を5分ほど下った所にも道標がありました。尾根が分かれ、左「見晴広場」、右「ひょうたん広場、弁天キャンプ場」と記され、今来た方向は「すりばち広場」と表示されていました。 |
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この先からは急下りになりました。滑りやすく、ロープ坂がずっと続きます。 |
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ひょうたん広場からの下りもまた急斜面。ロープ下りや朽ちかけた段々で下の大沢川に下り立ちました。ここにも道標があって、右(上流)へ行くと「五段の滝」というのがあるようですが、今日はもう左のキャンプ場へ進みます。 |
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沢沿いの暗い植林の道を行くとキャンプ場が見えて来ました。そのまま左寄りに進んで行くと管理小屋があり横から林道が始まっています。 |
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紅葉は辺室山の山頂あたりからきれいになっていました。大山三峰山も自然林が多く、変化に富んでやはり楽しい山でした。青空が朝だけだったのは残念ですが、紅葉の時期のわりに出会う人も少なく静かな山歩きが出来ました。今回初めて通った大沢分岐から東では、ひょうたん広場がとても静かで印象に残りました。 |
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