乾徳山は明るいミズナラ林、花咲く草原、ちょっとスリルの
ある岩場、そして360度の展望と変化に富んだ楽しい山です。
今日は曇り空ですが、この時期どんな様子か行ってみる事にしました。
2006.6.10(土) | 「乾徳山 登山口」 | _ | 登山口 | _ | 銀晶水 | _ | 国師ヶ原 | _ | 扇平 | _ | 乾徳山 | _ | 扇平 | _ | 巻き道 合流 | _ | 道満山 | _ | 「乾徳山 登山口」 |
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曇り | 09:22着 09:30発 | 09:55 | 10:20 10:30 | 11:25 11:30 | 12:00 12:10 | 13:10 13:50 | 14:30 14:45 | 15:15 | 15:50 15:55 | 16:40着 16:51発 |
日差しもあり暑くなるとの予報に、ちょっと高い山がいいかなと思い乾徳山に行く事にしました。塩山駅発のバスが遅い時間になったので、今回は山梨市駅から市営バスで行く事にします。 |
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乾徳山登山口のバス停で降りたのは私一人。他の登山者はもっと先まで行くようです。 |
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しばらくして未舗装の林道を横切ると、広葉樹も混じり明るくなってきました。小さな水場の銀晶水でしばし休憩。 |
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やがて緩やかになると、背の高い針葉樹の林に笹が広がってきました。 |
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少し先が錦晶水で、冷たくておいしい水です。 |
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平坦な国師ヶ原に出ると左手に乾徳山の姿が見え、少し先は乾徳山下山路から大平方面へ抜ける道との十字路になっています。 |
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周りには白い小花をいっぱいつけたズミの木があちこちに見られました。ズミの花は、蕾がほんのりピンク色。まとまって賑やかに咲いていますが、ひとつひとつは可愛い白花です。 |
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レンゲツツジもちらほら咲いています。もうすぐ開きそうな蕾がほとんどですが、近くには柔らかな新緑の白樺の木も多いので、花が咲けば白や緑に鮮やかな朱色が映えそうです。 |
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国師ヶ原を過ぎると青空が広がってきました。 |
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乾徳山はここからが楽しい。 |
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断崖近くに出ると脇に黄色の花が咲いていました。キバナノコマノツメが群生し、横にピンクの可憐なコイワザクラが二輪だけ咲き残っていてくれました。もう遅いかなと思っていたので嬉しい。 |
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乾徳山直下の鎖場に出ました。 |
【乾徳山直下の鎖場】 |
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下りはまた今の道を戻りますが、直下の鎖場は降りずに左の巻道を通ります。横木の一本壊れた梯子を下り、岩ゴツゴツを通って扇平に戻りました。 |
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帰りは道満尾根を下るので、月見岩のある分岐で朝来た道を右に見送り、まっすぐ進みます。気持ちのいい扇平の草原を横切ってから振り返り、乾徳山と別れて樹林の中へ入りました。と、ここからは以前と違う道なのではと思うほど印象の違う道が続いていました。 |
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途中に狭いながらも岩の小ピークがあり、その先もミツバツツジが続きます。(こんな道まったく覚えがない。やっぱり違う気がする) ミツバツツジの木は15分ほどでなくなり、若いシラカバや雑木林を下ると国師ヶ原からの未舗装林道と合流しました。 |
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ショートカット混じりの林道を少し下って行くと道標があり、林道と分かれて尾根伝いに新緑のミズナラ林を下ります。しばし急坂ですが、ここは前と同じ明るい道でした。 |
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やがて舗装道路の傍を通り抜けると平坦ですっきりとした雰囲気のアカマツ林になりました。 |
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道端にギンランがひっそりと咲いています。 |
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緩やかな登り返しで道満山に到着。 |
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この道満山からの下りは、落ち葉がいっぱいの植林の溝状道です。 |
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今日の乾徳山は展望には恵まれませんでしたが、爽やかで人も少なく静かな一日でした。もう咲いていないかなと思った春のコイワザクラに会えたのでラッキーでした。南アルプスがうっすら雪化粧する頃に、いつかまた登りたいと思います。 |
乾徳山の花々 |