御坂黒岳・釈迦ヶ岳

みさかくろだけ(1792m)・しゃかがたけ(1641m)


きれいな三角形の釈迦ヶ岳は、御坂山塊の中でも目立つ存在です。
黒岳の南の尾根も気になっていたので、合わせて歩いてきました。


2005.11.5(土) 三ツ峠入口_1554地点_御坂黒岳_日向坂峠_釈迦ヶ岳_檜峯神社
下り口
_林道_檜峯神社前
バス停
晴れ 08:50着
 08:50発
10:20
10:30
11:15
12:00
12:5013:50
14:00
14:1515:0516:15着
16:50発



傘マーク予報が晴れに変わったので、展望と紅葉がきれいそうな釈迦ヶ岳へ行くことにしました。地図にはないけれど、御坂黒岳の南の尾根へは「三ツ峠入口」から登っていく道もあり、釈迦ヶ岳からは北の檜峯神社へ下る道があるようです。

河口湖駅8:28発の甲府駅行きのバスで「三ツ峠入口」で下車。トンネルの右手に御坂峠登山口があり、入っていくと少し先に大きな案内版があります。御坂峠へはそのまま直進しますが、今回は案内版の所から左へ入り板取沢沿いの道を行きました。


木橋を渡る
【木橋を渡る】

道はわりとはっきりしていてしばらくは左岸沿いに進みますが、5分程で小さな丸太橋を渡り右岸に移ります。

朝日はまだ差し込んでいませんが明るい広葉樹林で、紅葉には早いもののぽつぽつ色付き始めた葉もあり、小鳥の声も聞こえます。

ところどころ土留め段も出てきて、破線すらない道とは思えないほど整備されています。そういえば、あの大きな案内版に「森林体験・・・」というような文字がちらっと目に入ったのを思い出しました。

板取沢の道
【板取沢の道】
支尾根の紅葉
【支尾根の紅葉】

時々左岸に移ったりしながらも、道は概ね右岸についています。やがて沢から離れジグザグに斜上するようになると、ちょっと分かりにくい箇所もありますが、とにかく左手に上がって行けばいいはずです。

東に伸びる支尾根に上がると朝日も当たってきて、黄葉がきれいに輝いてきました。

しばらくの急登で黒岳の南尾根に上がりました。
左へ道が伸びていて、「至広瀬」の道標があります。今来た板取沢からの道の合流点には赤テープがありました。

合流点
【南尾根合流点を振り返る】
富士山
【1554地点下の岩から見た富士山】

ここからは、はっきりとした道です。少し先の岩っぽい所にはロープがあり、小岩の上から振り返ると富士山がすぐ後ろに見えました。下は靄がかかり雲も迫って来ていますが、今はまだきれいです。河口湖も少しだけ見えているので休憩タイム。


この先の1554地点はモミやブナが数本あるだけの狭いピークですが、夏は木陰で涼しそうです。

この尾根は、ほぼ直登続き。滑り易い小石混じりの所や木や岩角に掴まって登る所も多く、にせピークの先など時々緩やかになりますが大体は急坂です。

広葉樹林が多いけど紅葉は少なく、上の方はすっかり落ち葉になっていました。

急登
【急登の続く黒岳南尾根】
御坂黒岳展望台
【御坂黒岳展望台】

最後の岩の急登で黒岳展望台に着きました。

雲が多くなっていましたが、富士山はとりあえず見えています。南アルプスも見えるけど霞んでいます。
十二ヶ岳方面はすっきり見え、パラグライダーが3つゆったり飛んでいました。今日は風もほどほど。天気も良くて、ふんわりと気持ちよさそうです。

昼食後は釈迦ケ岳へ向けて出発。黒岳の山頂広場にはグループが楽しそうに昼食中でした。

御坂峠方面へちょっと行くと釈迦ヶ岳・檜峯神社への道標があり、黒岳自然林の案内板の所から北のブナ林へ入って行きます。上の方はもう落葉した木も多く、茶色が主体で地味な色調でした。

