牛ノ寝通りは、大菩薩峠から東の三頭山方面へ延びる長大な尾根で、
広葉樹林の広がるゆったりとした道は、以前からずっと歩きたいと思っていました。
南へ延びる小金沢からの山々も小金沢連嶺と呼ばれ、ここも憧れの山域でした。
紅葉もそろそろかなと牛ノ寝通りを登り、翌日は富士山を正面に幾つも山を越えようと思います。
2005.10.22(土) | 川久保 | _ | モロクボ平 | _ | 大ダワ | _ | 榧ノ尾山 | _ | 長峰分岐 | _ | 石丸峠 | _ | 大菩薩峠 | _ | 介山荘 |
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曇り 一時小雨 | 08:15着 08:15発 | 09:25 09:30 | 10:25 10:35 | 12:00 12:40 | 13:55 | 14:20 14:30 | 15:00 15:05 | 15:05着 泊 |
曇り空の今日、奥多摩駅7:30発の小菅行きのバスは乗客6,7人で、皆 途中で降りました。最後は私一人になり、川久保で下車。牛ノ寝通りへの道標はないので、少し先まで歩いて行くと橋がありました。渡ると新しそうな道が右上に延びていますが、ちょっと違う感じ。左下を見ると、小さな道標のような物が見えたので下りてみました。 |
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ここが牛ノ寝通り登山口でした。 |
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民家の脇を登って行くとすぐ植林で、大きく九十九折れに急登して行きます。45分程で植林を抜けると、ここからは雑木林。道もなだらかになって、気持ちのいい道になりました。どんより曇っていますが、まだ雨は大丈夫そうです。 |
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やがて樹林の中にモロクボ平の道標が見えて来ました。小菅の湯へ分岐がある平坦な所です。 |
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モロクボ平から、道は山の斜面を巻くようになり、所々で焼プリンのカラメルソースのような香ばしい、いい匂いがして来ました。秋になると匂うカツラの木で、黄葉がきれいですが、もうだいぶ落葉している木もあります。 |
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曇っていますが、しっとりとした気持ちいい道を進んで行くと、小さな雨音がパラパラと聞こえてきました。とうとう降ってきたようです。でも大した降りにはなりそうもないので、スパッツだけで傘を差して歩きました。広葉樹林帯は晴れていれば最高ですが、雨もまた風情があってなかなかいいものです。霧がかかってくると、またとても幻想的。でも明日は稜線歩きなので、冬型になるという天気予報は絶対当たって欲しいと思いながら歩いていると、いつの間にか雨は止んでいました。 |
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やがて松姫峠分岐の道標が見え、標柱には棚倉と書かれていました。この通りが今日のメインの牛ノ寝通りで、右へ行くと開けた伐採地があります。 |
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この先からは牛ノ寝通りの名前どおり更に緩やか。単調かといえばそうでもなく、木々の葉もところどころ色付き、周りの景色も微妙に変化し、道も真っ直ぐだったり曲がったり。 |
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榧ノ尾山から少し進むと今度は「山道」道標。 |
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この先からは段々登り気味になり、やがて下には熊笹が広がってきました。玉蝶山の下あたりだろうと思いますが、この辺から紅葉もきれいに色付いて来ます。 |
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鮮やかな紅葉や黄葉も多くなりガスの切れ間から見える向こうの山肌は笹の緑にモザイクのような赤や黄色がちらっと見えてとてもきれい。 |
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やがて空が明るくなって木々の間から、向こうの尾根が見えてきました。 |
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玉蝶山は気付かずに通り過ぎ、長峰の分岐の道標に出ました。細い踏み跡はありますが、余り歩かれている様子はありません。歩く向きが変わり、紅葉も一段と鮮やかになって、見上げる空も随分明るくなって来ました。 |
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石丸峠に着いても富士山はまだ雲の中ですが、明日は予報どおり晴れそうです。あとは熊沢山を越えるだけなので、気持ちのいい笹原を眺めながら休憩しました。 |
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狼平の笹原は緑の中に赤や黄がポツポツと点在していますが、今は曇ってくすんで見えます。 【石丸峠~狼平~小金沢山】 |
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狼平を振り返り見ながら笹斜面を登り、針葉樹林の熊沢山を越えると、介山荘が見えてきました。この時間でも、まだ日帰りの人がけっこういます。上日川峠に車があれば、時間を気にしなくてもいいのでしょうね。 |
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一段落後、大菩薩峠から雷岩あたりの紅葉はどんなかなと親不知ノ頭まで行ってみました。 |
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夕方になると風も出て来て4時50分頃、太陽が沈んでいきました。その後はきれいな夕焼け。 |
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