節刀ヶ岳は、西湖の北 鬼ヶ岳と十二ヶ岳のすぐ後ろに位置し、
秋はドウダンツツジの真っ赤な紅葉できれいに染まるそうです。
周辺の山の紅葉もそろそろ見頃かなと、大石峠から歩きました。
2006.10.21 (土) | 大石プチペンション村 手前の角 | → | 水場 | → | 大石峠 | → | 節刀ヶ岳 | → | 金山 | → | 鬼ヶ岳 | → | 鍵掛峠 | → | 根場 |
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うす曇り | 09:40発 | 10:40 10:50 | 11:20 11:30 | 12:25 13:00 | 13:10 | 13:35 13:45 | 14:30 14:45 | 15:50着 16:08発 |
河口湖駅9:18発の大石プチペンション村行きのバスは天下茶屋行きと同じ5番乗り場から。乗り込んだのは私だけで、すでに富士吉田方面から乗車していた地元の人が途中で降りると、大きなバスに私一人になってしまいました。なんだか申し訳ないような、勿体ないような・・・大丈夫かな、この路線。御坂周辺のバスが少なくなると、困ります。 |
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トンネル左手の未舗装の林道を進み、大石峠登山口に着きました。道標や立派な案内板があり右折。 |
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うっすら色づいた木々が見られるようになって、やがて水場に出ました。登山道よりちょっと上の方に水場があり、細い樋から沢水が流れています。 |
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紅葉した木々も増えてきて、更に大きく折り返しながら登って行きます。 |
やがて上の方が明るくなり草をかき分け登って行くと開けた草地に出ました。ここが大石峠。 |
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大石峠からは西へ向かいます。稜線上の道は、右側が気持ちのいい自然林。この辺りは落葉樹も多いようで、足下の落ち葉をカサカサと踏みながら進んで行きました。左側は木々も疎らなので、晴れていれば展望もよさそうです。 |
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やがて熊笹の林になってきました。紅葉も鮮やかになって、笹の緑に映えています。晴れていればもっときれいな事でしょう。予報では昼前後は晴れマークだったのにと残念です。 |
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金堀山らしい山を過ぎると左手が崩れ落ちたガレ斜面になり、ここも眺めがよさそう。下には赤や黄色もありますが、やはり日差しがないのでぼんやりしています。 |
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節刀ヶ岳直下の分岐に出ました。立派な道標があり、右へ登って行きます。ここから山頂まではドウダンツツジが多く、山頂全体が赤く染まるはずでしたが、ちょっと遅かったようです。 |
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節刀ヶ岳 山頂に着きました。 |
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さて出発。すぐ下の分岐まで戻り、右へ林の中の平坦な道を進んで行くと、前方に15人くらいのグループが昼食中でした。 |
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紅葉や足元のトリカブトを見ながら緩く下り、登り返して行くと鬼ヶ岳です。角のような岩があって、中央には大岩もあり360度の展望ですが、今日は近くの山がうっすら見
えるだけです。予報は晴れだったのにと、ここでも残念。 |
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しかし下り始めると、何ともステキな光景! |
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一旦途切れても、またしばらくすると現れ、弱い日差しでも十分金色。絵本のような、楽しい道です。 |
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やがて尾根も狭まって、ロープや岩っぽい下りになるとこの金色草も終わりです。 |
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この下りも、とてもいい道でした。 |
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馬酔木などの常緑樹が目立ってくると道は尾根から外れ、西の山腹をジグザグに下るようになります。ここも広葉樹林ですが、この辺の紅葉はまだこれからです。 |
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白い柱のような物が林立し、ちょっと不気味な雰囲気の所が見えてきました。近づくと、白い細筒の中に幼木が植えられています。鹿などからの食害を防ぐ防護筒という物だそうで、筒のところどころにある丸い小さな穴から小枝が飛び出し、伸びようとしています。微笑ましいような、気の毒なような。 |
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新しい大きな堰堤を過ぎてまもなく登山口が見えてきました。立派な道標が立っています。 |
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林道を下って行くと、前方に藁葺屋根の家が見えてきました。川を挟んで両側に点在し、民家園のような雰囲気です。 |
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一番下で橋を渡ると入口があり、どうやらここは入場料が必要な所だったようです。大人200円小人100円と記されていました。近くの関係者らしい人に聞くと、「2年かけて12棟完成。あと3年かけて全部で27棟(と聞いた記憶)になる予定です。中にはお蕎麦屋さんや体験館などもあるので、またどうぞ」と説明されました。 |
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魚眠荘前には西湖民宿16:00発の定期バスが来るはずですが、バス停の時刻表は壊れたままです。バス通りを隔てた斜め向かいの駐車場には公設トイレがあるので拝借。出てくると、この駐車場の向かいにもバス停があるのが見えました。行ってみるとレトロバスのバス停で、こちらにはきちんと時刻表があります。16:09があるのは知っていましたが、バス停が離れているのは不便。こちらの方が目立つ場所なので安心、ここで待っていると16:08に定期バスが来ました。 |
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節刀ヶ岳はこじんまりと狭いながらも眺めのいい山でした。人も少なく、ここはまたすっきり晴れた日に白い富士山を見に来たいと思います。今回は鬼ヶ岳から鍵掛峠にかけての金色草の道が印象的で、あの稜線は楽しい道でした。十二ヶ岳周辺は変化があっていい山が多いのに、難点はバス。朝はもう少し早い時間だと嬉しいのですが・・・ |