釈迦ヶ岳へ
【黒岳自然林の案内板から釈迦ヶ岳へ】
黒岳の北
【黒岳の北西面は黄葉が多い】

やがて西寄りの斜面になってくると午後の光の差す明るい森になり、黄葉が多めですが赤色も出てきて、華やかな感じになってきました。

上芦川への分岐を過ぎると道も緩やかになって、やがて右側が急斜面で大きく開けた所に出ました。

下には林道が見え、パッチワークのような山肌は色付いた木々がいっぱいです。遠くには、雲がかかりながらも先日歩いた大菩薩から小金沢の山々が見えていました。なんだか懐かしい。

日向坂峠近く
【日向坂峠の手前から大菩薩方面】

ここからすぐで日向坂峠に下り立ちました。車が7、8台停まっています。ここまで車で上がれば釈迦ヶ岳も黒岳も、あっという間にピストンできそうです。車道を横断して、向かいの登山道へ入ります。


釈迦ヶ岳へ
【釈迦ヶ岳への道は紅葉も鮮やか】

ここからは比較的緩やかな道で、紅葉の色合いもさまざまです。

府駒山は樹林に囲まれ展望はありませんでした。行く手に釈迦ヶ岳の三角形が見えています。

やがて岩っぽくなって、びっくりするほど太いロープが下がった岩場を上がると釈迦ヶ岳山頂でした。
単独男性が3人いるだけの静かな山頂です。

お地蔵様が二体仲良く並んでいるので手を合わせ、周りの景色を眺めました。360度の展望があるはずの岩場ですが、富士山は丁度逆光になり見えず、この時間は雲も出て遠望は利きません。西に延びる神座山方面は、紅葉のきれいそうな山並みが続いていました。

釈迦ヶ岳
【釈迦ヶ岳山頂  向こうは御坂黒岳】

釈迦ヶ岳からの下りは、東側より岩の多い急坂でここにも太いロープが下がっていました。でも足場はたくさんあるので、それほど歩きにくい所ではありません。


檜峯神社へ
【檜峯神社 下り口】

緩やかになった先に檜峯神社への下り口がありました。
「15分程先にある下り口の方が緩やか」という意味の注意書きもありますが、この道もはっきりしているようなので今日はここを下ってみます。

確かに急で滑り易い所もありますが、道はロープでしっかり誘導してくれています。
それにしても、ここはなんと標識の多い道でしょう。赤丸印の「檜峯神社」の札や、「檜峯神社へ○分、釈迦ヶ岳へ○分」の道標が随所に立ち、赤テープもあり、地図に点線すらない道とはとても思えません。

檜峯神社への道
【ロープや道標の多い檜峯神社への道】
紅葉
【色 いろいろ・・・】

山陰になってもきても西面なので明るく、赤、オレンジ、黄、うす緑の木々は、日の差す鮮やかな紅葉とはまた違った趣があります。


やがて苔むした岩ゴロゴロの涸沢沿いの道になり、葉も緑が多くなってくると植林になり 7,8分で細い林道に出ました。ここにも釈迦ヶ岳入口の道標がありました。左へ3,4分行くと広い車道に出て、前に駐車場がありますが車は1台もありませんでした。ここから右へ進み「檜峯神社前バス停」まで長い車道歩きです。

人も車もまったく通らない道をただひたすら下ります。途中、道の脇に山門のような古い鳥居が立っていましたが、昔はこの下を通ったのでしょうか。今は道脇の大きな置き物といった感じです。更に下ると、左側に苔むした樋から湧き水が流れて来て「細窪の水」の標識が立っていました。やがて畑や民家が広がって来ると手前に猪防止ゲートが現れました。道幅いっぱいの大きな扉なので開け閉めするのも大変です。

畑の下に見えていたバイパスを横断し、更に下るとバス通りが見えて来ました。檜峯神社の門の先を左へ行けばバス停です。富士吉田駅から甲府駅へ向かう路線は河口湖周辺が渋滞すると遅れるようで、16:35のバスは15分も遅れて来ました。

釈迦ヶ岳から檜峯神社までの時間をきちんと調べておけば、もう少し山頂でゆっくり出来たのにと、待ち時間が長く感じました。


檜峯神社前バス停
【檜峯神社前バス停は左へ】



御坂黒岳の南尾根は急坂が多いけれど、下の板取沢沿いの道は新緑の頃もいいかなという感じでした。黒岳から釈迦ヶ岳にかけては素晴らしい紅葉の樹林が続き、雰囲気のいい道です。展望のいい釈迦ヶ岳は、すっきり晴れた日にまた行ってみたいなあと思いました。



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