杓子山は山中湖の北側に位置し、展望が素晴らしい山のようです。
ひっそりとした奥のブナ林、鹿留山と合わせて歩いて来ました
2006.2.11(祝) | 内野 | _ | 立ノ塚峠 | _ | 子ノ神 | _ | 鹿留山 | _ | 杓子山 | _ | 大権首峠 | _ | 高座山 | _ | 舗装道路 | _ | 役場前 |
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快晴 | 09:05着 09:05発 | 10:15 10:25 | 11:35 | 11:45 11:50 | 12:25 13:10 | 13:40 | 14:20 14:25 | 15:10 | 15:30着 15:30発 |
地図で御正体山を調べていたら近くに杓子山と石割山がありました。そういえばこの辺は行った事がなく、昨年の春に三国山稜へ行ったのが初めて。先ずは杓子山へ登ってみようと出かけてきました。富士吉田駅8:40発の内野行きのバスに乗車。4,5人いた人達は皆、途中で下車したので終点で降りたのは私一人。後ろに道標があり、ちょっとずれた十字路を北へ向かいます。 |
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人も車も少ない車道をまっすぐ歩いて行くと、正面に杓子山と鹿留山が見え、振り返ると富士山が大きい。 |
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振り返れば見えていた富士山も養鶏場の先から見えなくなりました。林道になると一面雪が残り、この数日の暖かさで解けた雪はアイスバーンになっていてツルッツル。非常に滑り易い。狭くなった道でも車一台は通れる幅で、日陰の雪の上にタイヤの跡はずーっと続いています。 |
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やがて曲がった道を道なりに進んで行くと明るい雑木になり、雪も少なくなってようやく立ノ塚峠に到着。 |
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鹿留山方面へ少し進んでみると、狭いながらも休憩にいい所がありました。目の前には大きな富士山。朝と変わらず、凛とした姿です。改めて、今日も一日よろしくお願いします、と頭を下げて出発しました。 |
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下の林道と違い、雪は殆どない明るい自然林です。今日は本当に暖かい。暑がりで寒がりなので普段は脱いだり着たりが忙しいけど、今日はしばらく半袖Tシャツ一枚で大丈夫そうです。 気持ちいい光を浴びながら登って行きます。緩やかになると雪は少し残っていました。木々の間から、向こうの鹿留山が見えています。 |
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やがて急坂になり、ロープや岩が現れました。南面なので雪は解けていますが、ぬかるんでいて落ち葉の下は滑り易くなっています。岩角につかまりながら登って行きました。 |
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岩が少なくなりドロドロになった道を登ってようやく子ノ神に着きました。狭いピークで杓子山と鹿留山の分岐になっています。 鹿留山へ下り調子で進んで行くとブナが目立ち始め、雰囲気のいい雪道になりました。 |
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中央にミズナラ大木がある鹿留山に着きました。 |
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地図では杓子山、鹿留山、子ノ神の順に字が小さくなりますが、標高は逆で、鹿留山より等高線一本分くらい子ノ神が高いようで、今回ルートの最高点です。 |
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この狭いピークから杓子山へは一旦急降下になり、前方に南アルプスがきれいに見えるようになりました。雪道は少し先から緩やかになって、その先端に見えるのが杓子山のようです。 |
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木立の間から左に富士山、右に南アルプスをチラチラ見ながら、明るく緩やかな雪道を進みます。 風もほどよく本当に気持ちのいい道です。 |
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小さなコブを幾つか越え、最後は弛んだ雪道を滑りそうになりながら登り杓子山に着きました。 |
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杓子山の山頂は大きく開け、狭いながらも素晴らしく開放感のある所です。 【杓子山からの雄大な眺め】 |
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景色を眺めているうちにテーブルも空いて来ました。座るとさすがに半袖一枚では寒く、次々着込んでラーメン作り。富士山を正面に見ながらの昼食は、なんて贅沢なんでしょう。山頂は、雪解けドロドロ状態だったので、この席は特等席です。 山頂近くまで林道が延びているので、次々人が到着して賑やかです。でも今日は天気も穏やか、皆さんニコニコで和やかな雰囲気です。バスの時間があるのであまりゆっくりも出来ず、さて出発。 |
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雪の残る高座山 山頂に着きました。 |
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しばらくは泥濘の急な道で、足元ばかり見ながら下って行き、なだらかになってほっとしていました。今日は午後も快晴。日差しが強く、右側が日焼けしそうだなあと思った瞬間、あらっ!ヘン!と気付きました。確か鳥居地峠へは高座山から西に行くはず。右に太陽はおかしい。慌ててカヤトの上から顔を出せば・・・ |
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あ~~~!! 何という事でしょう! |
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でも、今下っているこの道も、ともかく立派な幅広道。いずれ下の林道に合流するかもと思い、そのまま下って行きました。 |
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しばらくすると尾根道は木枝で通せんぼがしてあり、この幅広道は右に曲って下りています。よかった、よかった、これで下の林道に合流するかもとホッとしながら下って行くと、道は勾配がなくなり水平になってしまいました。その先をずーっと見てみると、山肌に沿ってそのまま鳥居地峠方面に行ってしまうようです。 |
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通せんぼの先から道はやや細くなるもののはっきりしていて、少し下ると目の前に小さなピーク。 |
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日当たりの悪い植林は雪が残り、下って行くと道形がはっきりしてきて足元に「高座山下山コース 杉並学園」と書かれた白い道標がありました。 |
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鹿留山から杓子山への道は明るく気持ちのいい自然林で、杓子山は予想以上に展望のいい山でした。高座山からの下りは、思いがけずショートカットの道で助かりましたが、本来のカヤトの道も開放的でよさそう。春の、緑いっぱいの大草原も見てみたい気がします。 |