2006.7.16(日) | 硫黄岳山荘 | _ | 硫黄岳 | _ | 夏沢峠 | _ | 本沢温泉 | _ | みどり池 分岐 | _ | しらびそ小屋 | _ | 林道 | _ | 稲子湯 |
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霧雨強風 下は曇り | 06:40発 | 07:10 | 07:45 07:55 | 08:45 09:00 | 09:15 | 10:15 10:45 | 11:35 | 12:15着 12:30発 |
朝、外はやっぱり強風の霧雨。曇りだけなら天狗岳から白駒池あたりへ下りようと思いましたが、とんでもない。西風が強いので今日は東側のみどり池経由で帰ることにします。しっかり雨具を身に着け、山荘を出発してから”あら、山荘横のお花畑、見なかった”と思い出しました。でも、この強風ではもういい。またいつかと諦め雨に濡れた傍のコマクサを眺めつつ歩きました。 |
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殆どの人はもう出発した後なので、前方には誰もいません。ケルンに導かれながら、ゴロゴロ斜面を登って行きます。 |
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石の広場の硫黄岳山頂に着きました。 |
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道標で右に折れ、夏沢峠に向けてガレのジグザグを下って行きます。右側の爆裂火口は真っ白で何も見えないけれど、強風に飛ばされないように端に寄らず足元に注意。20分ほどで低木帯になるとハクサンシャクナゲがあちこちに咲いていました。このあたりから、登って来る人達に度々出会うようになります。樹林帯に入ると風は全くなくなり、しっとりとしたシラビソの林を進んで行くと、やがて小屋が見えて来ました。 |
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夏沢峠に到着。暑がりなので、ここで雨具の上着は脱ぎ、風のない樹林帯では傘を差して歩くことにします。 |
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目の前の分岐から苔むすシラビソの道を下って行くと登って来る人とけっこう出会いました。 |
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やがて爆裂火口が見えるはずの崖の上に出ました。以前、ここから見た硫黄岳はとても迫力があったのですが、今日は残念です。右下には本沢温泉の野天風呂が見えていました。 |
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野天風呂の上から12,3分ほど下って、本沢温泉に着きました。屋根つき休憩所のベンチから、硫黄岳方面を眺めながら休憩。 |
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ここからは道幅が広くなり、小さなキャンプ場の先では沢の周りにクリンソウがあちこち咲いていました。標高があるので、まだきれいに咲いています。笹の広がる気持ちのいい針葉樹林帯の広い道を進んで行くと、まもなくみどり池の分岐です。 |
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左へ折れ登り返していくと、やがて平坦になりシラカバも混じってきました。 |
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緩やかな下りになると、また北八ツらしいシラビソの森になりました。 |
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やがて木道が現れ、小さな沼地に出ました。狭いながらもクリンソウが群生し、水辺に沿って沢の奥までピンク色が続いています。 |
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雨上がりで、葉も活き活きとして、 |
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窓から見える餌台に、今日はリスの姿はありません。みどり池の向こうには、天狗岳が大きく迫って見えるはずなんですが・・・ |
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そのうち外に人の声。下から登ってきた4,5人のグループが2組到着しました。賑やかになったみどり池を後に、小屋を出発。 |
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平坦なシラビソ道を進んで行くとやがて急な下りになり、苔とシダの樹林の中の小さな沢に出ます。小屋から20分くらいのところで、以前はここに水場の札があったように思うのですが、今日は見当たりませんでした。 |
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この先は、葉もまだ青々と新緑っぽいカラマツ林。トロッコの軌道は緩やかなカーブを描きながら下っていきます。 |
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周りは一面にシダが広がってきました。足元には白い小花のイチヤクソウがちらほら。 |
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やがて沢が近づき、瑞々しい林の中はまさに森林浴。勢いのある流れは、所々で小さな滝を作っていました。 |
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小さな木橋を渡ると緑いっぱいを満喫した森と別れ、ジャリ草地の林道に出て右へ折れます。 |
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12:15稲子湯に到着、バスは15分後です。トイレに行ったり、アイスクリームを買ったり、スパッツを外したり。この時なぜかカメラを公衆電話の横に置いてしまいました。 |
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バスに乗りほっとしてアイスクリームを食べていた時、突然カメラを忘れてきたことに気が付き、びっくり。乗客は他に3人だけ。急いで稲子湯に電話を掛けたかったので、図々しいと思いながらも、「どなたか携帯をお持ちではありませんか、カメラを忘れてきたので連絡したいのですが」と声をかけました。すると後ろの男性が「公衆電話の横で見つけたので、稲子湯の人に預けておきましたよ。」とのこと。よかった、よかった 「ありがとうございました。」 |
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梅雨時の八ヶ岳は初めてでしたが、花が多く、初めて見るウルップソウもまだきれいでした。硫黄岳からは今回も霧雨で、横岳~赤岳~阿弥陀岳の稜線を見ることが出来なかったのは残念でしたが、またいつか必ず晴れの日に来たいと思います。花とカメラが思い出になった今回の山旅でした。 |
八ヶ岳の花々 |
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