2006.8.3(木) | 黒部五郎 小舎 | → | 小ピーク | → | 黒部 乗越 | → | 三俣 蓮華岳 | → | 三俣 山荘 | → | 鷲羽岳 | → | ワリモ北 分岐 | → | 水晶 小屋 | → | 水晶岳 | → | 水晶 小屋 |
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快晴 のち晴れ | 05:10発 | 06:05 06:20 | 06:55 | 07:35 08:10 | 08:55 09:20 | 10:30 11:30 | 12:30 12:40 | 13:15 13:35 | 14:10 14:35 | 15:20 泊 |
朝食は4:30から並んだ順ということだったので、4時起床。身支度して並び、ぼーっとしながらも食事を済ませ、外に出ると笠ヶ岳方面がうっすら赤くなっていました。 |
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小舎の裏に回って樹林帯に入るといきなりの急登。岩ゴロゴロを少し行くと昨日の話の「ゆっくりコース」の案内版がありました。アドバイス通り左へ進むとこちらは普通の土の道で、低木帯なので見晴しもいい。後ろには、きのうガスだった黒部五郎岳のカールが朝日を受け、くっきり浮かんでいました。 |
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今日の展望は期待出来そうで嬉しい。しばらく行くとなんとコバイケイソウが一本だけ咲いていました。 |
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ゆっくりコース分岐は3ケ所くらいあり、稜線に上がると右手に笠ヶ岳の稜線がくっきりと見えました。この山は、どこから見ても本当に笠ヶ岳で端正です。 |
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小ピークに上がるとここからは素晴らしい展望が広がっていました。 【黒部五郎岳~太郎兵衛平】 |
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目の前には懐かしい雲ノ平が広がり、祖母(ばあ)岳(アルプス庭園)の横に雲ノ平山荘。 【薬師岳~立山方面~水晶岳~鷲羽岳 手前に雲ノ平】 |
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なだらかな山頂を何度もゆっくり周りながら、ずい分時を過ごしましたが、そろそろ次へ向かいます。 |
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双六分岐から左へ下って行くと、やがて下には色とりどりのテント。赤い屋根の三俣山荘も見え、正面には鷲羽岳が大きく翼を広げたように聳えています。 |
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キャンプ場を抜け、三俣山荘前の広場に出ると槍ヶ岳と北鎌尾根が目の前。 |
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こちら側から鷲羽岳に登るのは2度目。かなりの急登でガレ岩ジグザグなので、次回来る時はワリモ岳の方から登るようにしようと思っていたのに、また登ることになってしまいました。ここは上を見上げるとガックリくるので、ただひたすら黙々と歩を進めるほうがいい。 |
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途中でしばし息を整え立ち止まると、黒部五郎岳には早くも雲が迫ってきていました。下は黒部源流で、祖父(じい)岳に隠れて見えない雲ノ平の日本庭園からの道が下りています。 |
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右下に鷲羽池が見えてきました。青い空を映した小さな池と槍ヶ岳の頂き。 【振り返り見る 鷲羽池 槍ヶ岳~三俣蓮華岳】 |
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鷲羽岳の山頂は360度の展望。 【水晶岳~野口五郎岳】 |
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鷲羽岳には花はないけれど、一旦下り登り返すと、とたんに花が多くなりました。ワリモ岳はすぐ下を巻くように進み、山頂標柱の立つ辺りはただの通過点のような感じですが、岩場に多い高山植物が増え、ミヤマシオガマやイワツメクサ、チシマギギョウ、シコタンソウなど咲いています。 |
雲ノ平と水晶岳に分かれるワリモ北分岐で、しばし休憩。この頃になると雲ノ平方面はもうガスっぽくなってしまいました。水晶岳方面へ進み、ハイマツと岩の道を緩やかに登って行くと、この辺りも花畑です。 |
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僅かな登りで小ピークに上がると、水晶小屋のすぐ横に出ました。向こう側は雲が多いながらも晴れていて、野口五郎岳の稜線が白く延びています。 |
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すぐ下の水晶小屋に到着。小さな小屋なので混むと大変らしいのですが、今日はそれほどでもないようです。予約が必要かなとHPで調べましたが、今年から10名以上の団体は受け入れないとのこと。個人は予約不要と記されているものの、ちょっと心配しましたが大丈夫でした。入口横の棚にザックを置き、必要な物だけナップザックに入れて、水晶岳へ向かいました。 |
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前半はなだらかな道で花も多い。群落はないけれど、色とりどりの花が思い思いの場所で咲いています。振り返ると鷲羽岳はもう雲に隠れそうになっていました。やがて岩稜帯になり、小ピークの先に山頂が見えて来ました。 |
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右の野口五郎岳は白くなだらかな大きな山容なのですぐ分かりますが、烏帽子岳は・・・? 【左は赤牛岳の稜線 右は野口五郎岳の稜線】 |
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水晶岳の狭い山頂には先客が4,5人いて、交代で写真撮影。雲ノ平や薬師岳方面はガスですが、野口五郎岳方面にはまだ青空もあり白い稜線が見えていました。 |
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しばらくいてもガスはだんだん濃くなるだけなので、小屋へ戻ります。短い岩稜帯を過ぎれば、あとはのんびりとした散策道。「四周すべて山」という北アルプスのド真ん中は、雲が多く展望がイマイチで残念でしたが、時々立ち止まり景色を眺めながらゆっくり戻りました。 |
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日没が近づいてきたのですぐ上の岩に上がってみると、向こうの野口五郎岳も暮色に染まり、今日はすっきりとした夕暮れ。他にも7,8人いて皆静かに沈み行く夕日を眺めていました。 |
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私は日没後の風景が好きです。 【雲海の向こうに立山・剱岳~白馬・鹿島槍ヶ岳~針ノ木岳・蓮華岳】 |
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雲海の中に、すっとした姿をみせている槍ヶ岳の上には 【雲海と槍ヶ岳】 |